5歳ひまわり組まとめ・指導計画バックナンバー

5歳ひまわり組2021年度2月のまとめ

健康

2月から、自分のハンカチとティッシュを持参するよう呼びかけ、鼻水が出た時に自分でかんだり、外で手を洗う時は自分のハンカチで手を拭くようにしたりすることを促した。また、2月半ばからは午睡せずに1日を過ごせるよう生活リズムを変え、家庭でも早寝早起きを心がけてもらえるよう伝えていった。はじめは眠そうしていた子も、散歩などの活動時間が増えることを喜び、たくさん体を動かしていた。健康観察期間により登園を自粛することもあったが、手洗いやマスク着用を徹底していくようにした。

人間関係

3~7人ぐらいのグループで様々な遊びを展開していた。遊びの中でうまく行かないことや、意見がぶつかることがあると、自分たちで話し合ったり他の子が仲裁したりして、保育士が深く介入しなくても解決できるようになってきた。また、ルールを守りながら遊べるようになったことで遊びが充実し、子どもたちなりに工夫しながら遊びを展開していくようになった。また、自分の意見や要求を伝える中で、どう伝えたらいいか考える姿が見られ、相手の状況、他児との違いや良さにも気づけるようになってきた。

環境

午睡が無くなったため室内環境を変え、机上遊びのスペースに余裕を持たせた。環境が変わったことでやや落ち着かなくなることもあったが、動線を決めたことで次第に慣れていった。給食時の配膳もするようになり、どこに食器を置いたらいいか、何個数えたらいいかなどを考えながら取り組んでいた。室内では、構成遊びやお店屋さんごっこが充実するようにし、戸外では散歩の機会を増やしていった。午睡がなくなったことで疲れが見える子もいたため、1日を通して静と動のバランスが取れるよう活動内容を工夫していった。

言葉

話しを聞く態度や考える力が身につくよう、落ち着いて話ができる状況を作ったり、絵本を読んだりする時間を作っていった。友だちとの会話の中でも、どういう言葉で伝えたら気持ちよく話が聞けるか、どんな言葉をかけてもらうと嬉しいかなどを考え、言葉と心はつながっていることを伝えていった。劇ごっこや歌の練習では、台詞や歌詞を貼り出し、読んで覚えたり見ながら歌ったりできるようにし、覚えて言えるようになったことを褒めながら、気持ちを込めて言えるよう促していった。

表現

生活発表会に向けて練習する中で自分の役を表現することを楽しんでいた。台詞や動きがなかなか覚えられない子もいたが、友だちと一緒にやることで思い出したり、助けてもらったりしながら取り組んでいた。観客がいない状態での練習は、声が大きく出なかったり集中が続かなかったりすることもあったため、他クラスに見てもらいながら練習し、褒められたり認められたりすることで自信をつけていった。文集づくりでは、自分の顔や保育園での思い出を描いて振り返り、手型や足型をとって喜んでいた。…

5歳ひまわり組2021年度1月のまとめ

健康

年末年始の休み明けから、徐々に園の生活リズムを取り戻していけるようゆったりと過ごした。また、引き続き感染予防に努めながら、手洗い、うがい、マスク着用などを徹底するよう声をかけていった。また、健康な体を作るために必要な食材や習慣は何かを考え、絵本や劇ごっこを通じて健康な体作りについて考えていった。
身体測定では、先月看護師からプライベートゾーンについて話をしてもらったことをふまえ、男女に分かれて着替えと測定を行った。生活の中では時間や次の活動を意識して行動するようになり、見通しをもって活動に取り組んでいた。

人間関係

好きな遊びを楽しむ中で、劇や歌の練習など集団での活動も増やしていった。子どもたち同士で話し合ったり解決したりする力も育ち、相手の話や考えに寄り添うことができるようになってきた。その中でも、相手や状況によって納得がいかず解決に至らないときは、仲立ちしながらこういうときはどうしたらいいかなと投げかけ、一緒に考えるようにした。異年齢活動では、1年間を通して関わりを深めてきた縦割りのグループでお店屋さんごっこを行い、制作から販売、購入までの流れやベーの使い方を教えてあげる姿が見られ、頼られることで自信をつけていた。

