0歳たんぽぽ組2022年度12月のまとめ

健康

12月初旬頃から、少しずつ嘔吐下痢の子どもが増えてきた。午睡明けに目を覚ますと大量の緩い排便や、何度も繰り返し下痢の様子が見られたため、保護者に体調の様子を伝えつつ可能な限り早目のお迎えをお願いすることもあった。全員が順番に胃腸炎にかかったため、玩具や保育室の消毒を念入りにし、また、子どもの体調や変化を保護者の方と話して共有するようにした。

人間関係

友だちや保育士と関わって遊ぼうとする姿が見られ、時には無理やりお友だちが使っている玩具を取ろうとして叩たかれたり嚙みつかれたりする姿が見られた。自分の気持を言葉で表現できない時期であるため、嚙みついた子にも嚙みつかれた子にもその気持ちを代弁していき、噛んだ子には、嚙まれたら痛いことを繰り返し伝えていくようにした。引き続きしっかりと傍について見守るのと同時に、心が満たされゆったりと過ごせるよう援助していく。

環境

雨の日や気温の低い時、又、鼻水が出ている子が多い日には、室内遊びを行った。

乳児用の平均台やマットを広い多目的室に準備して、危険の無いようにして遊んだ。

自分が今できないことも友達ができていると一緒に滑り台によじ登り、立ちあがって嬉しそうであった。友達と同じ環境に親しみ触れる中で、様々な物に興味や関心を持ってきている。

言葉

遊びのやり取りから「○○あった」「○○いた」などの二語文がでてきている。

「ジャンバー着て外に行こうね。」と言うと「○○ちゃんのジャンバー」と保育者の言葉をすぐ真似てオウム返しをしてくる。保育士は、言葉に込められた子どもの思いをしっかりとらえ、話したいという子どもの気持ちを汲み取り、言葉を補いながら会話が通じ合う喜びを満たしていきたい。

表現

いつも行く公園に着くと、今迄緑色だった銀杏の葉が、黄色に色づき沢山落ちて絨毯のようだった。黄色く色づいた葉を拾って、「みて!」と保育士のもとに持ってくる。

子どもは、自分が感じ取った事や心を動かされたことを、身近な人と一緒に楽しんだり伝え合ったりするようになる。来月も身近な環境に関わる中で、子どもたちと一緒に、見たり触れたり嗅いだりし、子どもの感覚に心を傾け寄り添っていく。

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