健康
休園期間が長かったため、久しぶりの登園となる子が多かった。園生活の流れを思いだしながら、無理なく生活リズムを足り戻していけるようにした。また、登園時は検温をしてきてもらうようお願いし、体調や精神面の変化に気をつけながら過ごした。家庭で過ごす時間が長くなっていたことで、午睡の習慣がない子や、寝ることを嫌がる子も多かった。長い園生活の中で、体を休めることは大切であると子どもたちに伝えながら、保護者の方とも相談し、13時頃から30~40分は布団に入り体を休め、寝付けない子は静かに机上遊びをするようにした。
人間関係
久しぶりに友だちに会えたことを喜ぶ子が多かった。ままごとや構成遊びなどで、友だちのしていることに興味を持ち、同じことをして遊ぶ楽しさを感じているようだった。その中で、意見や主張がぶつかったり、思い通りにいかないことにいら立ち、けんかになったりする場面も多かった。仲介しながら、相手の意見や思いに気付けるような声掛けをしたり、自分たちで解決しようとするときは見守ったりしていった。
環境
休園期間中に室内の環境設定を変え、ままごとやごっこ遊びが充実するような玩具を多く配置した。また、ブロックなどの構成遊びや、塗り絵などの机上遊びもじっくり楽しめるようにしたことで、それぞれが好きな遊びを見つけやすくなった。また、遠足に向けて散歩の機会を増やし、園外に出るときの危険や約束についてしっかりと伝えるようにした。戸外では、虫探しや色水遊びなどをして楽しむことができた。
言葉
自分の意見や思いを言葉にして伝える中で、言葉が乱暴になったり、語気が強くなりすぎたりすることが多くなってきた。反対に、なかなか思いを言葉にできない子や、うまく自分の意見を伝えられない子もいるため、お互いに話が聞けるよう仲立ちしたり、保育士が仲介して思いを代弁したりしていった。その場にふさわしくない言葉や、相手を傷つけるような言葉をいう子には、正しい言葉やふさわしい言葉で言い換えるようにし、そういった言葉は使わないでほしいと伝えていった。
表現
構成遊びや机上遊びでは、自分なりのイメージを具体化しながら楽しんでいた。ごっこ遊びでは、役になりきったり、友だちとイメージを共有したりしながら遊んでいた。数字や時間への概念が持てるよう、時の記念日にちなんだ制作をすると、自分で作った時計の短針と長針を動かして喜んでいた。それぞれが自分の好きな遊びを通して表現する楽しさを感じられるよう、必要なものを用意したり、できた作品を飾ったりし、ほめて自信につながるようにした。…
健康
感染症の影響で登園を自粛する家庭もあったが、登園している子は元気に過ごせていた。
進級にあたって生活の流れが変わったこともあり、手洗いやうがいを忘れてしまったり、
着替えを嫌がったりする子もいた。生活の流れの中で、自ら気づいて習慣になっていくよう、一人ずつ丁寧に声をかけいくようにした。
人間関係
友達同士で進級を喜び合ったり、目新しい玩具で遊んだりして楽しんでいた。その中で、
取り合いや意見の食い違いでトラブルになることも多かった。言葉よりも先に手が出てしまうことも多いが、子どもが自分の思いに気付いたり、相手の思いに気付けたりするよう、原因や理由を掘り下げて聞くようにした。
環境
移行保育から4歳児クラスで過ごしていたこともあり、保育室には慣れてきたが、玩具の
使い方や過ごし方がまだわからない子も多かった。子どもの様子にあった玩具を置くようにし、棚の配置や玩具の入れ替えを行った。ごっこ遊びが好きな子も多いため、生活再現遊びが盛り上がるよう、バンダナやスカート、バッグや化粧水の空き容器などを用意した。すると、自分で好きな物を選んで身につけたり、買い物ごっこやままごとなどを楽しんだりしていた。
