健康
散歩車に乗ってお散歩に行く。初めての散歩車、最初はビックリして泣きだした子もいたが、ゆっくりと散歩車が動きだすと、散歩車からの景色をじっくりと見る。
ほんむら公園では、シャボン玉を見たり、坂道を登ったり、下ったりして体を動かす。なかには、坂道を滑り台に見たてて、笑顔で滑る子もいる。外に出ると、ニコニコ笑顔の可愛い顔がたくさん見られた。
人間関係
たんぽぽ組から進級してきた6名の子ども達はとても仲がよく、好きな玩具を見つけて夢中になって遊ぶ。新しい担任にも少しずつ慣れ、公園では一緒に手をつないで歩いたり、室内では好きな絵本を一緒に読む。子ども達も「先生、読んで」と好きな絵本を持ってくる。
4月から入園してきた子ども達は、ゆっくりと保育者にも慣れてきた、「おいで」と両手を広げて声をかけると、抱きついてくる子どもの姿も見られるようになった。
環境
背の低い棚を用意し、子ども達がどこからでも玩具を取りやすいようにした。棚に車の玩具を並べたり、いろんな玩具を手に取り眺める姿が見られた。
絵本も取り出しやすい場所に用意し、スペースを広くとり、保育者と一緒にゆったりと絵本を読める場所を作った。
言葉
保育者がゆっくりと話しかけると「ウンウン」とうなづく。「給食おいしかった?」と聞くと、「おいちぃ」と言いながら、ほっぺをチョンチョンとつつく。
抱っこをすると「あっち、こっち」と自分の行きたい方向を指差しをしながら伝える。
表現
はらぺこあおむしのCDをかけると、楽しいリズムに合わせて体をゆらす。歌に合わせて、口ずさむ姿も見られた。曲が終わると「もう一回」と手をあげる姿が見られた。
“手をたたきましょう”の歌も好きで、保育者が歌うと、一緒に“トントントン”と手をあわせながら歌う姿が見られた。
…
健康
3月に入ってからも新型コロナウイルスによる感染拡大のニュースが後を絶たない中、クラスでは胃腸炎が流行し、嘔吐・下痢の症状が出る子が多く見られた。食事前や戸外遊び後の手洗いを徹底し習慣づけると共に、保育室や玩具の消毒、汚物処理やこまめな換気を行うなどして、感染防止に努めた。また、一人ひとりの健康状態を把握して、毎日の検温を欠かさず行い、家庭との連携を図りながら各々の体調に合わせて無理なく過ごせるよう配慮した。また、排尿の回数が減り、1回の量が増えるようになったことで、「おしっこ出た」・「オムツ替える」など、排泄を知らせる姿が見られるようになった。
人間関係
保育者や友だちと進んで関わろうとする姿が見られ、言葉でのやり取り・触れ合いが増えるようになってきた一方で、友だち同士、玩具や場所の取り合いになることもあった。怒って言い争っていたかと思うと、急に笑い出したり、譲り合ったりする姿も見られたため、保育者は近くで様子を見守った。また、気持ちが不安定な時などに、保育者に「抱っこして」と甘える姿や、友だちを押したり、ひっかいたりと、手が出ることもあったため、その都度、子どもの気持ちを受け止め、楽しめるような声掛けや、遊びに誘うなどして対応していった。
環境
天気の良い日は、園庭の状態に応じて戸外に出て遊んだり、全員が保育者や友だちと手を繋いで歩けるよう4~5人ずつ交代で散歩に出かけたり、公園に出かけ思い切り走ったりと、なるべく体を動かして遊べる機会を増やすよう心掛けた。また、2歳児クラスで遊ぶ機会を設けることで、進級への期待が持てるよう異年齢児との関わりを大切にしながら、天気が悪い日でも気分転換をして楽しめるよう配慮した。また、身の回りのことが自分でできるよう、自分の靴下の出し入れに加え、個人のマークを付けた物干しハンガーを用意したことで、自分の帽子を外したり、取り付けたり出来るようにし、自分でやってみたいという気持ちと指先を使う作業が同時に養えるよう工夫した。
