食事
夏の暑さで一時的に食欲が落ちたが、たくさん身体を動かした後は、意欲的に食べる姿が見られる。調理室の前を通ると、いい匂いがしてきて「ごはんだね」「カレーかな」と言って昼食を楽しみにしている。一口量が分かるようになり、スプーンをしっかりと握って口に運んでいる。こぼす量も減ってきた。
排泄
「せんせい、ちっちでた」と排泄を知らせてくる子が増えてきた。「知らせてくれてありがとう。オムツ替えに行こうね」と声を掛け、トイレで排泄する習慣につながるように心掛けた。オムツが濡れていない子は、便座に座ると排尿できることが増えている。オムツかぶれの子は、オムツ替えの時に痛がる様子があったため、洗浄をして清潔を保てるようにした。
健康
外気温が高い日が続いたので、室温と温度差がありすぎないように調節しながら、室内でもしっかり汗がかけるように、体操や簡単な盆踊りをしたり、ボール投げをして身体を動かした。汗をかいた後はシャワーを浴びたり、着替えをしたりして、皮膚を清潔に保ち、快適に過ごせるように心掛けた。
情緒
保育者や友達とのやりとりの中で、思いが通らなかったり、思いが伝わらなかったりした時は、大きな声を出したり、引っかいたり噛みついたりして、気持ちを表現することがある。「〇〇だったんだね」「お友達は、〇〇だったのかな」とそれぞれの気持ちを分かりやすい言葉で伝え合うようにし、互いの気持ちに気付くきっかけを作れるように心掛けた。
言葉
遊びや生活の中で、「せんせい、みせて」「あっちいきたい」など、これまで一語文で思いを伝えていた子から、二語文が出るようになり、要求や思いを保育者に伝える姿が見られるようになった。ままごとでは、「〇〇、おうちでめんめんたべたの」等、保育者に話しかけながら家での出来事を再現して遊んでいる。…
食事
手を洗った後、「エプロンつける」と保育者に知らせる。食事の前の準備が分かり、自分でしてみようという姿が出てきた。食事中、好きな物を食べ終わると、友達の真似をして笑ったり、おかずにお茶を入れたりして遊ぶことが増えてきたので、「おしまいにする?」と声を掛け、子どもの様子を見て食事を切り上げられるようにした。
排泄
「せんせい、しーしー」と言ってトイレに行こうとする。ほとんどの子がトイレで便器に座ることに慣れ、排尿がなくても座ったまま嬉しそうにしている。排尿間隔が空いてきている子は、活動の区切りでトイレに誘うように心掛けた。タイミングが合いトイレで排尿できた時は、嬉しい気持ちに共感し、「また行ってみようね」と声を掛けた。
健康
朝から気温が高い日が増えてきたので、園庭に水を撒いたり、タライでの水遊びをしたりして、暑さ対策をしながら園庭遊びをした。昼食前に眠くなる子もいたので、早目に部屋に戻り、しっかり食事をとってから眠れるようにした。午睡時間が短かった子も次第にまとまった睡眠が取れるようになり、夕方眠くなって泣くことが少なくなってきた。
情緒
友達と一緒に歓声をあげて走ったり、バッグを持って「いってきます」「かってくるね」と言ったりして、楽しい気持ちを共有しながら遊んでいる。友達の遊びが気になり、使っている玩具を引っ張って取ろうとすることが増えてきた。思いのぶつかり合いを見守り、それぞれの気持ちに寄り添いながら、気持ちを切り替えられるように声を掛けていった。
言葉
保育者の言葉掛けに指差しやうなずき、簡単な言葉で答えている。園庭では「むし」「あり」「ちょうちょいたね」と言って見つけた物を保者に言葉で知らせている。友達の名前が分かるようになり、「〇〇くん」と呼びかけ、名前を呼ばれた子も嬉しそうにしている。友達との関わりがうまくいかずに泣いている子には、気持ちが落ち着いた時に「〇〇だったね」と簡単な言葉で気持ちを代弁するようにした。…
食事
食事の前には水道の所へ行き、自分で水を出して手を洗おうとする子もいる。おやつの時には「ちょうだい」「おかわりしたい」などと保育士に知らせ、おかわりを楽しみに待つ姿がある。保育者も横で一緒におやつを食べ、「いっしょ」「チーズ(はいってる)」と子どもと言葉のやりとりを楽しみながら過ごした。
排泄
「ちっち」と言ったり、ズボンを押さえたりして、保育者に排尿があったことを知らせる子が出てきた。教えてくれたことを認め、トイレに誘って便座に座るようにし、無理なく排泄の習慣が付いていくように心掛けた。トイレに行きたがらない時は無理に誘わず、遊びの切れ目を見て誘うようにすると、頷いて一緒にトイレに行こうとする。