言葉
遊びの中で、友だち同士の会話が盛り上がり、同じ経験をしたことを話して喜んでいた。
自分の思いを相手に伝えようとするが、語気が強くなってしまったり、相手の話が耳に入らなかったりして、トラブルになることも多かった。言葉の使い方や言い方を丁寧に伝えながら、自分の気持ちや考えを言葉にして伝えやすいような雰囲気を大切にした。
表現
構成遊びをしながら、じっくり自分の好きな物を作って遊んだり、ごっこ遊びを通して、友だちと遊びを共有したりして楽しんでいた。作った物や考えたことを認めてほめながら、自信につながるようにした。また、工作ができるコーナーを充実させるため、はさみやのり、テープやペンなどの道具を常設した。また、折り紙だけでなく、画用紙やコピー用紙、塗り絵なども常に十分な数があるようにし、使い方を丁寧に伝えながらも、危険ではないことは禁止せず、自由に制作を楽しめるようにした。…
健康
「きょうは身体計測があります」と伝えると、園庭遊び後すぐに服を脱いで体重計の前に並ぶなど、見通しをもって行動する力がついてきた。戸外遊びではリレーが人気で、ひまわり組さんとの対抗リレーに挑戦し、負けると本気で悔しがる姿も見られた。給食も食わず嫌いが減り、ついにクラスの給食残しがゼロの日が来た! 子どもたちも大喜びで「きょうはぜんぶたべました」と調理室に手紙を書く子もいた。
人間関係
ゲームでライオン役をやりたがる子が多数出た時、ジャンケンで1から8番までの順番を自分たちで決めていた。時間切れで翌日に持ち越しても、「ライオンは○○ちゃんからだよね」と順番を覚えていてスムーズに再開できた。幼児3クラス合同の手つなぎリレーではすみれ組さんの歩調に合わせて走り、動物狩りゲームではすみれ組さんを手招きしながら輪の中に入れてあげる優しい姿も見られた。
環境
菜の花を買いに花屋さんに出かけ、花束を担いで意気揚々と帰園したが、ひな祭り会食で【菜の花のお浸し】が出てくるとビックリ。「菜の花って食べられるんだ!」「ちょっとにがいね」と感想を言い合っていた。ひまわり組での移行保育が始まると、目新しい玩具や長寿のクワガタに夢中になり、新しい保育環境が気に入った様子。1日だけ雪が降った翌日はわずかな雪を追い求めて公園中を探索していた。
言葉
お別れ会や入園・進級を祝う会で贈るコトバをみんなで考えた。ホワイトボードに子どもたちのアイデアを次つぎに書き出してつなぎ合わせると、立派なメッセージが完成。何度か復唱するとすぐに覚えてしまい、本番では声を揃えて言うことができた。お話しの会最終日はロシアの民話「ゆきんこ」。長めの素話だったが物語の世界に引き込まれ、終わったあともしばらくシーンとして余韻を楽しんでいた。
表現
卒園式リハーサルの見学では、「泣きそうになった」と感動しきり。「ひまわり組さんが絵本(卒園証書の代用)をもらうとき」「みんなで歌ったとき」など、その理由もイキイキと話してくれた。麻ヒモを巻き付けた牛乳びんにスパンコールをあしらう花びん作りでは、等間隔にあっさり貼る子・ビッチリ貼り巡らせる子・「アナと雪の女王みたいでしょ?」とイメージを膨らませて貼る子など、自分なりの表現を楽しんでいた。…
健康
靴のかかとで地面に線を引きながら、子ども同士でドッジボールを始めるようになった。ボールを投げたりボールから逃げたりするのがとにかく楽しいようだ。他にもシッポ取りやライオンゲームなどで思い切り走り回り、気が付けば半袖になってしまう子もいた。着替えに時間がかかる子も、お絵描き当番のときには素早く着替えをすませ、お絵描きに取り組むようになってきた。
人間関係
