健康
寒暖差や花粉のため鼻水が出る子が多かったが、全体的に大きく体調を崩すことなく元気に過ごすことができた。体力がついてきたこともあり、布団に入ってからも寝つくのに時間がかかることが増えてきた。眠れない時には静かに絵本を見て落ち着いてから入眠できるようにした。散歩や園庭から帰ったら、手を洗いに行くという習慣が身に付いてきた。手洗い場の前で腕まくりをして洗おうとする子もいる。
人間関係
仲間意識が育ち始め友だちと一緒を喜び、誘い合って遊ぶようになってきた。見立て遊びの中で時には友だちが思い通りにならないと、もどかしい気持ちを泣きながら保育者に訴える場面も増えてきた。個々の思いを受け止めながら気持ちを代弁し、仲立ちしていくようにした。また、友だちを気づかう心も芽生えてきて、休みの子を気にしたり、友だちが転んだ時には「大丈夫?」と側に駆け寄ったりする様子も見られる。
環境
散歩を通して友だちや保育者と手を繋いだり、目的地まで歩いたりすることを楽しむ。
歩きながら春の自然に興味を示し、「ピンクのお花だよ」「きれいだね」「かわいいね」と言って友だちや保育者と変化を楽しむ姿が見られた。移行保育の為、進級する日の3日前からちゅうりっぷ組の部屋で過ごした。環境が変わり寝つくのが遅れたり、眠りが浅くなったりする姿が見られたが、一人一人が好きな玩具を見つけて、落ちて遊ぶことができていた。
言葉
低月齢児も一語文、二語文を話すようになり、はっきりと聞き取れる言葉も増えた。保育者の名前や友だちの名前もよく呼ぶようになり、やりたいことや嫌な事も簡単な言葉で表している。高月齢児は子どもだけでの言葉のやり取りで遊びを発展していく姿が多くみられるようになる。嚙みつきやひっかき、叩いたりするトラブルは少なくなり「やめて」「いいよ」「かして」「あとでね」と言葉でのやり取りで解決したり、「○○まもっててね」と玩具を取られないように工夫したりする言葉も出てきた。
表現
子ども同士で好きなアニメの歌を口ずさんで体を動かしたり、キャラクターになりきってセリフを言ったりする姿が見られるようになる。また、流してほしい体操の音楽や歌ってほしい手遊び歌をリクエストして、より表現することを楽しんでいた。