言葉
興味のある絵本や紙芝居を保育者と繰り返し見ることで、言葉に興味を持ったり、言葉を習得したりして、発語に繋げていった。絵本や紙芝居のセリフを全部覚え、長い文章でも文字通り言える子もいた。また、月齢や個人差による言葉の発達の差は見られるものの、保育者が手遊びや歌を一緒に歌うことで、聴くだけでなく、歌の一部を歌えるようになる子もいたため、ゆっくりと分かりやすく楽しみながら歌うよう心掛けた。また、摸倣遊びの中で、「いらっしゃいませー、何にしますか~」など、大人の言葉やテレビなどの言葉を再現していることが多いため一緒に遊びに加わることで、言葉のやり取りを楽しみ使い方をさりげなく伝えていった。
表現
春らしい花やちょうちょの制作をタンポやシールを使って取り組んだ。画用紙に、好きな色の絵の具にタンポを着け、一回ずつ丁寧に押したり、塗りつぶしたりして、それぞれ楽しんでいた。また、好きな色のちょうちょ型の画用紙を選び、シールを自由に好きなだけ貼り、出来上がった作品を飾った際、自分のマークを指差し、「見てみて~、○○ちゃんのこれだよ!」と、保育者や保護者に自分の作品を見てもらうことに満足していた。体操では、曲が流れると自ら曲に合わせた振り付けをし、保育者や友だちと一緒に体を動かすことを楽しんでいた。ままごとのフライパンやピタゴラスなどの玩具を組み合わせ、ピザを焼くなど見立て遊びの幅も広がっている。…
健康
大幅に体調を崩す子はいなかったが、鼻水・咳が出る子や、下痢や軟便が出る子もいた。ひとり一人の体調の変化を家庭と連携を取りながら見られるようにした。また、保育室や玩具などの消毒・手洗いを丁寧に行い、感染防止に努めた。戸外活動の後の手洗いや、食前の手洗いは保育者が側について行ったため、以前よりも手洗いに興味を持つ姿も見られるようになった。2月の下旬頃にはコロナウイルスの流行に伴い、更に保育室内の清潔を保てるようにした。
人間関係
友だち同士での遊びが充実し、見立て遊びを同じイメージを持って楽しむ姿が見られた。保育者が一緒に遊ばなくてもやり取りをしながら遊ぶ姿も多いが、トラブルに繋がることもあるため見守って過ごした。好きな遊びが似ている子や、月齢が同じくらいの子で遊びを楽しみ、やり取りをする姿がみられた。また、散歩の際に友だち同士で手を繋いで歩けるようになり、園周辺の環境の変化に気付き「○○あったね」等の会話をしながら散歩を楽しめるようになった。
環境
ままごとコーナーの遊びが充実したことにより、子ども同士で一緒に料理を作ってテーブルに並べたりお弁当を作ったりする姿が見られた。実際に自分の見た物や食べた物をイメージして作り、保育者や友だちに振る舞ったりお店屋さんになりきったりする子もいた。散歩で商店街に行く機会が増え、地域の環境に興味を持てるようになったため、ごっこ遊びがより具体的になっていた。散歩は、前月同様少人数で園周辺を散策し、友だち同士で手を繋いだり保育者と手を繋いだりする機会を多くつくった。
言葉
言葉でのやりとりが増え、友だちや保育者と会話を楽しむ姿が見られるようになった。自分の思いを上手く伝えられなかったり、月齢や個人の差から思いが伝わらなかったりする場面もあったため、その都度保育者が仲立ちをして思いを代弁して伝えて関わった。生活や活動の中で言葉を使うコミュニケーションを意識し、分からないものの名前や、自分の気持ちを言葉で伝えて「○○だよ」「○○だったね」と、寄り添って過ごせるようにした。歌や手遊びを多く取り入れたことで歌ったり手遊びをしたりする姿も多く見られるようになった。
表現