「劇の秘密練習したい!」とセリフを描いた紙を自主的に持ち出し、同じ出番の子同士で練習する姿が見られた。公園でのドロケイでは、途中で「作戦会議しよう」とケイサツ役の子が集まり、どうしたらドロボウを捕まえられるかを真剣に話し合う場面もあった。お誕生会の質問タイムで、「手を挙げたのに指してもらえなかったー」と不満を言う子が今月はゼロ! 心の成長を感じた。
環境
「年齢+1個」分の節分豆を配るとすぐに数え始め、「私は6個。○○ちゃんはまだ4歳だから5個だね」と様ざまな気付きがあった。園庭では「バナナ虫いたー」と久々に虫を捕まえて興奮気味。丁寧にバケツの中に入れ、代わるがわる覗いていた。タイヤを3個積み上げた中に潜り込み、それを並べると、「モグラたたきゲームが出来るよ」と思いつき、楽しい遊びに発展させていた。
言葉
「ひまわり組になったら○○したい」という会話が増え、「たけうまするのがたのしみです」など、文字に書いて発表する子も多くなった。朝夕の会で、担任や友だちの話しに耳を傾ける姿勢が出来つつあり、挨拶もハキハキしてきた。「心が強い人ってどんな人?」と尋ねると、「優しい人」「正義の味方!」などいろんな意見が出てきた。今後も言葉について考える機会を持ちたい。
表現
ネコバスを絵の具で塗る活動では、端から丁寧に塗る子や気持ちの赴くままに塗りたくる子など、個性がにじみ出ていた。生活発表会ではアドリブ入りで「となりのトトロ」の劇をやり遂げ、ダンスも楽しそうに披露した。「青い空に絵を描こう」も元気いっぱいに歌い、保護者からの拍手喝采に大喜びだった。ひな飾り制作で使う千代紙と色画用紙は、色合いを考え慎重に選んでいた。…
健康
上着を着て戸外に出ても「暑い!」とすぐ脱いでしまうほど、活発に身体を動かしていた。岩山からのジャンプや壁のよじ登りなど、忍者修行を頑張っていた。初散歩の済美公園では、その前方に起伏に富んだ芝生土手が広がっていたが、斜面も何のその!縦横無尽に走り回っていた。乾物食材を使う伝統的な煮物クッキングにも楽しく参加し、「おいしーい」と何杯もおかわりしていた。
人間関係
2~3日休んでいた子が登園すると、「○○ちゃん来た!」「元気になって良かったね」と嬉しそうに迎え入れていた。布団の上げ下げや食器の片付けも「自分たちでやりたい」と言い出し、意欲的に取り組む姿が見られるようになった。また砂場遊びで山作りをするとき、「白砂かけてね」「こっちはトンネルを掘るよ」など役割分担しながら、大きな集団の輪で楽しむようになった。
環境
新年子ども会では「十二支」「おせち料理」の話に興味を示し、コマ回しや羽根つきなどの正月遊びを楽しんでいた。「ダイヤ凧と骨付き凧」をみんなで手作りし、どちらが高く上がるか比べ、「風が吹くと、走らなくても凧が上がったよ」と感動していた。石拾いもブームで「恐竜の化石発見!」と自慢し合っていた。「英語で遊ぼう」では曜日や月の単語に関心を寄せ、歌いながら覚えていた。
言葉
生活発表会でやる「となりのトトロ」の絵本を読み聞かせると、どの子も瞳を輝かせて物語の世界を楽しんでいた。さらに劇のセリフを掲示すると熱心に拾い読みしたり、担任の声出しに続いて復唱したり、どの子も言葉遊びに意欲的だった。「動物狩りに行こうよ」は、動物名(例えばキリン)が何文字かを数え、その人数(3名)が集まって座るというゲームだが、夢中になって遊んでいた。
表現
保育参加のお母さんが弾いてくれた「となりのトトロ」の曲をウットリしながら聴き、サビの部分はみんなで口ずさんでいた。「ワルツ」のリズム打ちにも挑戦。最初はバラバラだったが、だんだん音がまとまり見事3拍子になると、どの子も笑顔になっていた。鬼のお面作りでは用意した4色(赤青黄緑)ではなく、「黒オニを作る」と主張し黒絵の具で立派な黒オニを完成させる子もいた。…