健康
気温が上がる日には、食事量が減ることも多くなった。体をしっかりと動かして遊びながら、活動の中で休息も十分に取るようにした。お茶をこまめに飲むようにしているが、何杯もおかわりする子がいるので、定時のお茶タイム以外でも子どもの様子をよく見てお茶を飲むようにした。夜泣きや咳で夜の睡眠が不十分な子は、早めに午睡に誘うようにした。
情緒
連休明け、何名かは保護者と離れる時に不安で泣いていたが、保護者がいなくなると泣きやみ、保育者の誘いで遊び始めることができる。園生活に慣れてきたことで、友達の姿に目が向き、玩具を取り合うことも増えてきた。保育者が間に入りながら、「かして」「あとで」「いいよ」「いやだよ」など言葉をやりとりしながら気持ちを表現している。
言葉
ボールを使いたい時は「ボ(だして)」と言ったり、抱っこをして欲しい時は両手を広げたりと、片言や身振りで要求を保育士に伝えようとしている。「ボールであそぼうね」「抱っこしようね」など、簡単な言葉を添えながら、丁寧に要求に応えるようにした。「せんせい、おはよう」「せんせい、ばいばい」と盛んに保育者に話しかけ、一緒に言葉のやりとりを楽しんだ。…
食事
全員が新入園児で、緊張や不安から、一週目は食事が進まない様子が見られたが、保育士の言葉掛けにより、口を開けようとしたり、好きな物を見つけて食べようとしたりする。好きな物が食べ終わると、エプロンを自分で取って保育者に渡し、終わりにするということを知らせる。月の後半になると、食べる量が増え、保育者と一緒に“いただきます”や“ごちそうさま”と言う子もいた。
排泄
「オムツきれいにしようね」と話しかけながら、ゆったりした雰囲気でのおむつ替えを心がけた。保育者に慣れてくると、自分からオムツを取りに行こうとしたり、「ごろん」と自分からマットの上に横になって、おむつをきれいにしてもらうのを待っている。排便があると「ち―でた」と気持ち悪いことを知らせに来る子もいた。
健康
二週目は発熱による欠席が多く、咳や鼻水が出る子も多くいた。こまめに検温をするようにし、急な体調の変化に気を付けた。園庭でたくさん身体を動かして遊んだ日は、静かで落ち着いた環境でしっかり午睡が取れるように環境を整えた。
情緒
中旬になると、子ども一人一人が安心できる保育者を見つけ、一緒に遊んだり、絵本を持ってきたり、気持ちが不安になった時に抱っこを求めたりして、安心して過ごす様子が見られる。朝、お母さんと別れる時には泣くが、保育士がしばらく抱っこして関わっていると落ち着き、自分から遊びに入ろうとする姿が見られるようになった。
言葉
園生活に慣れてきた下旬頃には「ひこうきいたね」と発見を保育者に知らせたり、自分の名前を言ったりと、発語が盛んになり、保育者と言葉でやりとりをすることが増えた。食事の時に、1人が「おかわり」と言うと、他の子も「おかわり!」と言って、言葉で気持ちを保育者に伝えている。…
食事
ひなまつり給食のちらし寿司を見て「おはな(にんじんの形)のってる」と嬉しそうに話す。苦手な物も、他児が美味しそうに食べている姿を見て、少しずつ「○○ちゃんもきゅうり、だいこんだいすきなの」と言って食べるようになった。食後は、食器を自分で重ねたり片付けようとしたりしている。鏡の前に行き、おしぼりを使って口のまわりを綺麗にし、「ぴかぴか?」と保育士に尋ねている。
排泄
尿意を感じて「せんせい、おしっこでる」と行ってトイレに行く子が出てきた。オムツが濡れていないタイミングで誘うと便器で排尿ができるようになる。「すっきりしたね」と声を掛けると「おかあさんにいう」と嬉しそうにしている。排泄の自立は個人差が大きいので、どの子にも無理強いせず、トイレに行ってみようという意欲を大切に関わっていった。
健康
季節の変わり目で疲れるのか、遊びの途中で疲れた様子が見られる子もいたので、室内遊びをゆっくりするなど、充分に休息をとれるようにした。外遊びが好きなクラスで、朝おやつを食べると、「えんていにいく!」と待ちきれない様子で上着を着たり、帽子を被ったりしようとする。園庭や散歩先で、保育士も一緒に追いかけっこをして、のびのびと体を動かして遊んだ。
情緒
年長児との園庭遊びで、帽子が取れていると被せてもらったり、優しく手を引いてもらったりしたことで、同じクラスの友達にも同じようにしようと関わる様子が見られた。「おてつだいしたい」という気持ちが出てきて、保育士の真似をして机を拭いたり、おもちゃを拭いたりして「ありがとう」とお礼を言われると嬉しそうにしている。「あかちゃんがくるよ」と来年度の話をすると「あそぶんだ」と楽しみにする姿がある。