前月に引き続き、ひなまつりの制作でシールで顔を作った。今までの制作を通して目の位置を理解している子が多く、「目を貼ろうね」という言葉掛けで目を貼ることが出来ていた。自分の作った物に対しての興味も大きく、飾った際に自分の作品を見つけて嬉しそうにしていた。体操で体を動かしたり、保育者の動きを真似したり、自分の身体の部位を知りながら楽しむ姿も見られた。ブロックやままごとでの見立て遊びも楽しめるようになり、自分のイメージを相手に伝えながら遊びを楽しんでいた。…
健康
年末年始の間に大きく体調を崩した子はおらず、年明けも元気に登園していた。園での生活リズムを徐々に取り戻していけるよう、ゆったりと過ごした。鼻水・咳が出る子もいたため、個々の体調の変化に気を付け、保育室や玩具などの消毒・手洗いを丁寧に行った。衣服や靴の着脱を自分でやろうとする姿も増え、意欲的に取り組んでいた。自分でやりたいという気持ちとは裏腹に、まだうまく出来ない部分もあり、苛立ったり、介助を嫌がったりすることも多かった。気持ちに寄り添いながら、さり気なく援助をしたり、時間に余裕を持って声をかけたりして、自信につながっていくようにした。
人間関係
友達との関わりがぐっと増え、保育者を必要とする場面もありつつ、気の合う子や、好きな遊びが似ている子同士で誘い合いながら遊んでいた。月齢や個人差によって、上手く伝わらない時や、トラブルになりそうなときは、互いの気持ちを受けとめながら見守るようにした。相手が持っているものや、やっていることに気付き、同じ物を求める場面では、「かして」「ちょっとまって」「あとで」など、言葉でやりとりする場面も増えてきた。また、同じ経験をした子同士で「○○だったね」「おんなじ」と会話を楽しむ姿も見られた。他児と関わりたい気持ちを大切にしながら、気持ちの伝え方やコミュニケーションの手段を分かりやすく伝えていけるようにした。
環境
子どもの成長や進級を見通して室内の環境を見直し、棚や玩具の入れ替えを行った。ごっこ遊びが充実するよう、ままごと用の玩具を増やし、イメージが広がるようにした。すると、布やおんぶひもで人形のお世話をしたり、フライパンでお手玉を炒めたりして、より具体的なイメージを持って遊べるようになった。戸外遊びでは、園庭遊びや散歩などを多く取り入れ、体を動かすことが出来るようにした。散歩では、少人数に分かれて散歩をしたり、歩くことをメインにした散歩に出かけたりした。なるべく、子ども同士や保育士と手をつないで歩けるようにし、探索や発見の楽しさを味わえるようにした。
言葉
言葉でのやりとりを楽しめるようになり、経験したことや、自分の思いを言葉で表現するようになってきた。月齢や個人差はあるため、一人一人の言葉の発達に応じ、分かりやすい言葉にして返したり、代弁したりしながら、気持ちに寄り添った対応を心掛けた。また、他児とのやり取りの中で、上手く表現できない思いや、伝わらなかった思いを受け止め、一緒に相手に伝えたり、具体的な言葉で伝えられるように仲立ちしたりして、言葉でのやりとりを見守っていった。また、おべんとうバスのごっこ遊びを通して、自分の名前を呼ばれて返事をしたり、友だちと声を合わせて歌ったりすることの楽しさを味わえるようにした。
表現
絵本や紙芝居を見たり、保育士の真似をして体操したりすることを喜んでいた。その中で、自分の体の部位の名称を知ったり、体を使ったりして遊ぶことを楽しむようになってきた。そのため、ふくわらいや、節分の鬼の制作を通して、顔を作る制作を多く取り入れた。「○○ちゃんのおめめはどこ?」と問いかけると、自分の目がどこにあるのかを確認しながら、指を差したり、お面に目を貼ったりしていた。目が分かるようになると、次第に鼻や口も分かるようになり、表情豊かな作品となった。以前より小さなシールを貼るなど、指先の使い方も発達してきたため、さまざまな素材を使って、制作活動を楽しめるようにした。…