健康
氷オニだけでなく様ざまなバリエーションの鬼ごっこを楽しむようになったが、「入れて」と仲間入りする子が増え、集団の輪が大きくなってきた。雲梯や鉄棒にチャレンジしたり、お山の滑り台を下から駆け上ったりするなど、とにかく身体を動かす遊びに夢中だった。リズム運動では、「ひまわり組さんのスキップやギャロップをやりたい!」と意欲的に取り組み、「出来た!」と大喜びしていた。
人間関係
トランプや双六が人気となり、友だちとルールを守りながら楽しむようになった。会食で使用した手作りランチョンマットは、ティッシュで汚れを拭き取ってリュックにしまうなど、自分で考え行動する姿が見られた。年末には自分の椅子や身の回りをきれいにしたあと、「床や窓も拭きたい!」とクラス全体の大掃除に取り組んでいた。今後も子どもの意欲や主体性を伸ばすような活動を計画したい。
環境
収穫したサツマイモで干し芋を作り、伝統的な保存食に興味を持つことができた。【焼き芋】と【干し芋】の味や触感の違いにも気付き、食べたあとに感想を言い合っていた。公園では「恐竜の化石探し」がブーム。様ざまな石を見つけては「これは歯の部分かな?」といったやりとりが見られた。商店街散歩では大きなクリスマスツリーに歓声を上げ、いつもと違う街の雰囲気を感じていたようだ。
言葉
ブーツや正月飾りの制作では、担任の説明をしっかり聞きながら取り組み、分からない子には友だちが「こうするんだよ」と言葉と実演で教えていた。散歩中にダジャレ・しりとり・クイズを出し合うなど、子ども同士で言葉遊びを楽しむ姿も見られた。また【お絵描き当番】は人気があり、夕方の会で自分の描いた絵を見せながら「これは〇〇についての絵です」と嬉々として説明していた。
表現
冬のパーティで「ジングルベル」を楽しそうに歌い、お別れの会では「パプリカ」を元気いっぱいに踊るなど、表現する楽しさを味わっていた。初めてのマーブリングには目を輝かせ、松ぼっくりのツリー作りでは色鮮やかなビーズ類に心をときめかせていた。クラシック音楽をBGMに観劇したブラックパネルシアターにも感動する姿が見られた。今後も豊かな感性を育む活動を取り入れたい。…
健康
公園の築山を上り下りしたり、跳び箱や平均台を使ったゲームを楽しんだり、身体を思い切り動かして遊んだ。歯磨き指導や不審者対応訓練を通して、自分の身体を健康に安全に守るための方法も学んだ。サツマイモ蔓のキンピラ作りでは調理過程を興味深く見学し、「おいしい!」「おかわりちょうだい!」と大喜びで食べていた。11月中旬までは「半袖がいい」と自ら薄着を選ぶ姿も見られた。
人間関係
席替え後、新しいグループ名を話し合ってもらった。4グループともジャンケンや多数決の方法で、もめることなく決め、嬉しそうに発表してくれた。2歳児クラスとの合同散歩では優しく手をつないでお世話したり、5歳児クラスのドッジボールに仲間入りして刺激を受けたり、異年齢の友だちとの豊かな交流が広がった。「今日は何の当番かな?」と当番活動も毎日心待ちにしている様子だ。
環境
公園では様ざまな自然物を虫メガネで覗き込んでは「スゴイ!」と興奮し、「こっちも面白いよ」と声をかけ合っていた。腐葉土袋の中で育てたサツマイモを収穫したあとは、芋の大きさ比べをしたり、太茎でクリスマスリースを作ったりしていた。勤労感謝の前にお仕事絵本を読むと、世の中には様ざまな仕事があることを知り、「ママのお仕事って何だろう?」と関心が高まっていたようだ。
言葉