環境

室内遊びの時間と外遊びの時間のバランスを考えながら、それぞれじっくり遊べるような環境と時間を確保していった。戸外では、十分体を動かして遊べるような公園に行き、自然物なども使って遊ぶことを楽しんでいた。園庭では、バスマットで家づくりをしたり氷オニをしたりと、友だちと誘い合って工夫しながら遊びを展開していた。他クラスがいるときと5歳児クラスだけのときとでは、遊び方や使える遊具に違いがあることを伝えながら、その場にあった遊び方ができるよう促していった。

言葉

就学に向けて話を聞くことの大切さやふさわしい態度を考えていけるよう伝えながら、朝の会や帰りの会では、体を正面に向け姿勢を正して聞くことを促していった。表現活動に向けての取り組みの中では、絵本から台詞を考えたり、状況や感情を踏まえた言葉を選んだりしながら、自分たちが言う台詞を決めていった。また、卒園文集づくりでは、聞かれたことに対して自分の考えをしっかりと言葉にして伝えたり、自分の名前を書いたりすることも行った。文字や言葉にして伝えることの大切さを感じられるよう、日常の会話の中でもうれしい言葉や気持ちの良い返事などを褒めて、他の子にも伝わっていくようにした。

表現

生活発表会に向けて劇の練習を始めた。ピーマンマンとかぜひきキンの絵本を題材とし、悪い菌から体を守るために必要な生活習慣や栄養について考えながら劇を構成していった。自分の役のイメージから衣装を考え、保育士や友だちと相談しながら作っていた。先月はペープサートを行ったが、自分自身で動きを表現することに慣れていない子もいたが、どうしたら見ている人に伝わるかを一緒に考えながら、台詞や動きを練習していった。異年齢活動では、お店屋さんごっこを通じ、それぞれのグループで制作を行い、難しい作業を任されることもあったが、今までの制作でやってきたことを活かしながら各グループ内で活躍していた。…

5歳ひまわり組2021年度12月のまとめ

健康

生活の中で時間や決まりを意識して生活するようになり、声をかけなくても時間に気付いて片づけをしたり自ら次の行動に移ったりする様子が見られるようになってきた。その姿を認めて褒めながら、周りにも知らせていくことで他児も気づいて行動していた。身体測定の際には、看護師からプライベートゾーンについての話をしてもらい、水着で隠れる部分と口は大切な所だから、汚い手で触ったり、誰かに触らせたり、ふざけて見せたりしてはいけないよと言われ、真剣に聞いていた。また、食育の一環としてクッキーづくりを行い、食材や調理過程に興味を持ち、楽しんで組むことができた。

人間関係

遊びの中で友だちと話し合い、ルールやアイデアを出しながら遊びを展開して楽しんでいた。集団としての活動や結びつきも強くなり、協力することの大切さや、みんななでやり遂げることでの達成感を味わうことができた。その中で意思がぶつかったり、気の合わない相手に対して語気が強くなったりしてトラブルになることもあったため、双方の意見を聞くところから始め、仲立ちしながら解決策を一緒に考えていった。また、生活の中で難しさを感じることや出来ないことがあることで自信を喪失しないよう、出来ないことは手伝ってもらったり、待ってあげたりすることも大切であると伝え、友だちのいい所に目を向けながら、違いを認め合えるよう促していった。

環境

室内で構成あそびや制作を十分楽しめるようにし、必要な物を揃えたり、使いやすいよう片付けたりしていった。子どもたちも自ら気付いて片づけをするようになり、使ったものを整理整頓することの大切さと気持ち良さを感じられるようになってきた様子だった。戸外では体を十分動かして遊べるよう、遠い公園まで散歩に出たり、園庭で十分遊べるよう時間を長く取ったりしていった。また、自然物や水や土を使った遊びを十分楽しめるような場所を考え、子どもたちの様子を踏まえながら、多くを禁止せずに危険がないよう遊びを見守っていった。年末には保育室の大掃除を行い、年始の準備に興味を持ちながら、生活の場を整え清潔にすることの大切さを伝えていった。