健康
寒さも増し、鼻水・咳が出る子が目立った。空気の乾燥による発疹・掻きむしった後などの皮膚トラブルや、蕁麻疹、ケガ、ものもらい等を発症する子も数名見られたため、家庭と連携を取りながら、肌の保湿を保ったり、通院の様子を伺ったりするなどして様子をみた。また、個々の体調の変化に気を付け、健康観察や検温を行い、感染症や気温差・乾燥による風邪予防のため、着替えや水分補給をこまめにし、保育室や玩具などの消毒・手洗いを徹底した。
人間関係
月齢や個人差はあるが、ままごとやごっこ遊びなど、保育者が関わらなくても子ども同士で比較的長い時間遊べるようになってきた。保育者はそばで見守り、時には声を掛け、一緒に加わるなどして興味の幅を広めたり、季節などに合わせて楽しめるよう援助したりした。また、保育者との関わりを求め、保育者を呼んだり、手を引いたりして一緒に遊びたがる姿も見られた。食事や着替えなど、保育者に褒められ嬉しがったり、褒めてもらいたくてやって見せたりする姿も見られた。自分でやってみたいという気持ちを大切にし、自分で出来たという達成感が得られるよう援助し見守った。楽しいことも嫌なことも、子どもたちの気持ちに寄り添い共感し、分かってもらえたという安心感を与えられるよう努めた。
環境
戸外遊びでは、寒さに負けず元気に過ごせるよう園庭遊びや散歩など、その日の天候や園庭の状態に応じて、なるべく体を動かすことが出来る方を取り入れた。12月はほぼ週3日のペースで散歩に出たため、行き先や散歩のコースを変えたり、園庭遊びと散歩を組み合わせたりするなどして、飽きずに楽しく遊べるよう配慮した。また、散歩では歩くペースが同じくらいの子と手をつなげるようにし、発見や楽しさを共感出来るようにした。室内遊びでは、発達に合わせて新しい玩具に入れ替えるなど、集中して取り組めるよう環境設定の見直しをした。
言葉
月齢や個人差による言葉の発達の差は見られるものの、自ら語りかけようとする姿は見られるため、一人一人の言葉の発達に応じた対応を心掛けた。出来事や気持ちを表現出来る子には問いかけなどをして言葉のやり取りを楽しみ、思いを言葉で十分に伝えられない子には、保育者が代弁したり、問いかけに丁寧に応えたり、興味のあることをゆっくり話したり、繰り返し話したりなどして発語に繋がるよう心がけた。
表現
園庭のマットに2つのフラフープを通し、リュックのように背負ったり、中に入ってゆりかごのように寝そべったり、フラフープをハンドルに見立てて車を運転する真似をしたり、マットを立て掛けた中に入り、乗り物のように歩いて移動したりと、園内にある限られた玩具の中で、新しい遊び方を次々に発見して楽しむ姿が見られた。また、それを見た友だちも同じ遊びをしたいと真似をして一緒に楽しむ姿が見られた。室内では以前より慣れてきたのか、クレヨンや絵具で模造紙の広い範囲に豪快に思いのまま描く姿が見られるようになった。…
健康
朝夕の気温差に伴い咳や鼻水が出ている子が多かった。大きく体調を崩す子はほとんどいなかったが、インフルエンザの予防接種を受ける子もいた為、保育園での体調の変化に気付けるよう様子を見て過ごした。日中は暑い日が多く、戸外での活動の際の服装を調節して過ごした。手洗いや水分補給に対して意欲的な姿が増え、手を洗う前に服の袖をまくったり、「お茶飲みたい」と保育者に伝えたりしていた。
室内の湿度が低くなってきた為、加湿器を入れて快適に過ごせるようにした。
人間関係
遊びの際に友だちに声を掛けて一緒に遊んだり、同じ玩具を持って遊ぶなど「一緒に」という事を楽しみ喜ぶ姿が見られた。自我の成長と共に玩具や場所の取り合い、思い通りにいかず困惑する姿もあった為、子どもの気持ちを代弁しながら仲立ちし、時には見守りながら過ごした。