言葉遊びや抑揚がつけやすい絵本を読むと、すぐに暗唱して言葉を楽しんでいた。また「うんち」の絵本は大人気で、読み聞かせ後は「私トイレに行く。我慢したら身体に悪いって書いてあったから」とトイレに行き、便の色や形状を絵本さながらに解説する姿も見られた。「パパのお誕生日なの」と、大好きな家族や友だちにお手紙作りをする子も増え、文字を書くことへの興味もさらに高まった。
表現
スティールパンの演奏会では大好きな曲が流れると、一緒に歌ったり友だちと手をつないで踊り出したり、身体全体で楽しんでいた。サツマイモのお絵描きでは収穫した芋を見ながら、個性的な作品を絵の具で描き上げた。その後も、「お芋色の手形を押そう」など、自由に新聞紙に手型を押すなどの表現活動に取り組んでいた。月末には「虹」をみんなの前で歌う機会があり、嬉しそうだった。…
健康
大繩くぐりではタイミングをつかめず立ちすくむ子もいるが、友だちが手をつないでくれることで勇気が出て、くぐり抜けに成功していた。運動会に向けての体操やリズム運動にも意欲的になり、ギャロップやスキップなどの全身運動を友だちと一緒に楽しんでいた。公園のグラウンドに行くと、「運動会ごっこしようよ」と子ども同士で声をかけ合い、夢中になってかけっこをする姿が見られた。
人間関係
園庭で年少の子どもたちが水道に近づいてくると、「ちゃんと並んでください」「お水屋さんでーす」と言いながら、蛇口をひねってあげていた。妹や弟がいる子は、鬼ごっこに混ぜてあげたり、靴を履かせるお世話をしたりすることもあった。一方、年長クラスが開いたお店屋さんに招待されたときは、遊び方を教わりながら交流する楽しさを味わっていた。このような機会を引き続き作っていきたい。
環境
クッキングに使うハムとチーズを買うためにスーパーへ行った。帰り道の商店街で、「ここは何のお店でしょうか?」と質問すると、店先を観察しながら「歯医者さん!」「八百屋さん」「クリーニング屋さん?」と答えていた。散歩道中で見かけた宅急便の車と郵便車とでは、一体何が違うのか不思議がる子もいる。自分たちが暮らす街に様ざまな興味を示す子どもたちと、今後も街探検を続けていきたい。
言葉
朝の会で1日の流れを書き出し、おやつ後に絵本を借りに行くと伝えた。すると、「お昼寝しないで帰る日だから、もっと早く絵本を借りに行きたい」との意見が出た。「今からすぐ行く?」「お昼ご飯の前は?」とみんなが言い合う中、「【英語で遊ぼう】が終わって、園庭で遊ぶ前に借りに行こう!」と子どもから新たな提案が。「いいねぇ」とみんなも賛同して一件落着。話し合う力がついてきたと感心した。
表現
お店屋さんごっこのキャンディ作りや、ボーリングのピンにキラキラテープを飾り付ける活動を友だちと一緒に楽しんでいた。カバン作りでは友だちの作品にも刺激を受けながら、一人一人が創意工夫している姿が印象的だった。またお店屋さんの看板を作っていると、子どもたちが「何してるの?」と寄ってきて、余白部分へカラフルな絵を描いたり文字を書いたりして、自由な表現を楽しんでいた。…
健康
プールではカエルやアヒル歩き、水中を歩き回って水流を作る「洗濯機ごっこ」などが大好き。フラフープ遊びも人気で、「ボクはこの高さにして」「私は低いほうがいい」など、一人一人が高さを細かく指示しながら、イルカジャンプやワニくぐりを披露していた。園庭では大半の子が裸足になり、水遊びや泥んこ遊びをたっぷり楽しんだ。シャワーの浴び方を実演すると、真似しながら自分で出来るようになってきた。
人間関係
制作活動でマーカーが机についてしまった。「どうすれば良かったかな?」の声かけでみんな真剣に考え、「これからは新聞紙とか敷いたほうがいいね」との気付きにつながった。また耳痛の友だちを気づかって、「小さな声で話そうよ」と言い合う姿や、友だち同士のやりとりで緊張が走っていると、「どうしたの?」と仲裁に入る姿が見られるなど、仲間との関わりを深め、思いやりの心が育まれる場面が増えてきた。