言葉

話を聞く時の態度としてふさわしいものは何かを考え、言葉を伝える時も受け取る時も、身体を相手に向け、目をしっかりと見ることで伝わっていることが感じられることを共有した。話を聞いていないことで困ることや相手が不快になることも実感し、より話を聞こうとする姿が見られるようになってきた。しかし、伝え方や態度によって喧嘩になることや、言い争いが過熱してしまうことも多々あった。言葉も暴力になることを伝え、相手を考えた言葉や伝え方について一緒に考えるようにした。表現活動の中では、役になりきった台詞を考えたり、声の大きさや話す速さを考えたりして、観客を考えた言葉の選び方を工夫していた。

表現

冬のパーティーに向けて絵本の「てぶくろ」を題材としたペープサートを作る活動をした。絵本と保育士が作ったペープサートを見て、自分たちもやってみたいと話し、積極的に取り組んでいた。自分の演じる役の動物を作る際、何を使ってどう作るかを話し合い、背景なども協力して作ることができた。練習の様子を他クラスや職員に見てもらい、感想から更に工夫を重ね、褒めてもらうことで自信を付けていった。本番は見事に演じ切り大きな拍手をもらうと、誇らしげな表情を浮かべていた。また、松ぼっくりや芋づるなどの自然物を使ってクリスマスに向けての制作を行い、より細かい作業や小さな素材なども使えるようになった。…

5歳ひまわり組2021年度11月のまとめ

健康

活動の区切りを時計の針で示したり、活動内容を書き出したりすることで、より1日の流れに見通しをもち、時間を意識して生活できるようになってきた。着脱や食事などでもある程度の目安の時間を決めて声をかけるようにし、時間内で終わらせることができるよう促していった。歯科検診では、歯科衛生士の方に歯磨き指導をしていただき、よく噛むことやしっかり歯を磨くことの大切さを知る事ができた。引き続き感染症予防のための手洗いうがいをきちんと行うとともに、早寝早起きなどの生活リズムを整えることや、様々な食材を食べることも健康な体づくりにつながることを伝えていく。

人間関係

遠足などの行事を通して、友だちと協力したり思い出を共有したりすることに喜びを感じられるようになってきた様子だった。友だちと関わる中で、意思がぶつかり合うことや意見が食い違うこともあるが、互いの思いを伝えあいながら折り合いをつけたり、解決策を考えたりすることもできるようになってきた。ぶつかり合う時には、伝え方やとらえ方によって相手が不快になることもあるということを知り、相手の思いにも気付けるよう仲立ちするようにした。集団で遊ぶことも増えてきたため、ルールや約束事を自分たちで決めて遊びを展開できるよう、保育士が深入りしないようにしながら見守るようにした。

環境

過ごしやすい気候となったため、戸外遊びや散歩の機会を増やし、遠足などの園外行事も楽しむことができた。散歩や遠足では、歩き方や交通ルールを考えられるよう声をかけ、安全に歩くための約束や公共のマナーを守ることの大切さに気づけるよう促していった。室内ではレゴブロックを出して遊べるようにし、小さなパーツが落ちないよう座って遊ぶことや、きちんと所定の場所に戻すことを約束とした。より細かな構成遊びができるようになり、目的をもって協力しながら作ることや、友だちと工夫し合いながら楽しむ様子が見られた。

言葉

話を聞くことの大切さを知り、指示を聞いて行動に移したり、話を聞く時の態度についても考えたりするようになってきた。その中でも話に集中できなかったり、指示がはいらない子もいるため、個別に声をかけるようにした。友だちとの関わりの中では、思いの伝え方やとらえ方で喧嘩になることも多いため、相手の立場や気持ちに気づけるよう仲立ちしつつ、どんな言葉で伝えたらいいかを一緒に考えるようにし、そして、コミュニケーションの中で言葉の選択肢が増えていくよう、保育士も子どもたちと一緒に伝え方や言葉の選び方を考えられるようにしていった。

表現

運動会後から、油性ペンと水彩絵の具で経験画を描く活動をした。今まではクレヨンで描いていたが、油性ペンで描いた絵に色を付けていくことで、より細かなところまで描けるようになってきた。また、想像ではなく経験したことが描けるよう、何があったか、何色だったか、何をして誰がいたかなどを話し、そして、写真を見せることでより鮮明に思い出せるような導入をした。活動後は、友だちと共通の思い出の中でも印象に残ったものや表現の違いを知ることができるよう、見えるところに貼り出して楽しかった思い出を共有できるようにした。…