環境
11月になると朝夕は肌寒いが、日中は暑い日が続き上着を着て戸外活動をすることはなかった。園庭あそびや散歩の活動では、おいかけっこを楽しみ思い切り身体を動かして遊んでいた。室内では、ごっこ遊びや見立て遊びの内容が具体的になり、自分のイメージしたものを友だちや保育者に伝えていた。子どもたちの遊びが広がるよう、一緒に遊びながら会話を楽しめるようになった。
言葉
前月同様、少しずつ自分の思いを言葉で表現していた。友だちとの関わりの中では、自分がどのように伝えればいいのかわからない場面もある為、その都度仲立ちをし友だちとの関わりを楽しめるようにした。
物の名前や、気持ちの表現を言葉にできない時は、「○○だよ」等、言葉を伝えて語彙の獲得に繋がるように関わった。月齢や個人差はあるが、少しずつ自分の気持ちを表現できるようになり、伝わった喜びに繋がるよう丁寧に対応した。歌や手遊びを真似したり、保育者や友だちの言ったことを真似する姿も多く、遊びを通して発語に繋がるように関わった。
表現
11月の下旬に、食育としてサツマイモとレンコンを実際に見て触ってみた。子どもたちは興味津々で持ったり触ったりしていた。その後、サツマイモとレンコンを用いた野菜スタンプの活動を行うと、「ぺた!」と言いながら、スタンピングを楽しみ、その食材が出たメニューの際はいつもより食べてみようとする姿が多く見られた。雨の日が多く、室内遊びで絵の具を使った遊びを取り入れると、色が混ざるところを見て楽しんだり、絵の具の感触を楽しむ様子が見られた。
…
健康
季節の変わり目で、咳や鼻水が出ている子もいたが、大きく体調を崩す子はほとんどいなかった。10月に入っても暑い日があった為、戸外での活動内容を考えたり、室内の温度設定を調節し、快適に過ごせるよう心掛けた。また、手洗いを丁寧に行えるよう見守り、傍について洗ったり、「きれいになったね」と声をかけたりした。こまめな水分補給や、蚊の対策も引き続き行い、体調管理や衛生面にも気を付けていった。
人間関係
子ども同士の関わりが深まり、ごっこ遊びなどを通して、同じことをしたがったり、会話ややりとりを楽しんだりする姿が増えてきた。玩具や場所を取り合う姿も見られるが、保育者が「欲しかったのね。かしてって言ってごらん。」などと、気持ちを受け止めながらやり取りを仲立ちしていくと、言葉や仕草で相手に要求を伝えられるようになってきた。やり取りが成立するよう、子ども同士の関わりを見守りながら、伝わった喜びや、伝えられたことの成長に共感し、自信に繋がるようにした。
環境
10月に入ってからも暑い日が続いていたが、秋らしく涼しい風がある日を選んで、園庭あそびや散歩の活動を存分に楽しめるようにした。また、幼児クラスの運動会の練習を見たことで、かけっこや荒馬の真似をしている子もいた。安全な場所で思い切り走れるよう、園庭や公園の環境を整えていった。また、砂や草花などの自然に触れたり、水たまりで泥遊びをしたりと、じっくりと好きな遊びをする姿も見られた。室内では、指先を使った遊びや制作なども取り入れ、洗濯ばさみやシールなどを使って楽しめるようにした。
言葉
少しずつ、自分の思いを言葉で表現出来るようになり、泣いたり怒ったりしながらも、保育士の問いかけに応えたり、「○○したかったの」と話したりしていた。月齢や個人差はあるが、思いが言葉で十分に伝えられない時は、喃語や指差しで表現したり、保育者が代弁したりして、気持ちを受け止めてもらうことで安心している様子だった。友だちや保育者との関わりを楽しみ、保育者や友だちの言葉を真似して喜ぶ姿も見られ、歌や手遊びも覚えて歌う姿もあった。発語につながるよう、ゆっくりと分かりやすい言葉で話したり、繰り返し伝えたりするようにした。