言葉
ままごと遊びを盛んにするようになり、「おべんとうだよ」と友達に渡して「いっしょにたべよう」と誘っている。自分の思いが言葉を通じて友達や保育士に伝わる経験を重ねてきたことで、嫌なことがあった時も、泣きながらも言葉で保育士に伝えようとしている。「○○のつもりだったのに」と気持ちの食い違いからケンカになることも増えてきたので、保育士が子どもの気持ちを丁寧に言葉にし、友達に伝わる言い方の見本となるように心掛けた。…
食事
給食の時間になると、自分たちで手を洗い席につく。食べるのを楽しみにしている姿が見られる。以前は苦手な食べ物が出てくると手をつけないこともあったが、保育士が傍で一緒に食べることで子どもたちも「おいしい?食べてみようかな。」と食べる姿が見られた。食材にも興味をもち「これは、なーに?」と聞いてくる姿もある。食具を使うのも上手になり茶碗も片手で持って食べる子もいる。
排泄
オムツが濡れたのを自分で保育士に伝えられる子が少しずつだが増えてきた。また午睡明けにタイミングが合い排尿する子も多くなった。自信が持てるよう励まし様子をみるようにしている。友だちがトイレに行く姿を見て「ぼくも、わたしもいく」という場面もあり、保育士がうまく声を掛けられるようにしている。個人差があるので一人一人に合った対応を心掛けている。
健康
元気に登園してきてはいるが、鼻水、咳をしている子どもが多かったので細めに拭くようにした。また自分たちで「ティッシュちょうだい」と拭こうとする姿が見られた。部屋の換気や消毒なども細めにした。巧技台で作った山の上を自分の力でよじ登ったりマットの上にジャンプしたりして高低差のある遊びを楽しんでいる姿が見られるので、危険のないように見守ってきた。
情緒
外遊びの時に靴下など履けず困っている友だちがいると、「てつだってあげるよ」と優しい声かけをする姿が見られた。同じクラスの友だちだけでなく異年齢児の真似をして一緒に遊ぶ姿も増えてきて良い関わりが持てていた。自分でやりたいと思う気持ちも大きくなってきているので気持ちを大事に受け止め褒めながら自信に繋げていけるように見守ってきた。
言葉
仲良しの友だちと「○○ちゃんと、あそぶんだぁ」「○○くん、なにする?」など子どもだけで簡単なやりとりが出来るようになってきた。また、自分に嫌な事があった時、「○○が、いやだったの」と気持ちを言えるようになった。外遊びで、異年齢児と一緒に葉っぱや石などを持って「ケーキちょうだいな」「これください」など、やりとりを楽しんでいる。発する言葉も日々増えてきているので、正しい言葉で返すようにしている。…
食事
「そろそろごはんの準備をしよう」と声を掛けると、洗面台の所へ行き、進んで手を洗おうとする姿が見られる。保育士に「せんせい、ここすわって」「(スープ)あったかいね」「おいしい?」と話しかけ、一緒に食事をすることを楽しんでいる。食事量が増え、おかわりを求める子も増え、あちこちから「おかわり!」の声が聞こえるようになった。
排泄
午睡から目覚めた後はトイレに行くという生活の流れが分かり、自分から「トイレいく」「〇〇ちゃんのばん?」と言って、保育士とトイレに行こうとする姿が見られるようになってきた。遊んでいる時に排便があると、「いや」とおむつ替えを嫌がる。無理強いしないよう、「すっきりするから行ってみようね」等と声をかけながら、自分で行こうと思えるよう関わっていった。
健康
ボールを蹴ったり、保育士に向かって投げたりすることができる。自分でボールを放って、その後を「まてまてー」と友達と追いかけたりもする。ボール1つでもいろいろな遊びが楽しめるようになった。2歳児のしている遊びにも興味を持ち、タイヤとマットで作った山によじ登ったり、立ち上がろうとし、少し難しいと思えることにも挑戦しようとする。その気持ちを大切にし、危険のないように傍で見守った。
情緒
これまであまり関わりのなかった友達とも遊ぼうとする姿がある。友達のすることをよく見ていて、着替えを嫌がっていた子も、他児が「じょうずにできるよ」と言って着替えていると「じょうず」と言って自分もやってみようとしている。「いや」という主張があったときに、無理強いせず、好きなようにできるようしばらく見守っていると、気持ちを切り替えたり、保育士の声掛けや手伝いを受け入れたりすることがある。