5歳ひまわり組2021年度10月のまとめ

健康

次の活動に見通しが持てるようになり、片付けや準備を進んでやろうとする姿も見られるようになってきた。
マスクの着用や手指消毒も習慣化し、マスクを外す時や食事の時にはなるべく会話を控えるよう促していった。
戸外活動や散歩の機会を増やし、気持ちよく身体を動かせるようにし、運動会に向けてかけっこやリレー、荒馬踊りや縄跳びなどの練習をし、様々な体の使い方ができるようにした。

人間関係

運動会の練習を通して、仲間や協力することの大事さに気づけるよう、クラスで考える機会を設けた。クラス内で起きた問題や友だち同士のいざこざについても共有できるようにし、自分の事だけではなく、友だちの事や先生の話を聞く大切さを伝えていった。また、地域の人や友だちの保護者の話も聞けるよう促し、守るべき社会のルールや、円滑な人間関係を築くための約束などについても分かりやすく伝えいった。思いや意見がぶつかり合う場面でも、少しずつ譲り合ったり、折り合いをつけようとしたりする姿も見られ、話し合って遊びを展開するようになってきた。

環境

室内環境を整えることを意識し、使ったものを片付けたり、遊びを完結させてから次の活動に移ったりすることができるようになってきた。戸外では、植物や虫、気温などから季節の移り変わりを感じられるよう、散歩や戸外遊びを増やしていった。運動会の練習をするにあたり、十分な距離で走れるような公園に行ってリレーやかけっこを行い、ホールや園庭でも荒馬踊りやパラバルーンができるような環境を整えていった。Tシャツを染める活動では、園庭を広く使えるようにし、染料を入れたり洗い流したりしながら、色の変化や仕上がりを楽しんでいた。

言葉

自分思いや考えの伝え方、相手に合った言葉の選び方を一緒に考えながら、相手の立場や気持ちにも気付けるよう、一人一人の気持ちを受け止めながら仲立ちするようにした。言い争いになったり、強い言葉で指摘したりすることもあるが、言い方や伝え方を自分たちなりに考えられるようになってきた。友だちとの関わりをより良いものにするための言葉かけや考え方についても伝えながら、話を聞くことの大切さに気付けるようにした。ハロウィンの時期には謎解きゲームをし、文章の理解力や記憶力、今までの経験を使って楽しめるような内容にし、考える力を育んでいった。

表現

運動会に向けて縄跳びや荒馬、パラバルーンなどを練習し、自信をもって取り組めるようにした。また、苦手な事にもあきらめずに挑戦する姿を認め、励ましたり褒めたりしながら、自分ができることを表現できるようにした。友だち同士で見せ合う機会を作り、刺激し合いながら楽しんでいた。ハロウィンの制作では、張り子でバッグを作った。根気のいる作業だったが時間をかけて完成させ、すぐに完成するものではなくても、見通しを持って作ることができるようになってきた。…

5歳ひまわり組2021年度9月のまとめ

健康

次の活動に見通しが持てるよう時間を決めて伝えておくと、時計を見て片付けの時間を意識したり、生活の場を整えようとしたりする姿が見られるようになってきた。手指の消毒やマスクの着用なども定着し、自分で気付いてやろうとしたり、声をかけ合ったりしていた。肌寒い日には上着や長袖で調節できるよう声をかけ、自分で気付いてやれるよう促していった。過ごしやすい気候になってきたため、外遊びや散歩の機会を増やし、戸外で十分体を動かして遊べるようにした。

人間関係

感染症予防の観点からたて割り活動を見送っていたが、他のクラスのためにひまわり組でお祭りごっこをしようという話になった。それに向けみんなで話し合い、様々なアイデアを出して協力しながら準備をしていった。当日は3歳の子を連れてきて一緒に買い物したり、4歳の子に必要なお金やゲームのルールを教えてあげたりし、感謝されることを喜んでいた。なんの店を出すか、どうやって作るかも含めて自分たちで考え、一つの目標に向かってみんなで協力することの大切さや難しさを経験しながら、達成感を味わうことができた様子だった。

