健康
手を洗う際には「石鹸でゴシゴシしてバイキンバイバイしようね」と声を掛けると、「バイバイ」と言って手を洗っている。着替えでは、「自分でやる」と保育士に伝え意欲的に取り組んでいる。着替えが一つ一つ着実にできるようになってきている。意欲もより強くなり、「できない」と言いながらも「お手伝いする?」と声を掛けると「自分で」と頑張っている。手伝ってほし時は「これやって」と伝えに来る。自分でできる物とできない物の区別ができるようになってきていると感じる。子どもたちペースで取り組めるよな援助を心掛け、手伝いを求める時には自分の部分を残しながら援助し、「自分でできた」という思いを持てるようにしていく。
人間関係
高月齢児は、友だちに「○○ちゃん遊ぼう」と誘い合う姿も多く見られるようになり、友だちと一緒にご飯を作ったり鉄棒をしたりして楽しんでいる。また、普段手遊びで行っている「3匹の子ぶた」を思い出し、「今オオカミから逃げてるの」と言い、バスマットを盾にして隠れて遊んでいる姿も見られる。保育者が一緒にやっていたことを子どもたちだけで遊んでいることに成長を感じる。低月齢児は、「おいで」と言って誘ったり手を繋いで歩いたりしながら友だちとの関わりを楽しんでいる。また、友だちと一緒に絵本を読みながら、知っている言葉や喃語を話してやり取りを楽しんでいる姿も見られる。
環境
進級に向けて午後の活動では、なるべく仕切りを開放して過ごしている。開放すると机でおままごとをしたり絵本を友だち同士で読む姿が見られた。また、米粉粘土遊びでは自分たちでコロコロし蛇を作れるようになった子どもが増えた。ままごとの鍋やコップ使ってジュースやご飯を作っている姿もある。子どもたちがやりたい遊びを選べるよう、棚の位置や玩具を増やすなどの工夫をし、室内遊びを充実させていく。
言葉
高月齢児は、2語文、3語文を話すようになり保育士や友だち同士で少しずつ会話をする場面もある。中月齢児は、単語や2語文がかなり出るようになってきている。保育士が絵本や紙芝居を読む中で、オウム返しをしたり「これは?」と疑問に思ったことを言葉にして伝えようとする姿が多く見られるようになってきた。低月齢児は、絵本を数人で読んでいる姿がある。指を指したり知っている単語や発語でやり取りを楽しんでいる。トラブルもあるが、友だちとの関わり方を遊びの中で学んでいけるような仲立ちを心掛けていく。また、場合によって読み聞かせの前等に全体で話す場を設けていく。
表現
クリスマス会では、ジングルベルをマラカスで演奏した。乳児全員がいる中で演奏は、緊張している顔を浮かべている子もいた。しばらくすると、雰囲気にも慣れ、マラカスを曲に合わせて振り、自分たちなりの表現を楽しんでいた。クリスマス会が終わった後はマラカスをままごとに使って調味料にしたり音楽が流れると、マラカスを振って自分たちで遊びをイメージを膨らませて展開させていっている姿が見られた。