食事
全員が新入園児で、緊張や不安から、一週目は食事が進まない様子が見られたが、保育士の言葉掛けにより、口を開けようとしたり、好きな物を見つけて食べようとしたりする。好きな物が食べ終わると、エプロンを自分で取って保育者に渡し、終わりにするということを知らせる。月の後半になると、食べる量が増え、保育者と一緒に“いただきます”や“ごちそうさま”と言う子もいた。
排泄
「オムツきれいにしようね」と話しかけながら、ゆったりした雰囲気でのおむつ替えを心がけた。保育者に慣れてくると、自分からオムツを取りに行こうとしたり、「ごろん」と自分からマットの上に横になって、おむつをきれいにしてもらうのを待っている。排便があると「ち―でた」と気持ち悪いことを知らせに来る子もいた。
健康
二週目は発熱による欠席が多く、咳や鼻水が出る子も多くいた。こまめに検温をするようにし、急な体調の変化に気を付けた。園庭でたくさん身体を動かして遊んだ日は、静かで落ち着いた環境でしっかり午睡が取れるように環境を整えた。
情緒
中旬になると、子ども一人一人が安心できる保育者を見つけ、一緒に遊んだり、絵本を持ってきたり、気持ちが不安になった時に抱っこを求めたりして、安心して過ごす様子が見られる。朝、お母さんと別れる時には泣くが、保育士がしばらく抱っこして関わっていると落ち着き、自分から遊びに入ろうとする姿が見られるようになった。
言葉
園生活に慣れてきた下旬頃には「ひこうきいたね」と発見を保育者に知らせたり、自分の名前を言ったりと、発語が盛んになり、保育者と言葉でやりとりをすることが増えた。食事の時に、1人が「おかわり」と言うと、他の子も「おかわり!」と言って、言葉で気持ちを保育者に伝えている。