環境

出しっぱなしや使い過ぎに注意しながら、みんなが楽しく遊ぶために大切なことは何か考え、自分で気づけるよう声をかけていった。また、遊びを完結させてから次の活動に移れるよう、片付けを促したり一緒に掃除をしたりして心地よく過ごせるようにした。天気のいい日は園庭や散歩先でなるべく十分遊べるようにし、虫や自然物を見つけることができるような公園を選ぶようにした。室内でも工作用の素材を用意したり、カードゲームや塗り絵など机上で遊べるようなものを用意したりして、落ち着いて遊べるようにしていった。

言葉

友だちへの気持ちの伝え方や言葉の選び方、相手の気持ちを聞く姿勢や話し合う大切さを考えられるよう、絵本を読んだり、対話型観賞の活動を取り入れたりした。また、考え方や感じ方は人それぞれ違うことを伝えながら、一人一人の気持ちを受け止め共感しつつ、相手との違いを認め合えるよう促していった。言い争いになったり、他児の事を指摘したりすることも多いが、その言い方でいいかな、自分が言われたらどう感じるかな、と問いかけ、友だちとの関わりを見つめなおし、良い関係を気付くために大切なことを伝えるようにした。

表現

にじみ絵でできた色から自分のイメージを描いたり、ちぎり絵で絵本の世界を表現したりして、季節に合った制作活動を楽しむことができた。お祭りごっこでは、どんな素材を使って作るか、どうやって作ったらいいかを考え、今まで作ってきたものややってきた工作の技術を元に、自分たちで商品を作ることができていた。子どもたちの中から「こんな風にしてみたい」という意見が出た時は、助言したり必要なものを用意したりしながら、自由に表現や工作を楽しめるようにした。…

5歳ひまわり組2021年度8月のまとめ

健康

時間や次の活動を考えて行動するようになり、当番活動も自分たちで進められるようになってきた。水着の着脱やプールの支度を自分でするようになり、安全に遊ぶための約束についても守ろうとする姿が見られた。しかし、気持ちが高ぶると話が耳に入らなくなり自制が効かなくなる場面も見られたため、一度活動を止めて冷静になれるようにし、なぜ危ないのか、どうしたら安全に遊べるかを一緒に考えられるようにした。感染症対策では、室内遊びの際はマスクを着用し、食事中は机にパーテンションを立ててなるべく会話をしないようにしたり、手洗い後にアルコール消毒をするようにしたりすることを子どもたちに伝え、室内の換気や消毒を徹底した。

人間関係

子どもたちだけでゲームや遊びが成り立つようになり、互いにルールを伝え合ったり、一緒に考えながら展開したりするようになった。その中でも、意見の食い違いやルールから逸脱することがあると、口論になったり手が出たりすることもあったため、保育士が仲立ちしながらルールを確認していった。子どもたちの中からも場を仕切ったり、遊びを整理しようと声をあげたりする子も出てきたため、あえて子どもたちに任せて見守る時間も作り、子どもたち同士で解決する力が育っていくようにした。

環境

高気温で外に出られない日もあったため、室内で制作や構成遊びがた楽しめるような廃材や玩具を用意した。一日の流れや時間を意識できるよう、ホワイトボードに時間とやることを書き込み、気付いて行動に移せるよう声をかけていった。部屋の片付けや自分の身辺整理もできるよう、保育士も率先して片付けをするようにし、気持ちよく生活することや、物を使いやすくするための整理の仕方についても考えられるようにした。プールでは危険な物や行動を避け、気温や水温にも留意しながら水遊びを存分に楽しんだ。

言葉

ふわふわ言葉とちくちく言葉を共有するようになったことで、友だちから言われて嬉しかった言葉を発表したり、聞こえてしまった嫌な言葉についてみんなで考えたりするようになった。また、話を聞かないということもちくちくするねと話し、言葉は発するだけではなく聞くことも大切だと言うことを伝えた。また、言葉遊びも楽しむようになり、難しい虫の名前や早口言葉を練習し、言えるようになると発表して喜んでいた。文字や数字の読み書きができるようになった子も多いため、当番活動や制作の中で自分の名前や数字を書く機会を作った。

