健康
見通しを持って生活ができていることで、園庭から靴を自分で履き、友だちと手を繋いで散歩に出掛けることや、散歩から帰ると手洗い着替えを行うまでの流れがスムーズになった。また、給食の準備ができていることに気が付いた子は進んで席についたり、先生に絵本を読んでもらってから給食を食べに向かうなど、次に何をするのかを自ら考え、自分のタイミングで行動に移す子が増えてきた。
周りが気になり着替えを始められない場面においては、「お手伝いしようか?」と保育者が声を掛けると、「手伝って」と答え、少し手伝うと自分で脱ぎ着しようとする。そして、脱いだ服を袋にいれ、自分で袋を掛けに行くことが身につき、全員が進んで行うようになった。
人間関係
子ども同士で遊ぶ姿がよく見られるようになった。公園の小さな丘で一人が地面に横になりごろごろ転がって遊んでいると、それを見ていた他児が真似をして、一緒にごろごろして遊んだり、「○○くん、どこにいる?」「○○ちゃん、あそぼう」とお互いを気にして声をかける姿がたくさん見られるようになった。仲良く遊ぶ中で、玩具の取り合いもあるが、保育者が「○○くんが使っていたよ。なんて言えばいいのかな?」と声をかけると「かして」と言い、その後「いいよ」と渡してもらえると、笑顔で「ありがとう」とうれしい気持ちを伝えることができる子が増えてきた。引き続き、友だちとの関わりがスムーズにいくよう見守っていく。
環境
霜柱ができるほど寒い日。霜柱を見つけた子どもたちが手に取ると「つめたーい」と言い、保育者が「氷だよ」というと「こおり、こおり」と言いながら一生懸命カップに集める姿が見られた。また、公園の砂場で遊んでいるとスコップを持って地面や柱を叩き、音の響きを楽しんでいた。一人が始めると他児も一緒に行い、みんなで楽しむ姿が見られた。
言葉
子ども同士で会話をしながら遊ぶ姿がよく見られるようになった。砂場のテーブルにカップを並べ始め「こっち、こっち」「ケーキだよ」と友だちに声を掛けてごっこ遊びを始めたり、「ハッピーバースデー ツーユー♪」とみんなで歌を歌い始め、子どもたち同士での誕生日会が始まったりと、言葉のやり取りを楽しみながら遊ぶ場面がたくさん見られるようになった。
表現
戸外で遊んでいる時に何かの音が聞こえてくると、気になり空を見上げて、「あ、飛行機だ」「ひこうきぐもだぁ」と指差し、友だちや保育者に嬉しそうに教え、「バイバーイ」と手を振り見送る。また、「月だぁ。」「お月様がいるよ」と言い、指差す先をよく見ると、薄っすらと月が浮かんでいた。「よく見つけたね。きれいだね」と声をかけると嬉しそうに頷いていた。「ジャンプしたら届くかな?」とお話しする子どももいた。自分の思いを言葉で表現できるようになり、受け止めてもらえたことで、さらに伝えようとする姿が多く見られるようになった。