1歳もも組2019年度4月のまとめ

健康

進級児は、新しい環境や担任に戸惑いはあるものの、持ち上がりの担任がいることで落ち着き、安心して好きな遊びを楽しむ姿がみられた。

新入児は、保護者との別れに泣いてしまうことも多く、泣きやんでも思い出してまた泣いてしまうこともがあった。また、泣き疲れて眠ってしまったり、給食の味や形態に慣れていなかったりすることもあり、食事が十分にとれない子もいた。

新しい環境で疲れも見られ、発熱や咳、鼻水などが目立ち、休む子も多かった。

人間関係

進級児は、持ち上がりの担任を求めて甘えたり、泣いたりすることがあった。また、担任を取り合って他児とけんかになり、ひっかきや押し合いもみられた。しかし、顔見知りの友達がいることで子どもたちも安心するようで、お互いに呼び合ったり、同じ遊びを楽しんだりしていた。

新入児は、少しずつ担任やいつもクラスにいる職員の顔を覚え、側にいることで安心していた。離れると泣くこともあるが、近くにいることや、戻ってくることが分かると安心して遊び始め、他児や保育士の真似をして楽しんでいた。

環境

進級児は、移行保育を経て新しい保育室に慣れ、好きな玩具を見つけて遊んでいた。

園庭遊びや散歩でも、積極的に体を動かして遊ぶことを楽しんでいた。

新入児は、新しい環境に場所見知りする姿もあったが、なるべく担任と保育室にいられるようにすることで、少しずつ慣れていった。好きな玩具を見つけると自分から取りにいくようにもなり、園庭遊びでも探索を楽しんでいた。動きがおぼつかない子もおり、転倒なども見られたが、安全に遊べるようにしていった。

言葉

友だちや保育士の名前を呼んだり、歌やことばをまねしたりして、やり取りをたのしんでいる。まだ言葉が出ない子も、名前を呼ばれると反応したり、保育士が「いたたきます」と言うと手を合わせたりして、理解している様子が見られる。不安や甘えを泣くことで伝える姿を十分受けとめていくようにし、「さみしかったんだね」「○○したかったんだね」と、思いを言葉にしていくよう心掛けていった。

表現

保育士が手遊びや歌をうたっていると、真似をしたり、手をたたいて喜んだりしていた。体操の曲をかけると、はじめは様子をうかがうようにしていた子も、友だちや保育士の真似をして体を動かしていた。制作では、手型と足型を取り、丸シールを貼ってこいのぼりを作った。スタンプ台に手足を乗せることに慣れていない子もいたが、楽しんでやっている子の姿を見てやろうとしたり、保育士と一緒にやることで安心してやったりする姿もみられた。シールは、台紙から剥がすことが難しかったり、接着面が上下さかさまになってしまったりすることもあったが、指先の使い方を見ながらその子の発達に合わせて援助していくことで、次第に子どもたちも慣れ、シール貼りを楽しんでいた。

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