健康
寒暖差があったが、大きく体調を崩すことなく過ごすことができた。手を洗う時に「袖をめくろうね」と言うと、自分で袖をめくるようになった。玩具の片付けや靴下や靴を履こうとしたり、脱いだりと身の回りのことに挑戦する姿が増えた。子どもが興味を示した時はじっくり取り組めるように、時間と場所を作り、見守りながら援助した。食事が終わると、自分の布団に横になり、保育士等がそばにつくと眠りにつく。途中で目が覚めても保育士等を確認すると再び眠りにつく。安心した環境の下で生活リズムが定着した。
人間関係
散歩のときに、交代で保育士と手をつなぎ歩いて散歩をするようになった。「散歩にいこう」と声をかけると、自ら保育士等や友だちと手を繋ぐようになった。お部屋では『さんぽ』の曲を流すと手を繋ごうと保育士等や友だちに手を差し出し、繋ごうとする。
また友だちと一緒にアヒルやワニのプルトイを引っ張ってお散歩ごっこをしたり、車を走らせたりと仲良く遊ぶ姿が増えた。ニコニコ笑い合い、時には喃語でおしゃべりしながら遊んでいる。一方で自己主張が強くなり、押したり服をひっぱったりとトラブルも増えている。「押すのはいやだよ」「これがほしかったの?貸してって言おうね」思いを汲み取りながら、言葉で伝えることができるように仲立ちしている。
環境
運動の発達が著しい。階段を立ったまま上り下りをできるようなった。上手にバランスを取りソフトブロックで作った凸凹の一本橋を渡ったり、高いところからジャンプしたりと動きが活発になった。公園の築山に駆け上がり、下りる時は転ばないようにとゆっくり足を進ませる。体幹がしっかりし体の使い方が上手になった。
公園や散歩途中の軒先に咲く花などの植物を見つけると「ハナ」「はっぱ」と関心を示す。触ろうとする時には、一緒に触れ合い「優しくね」「この葉っぱ、柔らかいね」「お花、いい匂いがするね」と声をかけた。
言葉
散歩途中や絵本などで車を見つけた時、今までは全て『くるま』や『ブーブー』だったが、『バス』『救急車』など種類別に呼ぶようになった。絵本と玩具を交互に指差し「一緒」ともいう。また、友だちを指差し「これ(は?)」と言い、保育士等が「○○君だね」と答えると、“うん、うん”と頷き、また別の子を指差し「これ(は?)」と尋ね、やり取りを楽しむ。友だちの名前を呼んで話しかける子もいる。人や物の名前に興味を持ち、“知りたい”気持ちが高まっている。
表現
大きな模造紙にみんなでお絵描きをした。「どんな色がいい?」と好きな色を一本ずつ選んで描く。色を変えたいときは使っていたクレヨンを戻し、次の色を選んでいた。クレヨンをしっかりと握る。鉛筆持ちで持つ子もいる。丸や線を思い思いに描いて楽しんでいた。