表現

自分なりに工夫して制作をしたり、作ったものを売ってお店屋さんごっこをしたりして楽しんでいたため、制作の幅が広がるようなものを用意し、常に補充して自由に使えるようにした。友だち同士で協力しながら作る姿も見られ、構成遊びもより豊かになっていった。ホールではカプラで大きなタワーを作り、天井まで積み上げることを目標にほぼクラス全員で取り組む姿も見られ、見事天井まで到達すると喜んでいた。体操やプール活動では、音楽に合わせて踊ったり、色々な生き物になりきって泳いだりして体を使った表現を楽しんでいた。…

5歳ひまわり組2021年度7月の保育日誌

7月2日(金) 雨
朝から工作を楽しんでいたため、今まで作りためていたものや新しく作れるようになったものでお店屋さんごっこをすることにした。どの店を担当したいか話し合いで決め、折り紙で作った動物やバッジ、三つ編みや紙テープで作ったアクセサリーを準備して3,4歳児に買いに来てもらった。“べー”を使った計算も少しずつ出来るようになり、異年齢児とのやり取りも楽しんでいた。

7月9日(金) 雨
2回目の対話型鑑賞を行い、前回とは違う絵を見て気づいたことを発表し合った。アートゲームとしての活動が子どもたちの中にも定着し始め、絵をじっくり見たり、こまかな所まで見ようとしたりする子が多くなった。また、友だちの意見を聞いて同じところに注目し、他の見方や意見、気づきを話す姿も多く見られた。ただ、集中が続かなかったり、他の人が話していても聴いていなかったり、自分の話をしたりと聴く力が弱い子もいるため、そこも含めて育つような活動を工夫していきたい。

7月13日 (火) 曇り
おやつに提供されるトウモロコシの皮をむく活動を行う。皮が何枚あるか数えたり、むいた皮やひげを使って遊んだりして楽しんでいた。また、外側と内側では皮の色や薄さが違うことに気づいたり、匂いを嗅いでみたりして、不思議に思ったことを確かめようとする姿も見られた。むき終わると大きさを比べて喜び、栄養士からも「手伝ってくれてありがとう」と感謝され、さすが年長さんだねと褒められると嬉しそうにしていた。

7月20日 (火) 晴れ
クラス全員で言葉について考える機会を設けた。まず言葉とは何かと問いかけると、話すこと、ものをあらわすこと、書いたりよんだりするものいう意見が出た。まずは言葉遊びとして早口言葉や逆さ言葉のゲームを行い、次にちくちくとふわふわという絵本を見てから、ふわふわ言葉とちくちく言葉について話し合った。言われたらいやな言葉や傷つくことは心がちくちくして、優しい言葉や嬉しいことは心がふわふわするねと共感し、様々な言葉を出し合って、ふわふわ言葉がたくさん増えるといいねと話していた。…

5歳ひまわり組2021年度6月のまとめ

健康

一日の流れに見通しをもちながら、生活や遊びのルールや約束の大切さを考え守ろうとする姿が見られるようになってきた。また、食育の一環として食材の下処理を手伝ったり、畑で育てている野菜を収穫して食べたりする活動も取り入れていった。野菜の旬や栄養についても知ることができるよう栄養士から話をしてもらい、体を作り免疫を高める野菜について考えたり、野菜の生長を見守ったりしていった。看護師からもうがいと歯磨きについての指導をしてもらい、口腔内の衛生や歯を守る大切さのついて知ることができるようにした。

人間関係

友だちと協力しながらお店屋さんごっこをしたり、集団でゲームをしたりして楽しんでいた。互いにアイデアを出しながら役割を分担したり、やり方を教え合ったりしながら遊びを展開し、子ども同士で考えながら遊ぶようになってきた。関わりの中で自分の考えや思いを伝えることはできても、相手の思いを受け入れたり話に耳を傾けたりすることが難しい場合もあったため、冷静に話ができるよう仲立ちしながら互いの気持ちを整理していくようにした。

環境

お店屋さんごっこが盛り上がり“ベー”を使って売り買いを楽しんでいたため、イメージしたものを作るために必要な材料を用意したり、どうすれば作れるかを一緒に考えながら援助したりしていった。過ごしやすい気候の日は、思い切り体を動かせるよう散歩や園庭遊びの時間を多くし、虫や草花など自然と触れ合える機会を大切にした。6月後半からはプールも始まり、夏ならではの遊びとして水や泥を使って思い切り遊べるよう、安全を第一に考え見守っていった。