言葉
「〇〇ね…」と自分のことを保育士に話そうとし、会話や簡単な言葉のやりとりをして楽しんでいる。「きのう」「あした」という言葉を使って話そうとする子も出てきた。お医者さんごっこをしているとき、友達と「どこがいたいですか」「おなかみせてください」「ちっくんします」等と、病院での会話の再現をして、医者になったり、患者になったり、役割を交換しながら遊ぶことを楽しんでいた。…
食事
食事の前には手を洗うことが分かり、進んで手を洗おうとする。袖が濡れないよう、保育士と一緒に袖をまくることができた。隣に座った友達と「おいしいね」と言って給食を食べている。楽しく食べているうちに、コップにスプーンを入れたり、食べ物を混ぜたりして遊びになることがある。友達と楽しく食べる姿を大切にし、食に興味が持てるよう声を掛けていった。
排泄
トイレで排泄することに興味がなかった子も、友達の姿を見て「○○も!」と言って隣の便座に座り、成功すると「でたね」と笑い合っている。冬の寒さからか、気が進まない子もおり、無理強いしないように見守った。午睡明けに便器に座ると、排尿ができる子が増えてきた。お迎えの時に、保護者に「おしっこできたよ」と伝えて嬉しそうにしている。
健康
午睡中、咳が出る子が増えてきた。部屋の温度や湿度を快適に保ちながら、午睡できるようにした。園庭では、保育士と追いかけっこをしたりボールを投げたりして楽しみ、木枯らしの中でもたくさん体を動かして遊んでいた。マットの山からジャンプする遊びを楽しんでいる。一人でやりたがり、保育士の手助けを嫌がる時があるので、さり気なく手を貸し危険のないように気を付けた。
情緒
保育士の手を引き、自分のしている遊びに誘ったり、食事の時に「せんせい ここいいよ」と呼ぶ。特定の友達とままごとをしたり、手をつないで歩くことを楽しんだりしている。関わりたい気持ちが強い子もいるので、子どもとコミュニケーションを取りながら、友達との関わりを見守るようにした。身の回りのことを自分でやりたい時と、できるけれどやってもらいたい時があり、気持ちを十分に受け止めるようにした。
言葉
「うん」「いや」など簡単な言葉を使ったり、具体的に「○○したいの」と言って自分の気持ちを友達や保育士に伝えたりする。「しゅっぱつしんこう!」と腕を振り上げ、「がたんごとん」「つぎは○○駅です」「のりますか?」など、電車に乗ったイメージを持ち、言葉をやりとりしながら楽しんでいる。友達が玩具を持ってきてくれると「ありがと」と言うこともある。「ジングルベル…」の歌を一人が歌い始めると、次々に仲間に加わり歌う。…
食事
緑地公園内で行われた焼き芋会に参加し、ひまわり組が掘ってきたさつまいもを焼いて食べた。普段、さつまいもを好んで食べない子も食べてみようという気持ちになり、口に運んでいた。「おいしいね」「せんせい、おかわりちょうだい」と喜び、夢中でさつまいもを頬張っていた。
排泄
パンツを替えるときに、嫌がる子がいたり、パンツを自分で取ってきてはこうとしたりする子もいる。一人一人の子どもの気持ちを大切にしながら、してみようという気持ちになれるように声をかけた。また、子どもの意欲を損なわないようにさりげなく手伝うようにした。
健康
朝夕の冷え込みが強くなり、鼻水や咳が出る子が増えてきた。鼻水が出ているのが気になり、自分でティッシュを持ってきて拭いたり、「せんせい」と知らせてきたりする。日中は暖かい日も多く、散歩にたくさん出掛けた。歩きたい子が増えてきたので、近くの公園まで手をつないで散歩する機会を増やした。秋の自然を感じながらたくさん体を動かして遊んだ。
情緒
自分でしたいという気持ちが強くなり、うまくいかなかったり、思い通りにならなかったりすると怒るが、時間がかかっても見守るようにすると、満足して次の行動にうつせることが増えてきた。「〇〇ちゃんと」と言って友だちを誘い、一緒に遊ぼうとする姿が見られる。友だちのすることをよく見ていて、好きな玩具や気に入った本を「あるよ」と言って渡している。
言葉
散歩中、地域の方に「どこいくの?」と話しかけたり「こんにちは」とあいさつをしたりする。“きらきらぼし”“かえるのうた”が好きで、体を揺らしながら歌うことを楽しんでいる。ピースサインをして「に」と言ったり、段ボールの囲いに入って「いち、に、さん…」と言ったりしながら友だちとお風呂ごっこをして楽しんでいる。…