環境
カブトムシが2匹動かなくなると、「ガンバレーって応援すれば動く?」「違うよ、お空にいっちゃったんだよ」など様ざまな意見が出た。園庭の片隅に埋めると、一人一人がそっと土をかけながら別れを告げているようだった。これからも生き物との触れ合いを通して、生命の尊さを伝えたい。8月下旬には今まで見たこともない草花やセミの抜け殻・羽を発見して、「不思議な世界!」と言い合う姿も見られた。
言葉
夕方の会で一人一人に発言してもらいそれを板書すると、子どもたちは興味津々で文字を読み上げていた。自分と同じ意見を先に言われて怒り出す子もいたが、正ちゃんマークを使って「同じ考えの子がいるのは嬉しいね」と声かけし、さらに「自分と違う考えが出てくるのも面白いね」と伝えた。みんなワクワクしながら発言し、自分と同じ意見が出ると「私もそう思う!」と手をあげるようになった。
表現
クレヨンや絵の具でのお絵描きが終わったあとも、机上に敷いてある新聞紙に自由に絵を描いている子どもたち。顔写真にヒゲやメガネを描き加えたり、新聞紙の端から端まで色を塗り重ねたりして、表現遊びを楽しんでいた。地元の阿波踊り祭りを体験してきた子どもたちは「阿波踊りごっこしよう」と誘い合い、ホール中を踊り歩いていた。鈴やタンバリン、太鼓を出すと嬉しそうに打ち鳴らす姿も見られた。…
健康
ゴム跳びやゴムくぐり、フラフープくぐりなどのリレーが大好きな子どもたち。「もう1回やりたい!」と積極的で、何度も繰り返し遊んでいた。雨上がり後の園庭では、水たまりをよけながらの鬼ごっこや、歌のリズムに合わせながらフラフープ踊りをするなど、思い切り身体を動かしていた。「のど乾いたー」と水分補給したり、汗だくの洋服も自ら着替えようとしたり、快適に過ごすことにも意欲的になってきた。
人間関係
七夕制作で切り飾りに挑戦した。ハサミがまだ苦手な子も、「どうやったら上手く切れるの?」と保育士や友だちに聞きながら、最後までやり抜いていた。「カブトムシを飼育箱から出すときは新聞紙を敷こう」といった新しい約束にはみんな真剣に耳を傾け、守ろうとしている。またカプラ遊びでは箱に順番に登って積み上げたり、椅子を持ち寄りその上に乗って一斉に積み始めたり、自分たちで工夫する姿が見られた。
環境
玉入れで数を数えると103個ずつの同点! 「きゅうじゅうきゅー、ひゃーく、ひゃーくいーち」と嬉しそうに数え合う姿に、3桁の数に対する興味の深まりを感じた。散歩先ではムカゴを「恐竜の卵だ!」と拾い、樹液や苔に恐る恐る触るなど、【自然】に親しんでいた。さらに紙コップにダンゴ虫や木の実を入れたり、水を入れて「迷路を作ろう」と地面に線を描いたり、紙コップひとつでも楽しく遊んでいた。
言葉
「チクチク言葉」についての話し合い後、「フワフワ言葉探し」をした。すると「がんばれー」「ありがとう」「かわいいね」など、友だちやおうちの人から言われたいフワフワ言葉が次々に飛び出した。また「買い物しりとりクイズ」では、ヒントを手掛かりにスーパーで売っている食べ物の名前を子どもたちが夢中になって答えていた。言葉について考えたりクイズとして楽しんだりする機会を、今後も作りたい。
表現
ジャングルに見立てた大きな紙に、恐竜やライオンの塗り絵を貼る活動をした。一人一人が独創的な色使いで、30分以上も集中して塗り上げたり、普段は塗り絵に興味を示さない子どもも真剣なまなざしで取り組んだりしていた。新聞紙を丸めて魔法の杖を作る友だちを見て、同じく新聞紙を丸め「カブトムシのトンネルだよ」と違う遊びに発展させる姿も見られた。様ざまな遊び素材をこれからも提供したい。…