言葉

時の記念日にちなんで時計を作り、数字や時計の読み方に親しめるようにした。友だちとの関わりの中で言葉使い方や伝え方を考える姿も見られるようになり、要求を伝えるときの言葉や、相手の気持ちを尋ねる言葉なども一緒に考えられるようにした。また、様々な絵本にも親しめるよう図鑑や時計の本、歴史の本なども本棚に置くようにし、クラス育てている野菜や昆虫の育ちについても知れるような本も用意していった。

表現

一つの作品について感じたことを伝えあう対話型鑑賞を行った。絵を見て気付いたや感じたことを言葉で表現し、細かいところに気がついたり、不思議に思ったことから仮説を立てて考えたりする姿も見られた。作品をじっくり見ることや、ほかの人の話を静かに聞くことが苦手な子もいたが、自分の考えを自由に表現する楽しさから自己肯定感を高められるよう働きかけていった。また、雨の日には全身を使って大きな紙に筆で雨を描いたり、バブルアートであじさいを表現したりして楽しむことができ、お店屋さんごっこや季節の製作を通して様々な技術を使って作品を作ることを喜んでいた。…

5歳ひまわり組2021年度5月のまとめ

健康

活動に見通しをもって取り組むようになり、一日の予定や次の活動を考えて行動するようになってきた。
また、生活や遊びの中で守るべきルールや約束の大切さを考え、守るからこそなり立つ活動や、楽しめる活動があるという事を経験の中から身につけていった。また、看護師から手洗い指導をしてもらい、蛍光ジェルを塗って手洗いを行った。ブラックライトで手に残ったジェルを確認すると「ここにこんなに残ってる!」といって、次に手を洗う時に気を付けている姿も見られた。

人間関係

友だちと一緒にゲームをしたり、お店屋さんごっこをしたりして楽しんでいた。気の合う子と合わない子がいる中で、互いに折り合いをつけようとする姿も見られるが、ぶつかり合うことも多かった。自分がされて嫌だったことや、相手に対して言いたいことがあるときはまず自分で伝えるよう促し、状況を整理しながら伝え方を提示したり、やり取りを仲立ちしたりしつつ見守っていった。春の遠足では、4歳児との関わりを深めながら一緒にスタンプラリーをしたり、縦割りの活動を楽しんだりして交流した。

環境

室内の玩具の使い方やゲームのルールなどが分かるようになり、友だちや保育士と楽しんでいた。使ったものを片付けてから次の遊びをするよう声をかけながら、整理整頓が身につくようにした。また、お店屋さんごっこを始めたため、売り買いして楽しめるように“べー”を用意したり、折り紙や空き箱などを用意したりして、作りたいものやイメージしたものを形に出来るような素材を室内に常備するようにした。戸外では、過ごしやすい気候の中で思い切り体を動かせるよう、遠足や散歩、野菜や花の苗を植えるなどして、自然と触れ合う機会を多く作った。

言葉

読み書きが出来るようになったことで活動の幅も広がり、本を読んだり手紙を書いたりして楽しんでいた。
また、当番活動やお店屋さんごっこを通して数字にも親しみ、”べー”を使って計算したり、売り買いしたりしていた。友だちとの関わりの中では、円滑な人間関係を築くための言葉の使い方や伝え方がまだ難しいため、保育士が状況を整理しながら仲立ちし、どんな言い方だったら喧嘩にならないか、嫌な気持ちにならないかなどを考えられるよう、具体的な言葉で代弁したり、子どもたちから言葉を引き出したりしていった。

表現

お店屋さんごっこを通して制作を楽しみ、紙を丸める、切る、折る、貼るなどの基本的な技術から応用して、保育士と一緒に作品を作れるようにしていった。遊びの中で店員側と客側の役割を交代したり、自分で考えた店を出すことで楽しめるようになり、様々なアイデアから遊びが発展していくよう、一緒に考えたり工夫しながら取り組んだ。また、遠足後には、遠足で楽しかったことをクラスの皆で報告し合い、友だちの話を聞いたり、自分の話をすることで思い出を共有し、絵を描いて表現した。…