健康
気温が寒い日や暖かい日があった。自分で「今日は寒いから上着、着よう」と言い、着る。自分でチャックを閉めることができる子も増えた。散歩から戻ると「もう手を洗ったよ。」「もう替えたよ。」と自主的に身の回りの事を済まして嬉しそうに伝える。また生活の切り替えが早くできるようになり、片付け等にかかる時間が短くなった。排便の時に自分で拭くやり方を伝えると、家でも自分でやるようになったと保護者の方から嬉しい話があった。自分でできるようになったという自信が次への意欲を育てる。
人間関係
室内でも戸外遊びでも気の合う友だちと遊ぶことも楽しむ。並んだタイヤを渡って遊んでいるうちにバスマットを敷き始め、お家作りが始まる。せっせと砂場セットを運び、「いらっしゃいませ~」「キッチンカーなの」とお店屋さんごっこへと遊びが広がっていく。友だちとの関りが増えた反面ぶつかり合いも見られるが、保育士等の仲介を通して相手の気持ちに少しずつ気づくようになってきた。
環境
カルタ遊びに興味を持ち、誘い合って始める。最初は絵を見て取っていた子が「(読み札を)見せて」と同じ文字の札を探し、そのうち耳で聞くだけで札を取る。そうしていくうちに、書くことにも意欲を見せ、「これは、○○くんの“ま”と同じだね」と気づき、名前が記入されているカゴなどを見ながらクレパスを手に取り、塗り絵に使った紙の裏に書いていく。文字や数字に関心を持ち、自然と覚えていく過程をみる。
言葉
遊びの中に急に入ってきた友だちに対して「○○ちゃん、“入れて”って言って」「入れて」「いいよ」などと友だちとの関りの中で、言葉で伝えて解決しようとする姿が見られるようになった。また「ここはこうね。」「○○くん、こうして」自分の思いを伝え、話ながら気の合う友だちと制作や再現あそび、ごっこ遊びなどを楽しむようになった。
表現
いつでも手にできるように鈴を部屋に置いた。また音楽が聴けるようにCDプレーヤーを準備した。すると「今日はこCDが聴きたい」「クリスマスの曲だ。鈴を鳴らそう」と音楽を楽しむ姿があった。発表会の『どうそのいす』ごっこや『あわてんぼうのサンタクロース』の演奏を通して、友だちと一緒に歌ったり体を動かして表現することを楽しんだ。発表会が終わった後も余韻を楽しみ、気の合う友だちを誘って一緒に小道具で遊んだり歌ったりしている。