表現
運動会の練習や当日に参加したことで、幼児クラスの活動に興味が出てきた。荒馬やリズム、うんどうかいの歌などを真似して楽しむ姿が見られたため、同じ経験をしたことの喜びに共感していった。制作では、久しぶりに足形を取り、絵の具の感触を楽しむ姿が見られた。シールを貼る時には、貼る場所を考えたり、色の名前を言ったりするようになり、各々のこだわりや性格が表れていた。体操や手遊びの歌や動きを覚え、身体を動かしたり、声を合わせて歌ったりする姿も増え、友だちと同じことをして喜んでいた。…
健康
夏の疲れが出やすい時期でもあるため、休み明けなど疲れが出ている子が目立った。熱が出るなど大きく体調を崩す子はほとんどいなかったが、咳・鼻水が出る子が多く見られた。休息がしっかり取れるよう、屋外に出る時間を短くしたり、室内の温度設定を調節したりして体調管理に気を付けた。暑い日が続き、汗をかく日が多かったため、シャワーの有無を家庭と確認し合いながら、シャワーで汗を流したり、着替えのみの対応にしたりと、その子の体調に合わせて行った。また、こまめに水分補給をすること、虫よけスプレー・蚊取り線香を徹底することを心掛けた。
人間関係
子ども同士の関わりが増え、ままごとやごっこ遊びなどで楽しむ姿が多く見られるようになった。友だちの持っている玩具や居場所に魅力を感じ、取り合う姿が見られることもあるが、保育者が、「いいよ」「はいどうぞ」などの簡単な言葉で声掛けをして見せると、少し考え、再び友だちの傍に行き、「いいよ」「はいどうぞ」と、友だちから取り上げた玩具を返しに行ったり、場所を譲ったりするなど、月齢に関係なくやり取りできるようになってきた。譲ったことを保育者に褒めてもらい嬉しそうにする姿や、譲ってもらえて嬉しそうにするも見られた。子ども同士の関わりを見守りながら、噛みつきや引っかきに繋がらないよう前向きな声掛けを心掛けた。
環境
9月中も30℃を超える暑い日が続いていたため、水遊び終了まで、園内の玄関で水遊びを行なった。長く続いた水遊びに飽きないよう、カラーセロファンや色布、コップやバケツ等を使い、水遊び後半も楽しんでいる様子が見られた。9月中旬以降は、久しぶりの園庭あそびや週1回の散歩を楽しんだ。思い切り走って体を動かし、砂や自然に触れたり、水たまりで泥遊びをしたり、シャボン玉を追いかけたりして楽しむ姿が見られた。
公園から飛び出さないよう、保育者が出入り口付近に立ち、安全に配慮した。
言葉
月齢や個人差はあるが、自分の思いを言葉で伝えられる子は、「なんで?」「どうして?」と繰り返し質問することが多くなってきた。自分の思いを言葉で十分に伝えられない子は、喃語や指差しで表現したり、保育者が代弁したりして、友だちや保育者との関わりを楽しんでいた。また、保育者や友だちの発言に耳を傾け、真似をして嬉しそうにする姿も見られた。興味のあることをゆっくり話したり、繰り返し話したりするよう心掛け、発語に繋がるよう努めた
表現
園内での阿波おどり体験行事に参加後、友だち同士で阿波踊りの真似をして楽しむ姿が見られた。
制作では、シール貼りにもだいぶ慣れ、はじめての消しゴムのスタンプには興味津々で、均等に押すことが難しい様子ではあったが、画用紙いっぱいに押して楽しんでいた。
園庭では、鉄棒に手が届いたり・ぶら下がったり、タイヤの上でジャンプしたり・転がしたり、少しずつ出来ないことが出来るようになった嬉しさを、「見てみて!」と保育者に伝えたり、自分で拍手したりして嬉しがる姿が見られた。…
健康
感染症が流行することはなかったが、咳や鼻水、便が緩くなる等の体調の変化が見られる子が多かった。
水遊びの際に体調がいまひとつの子に関しては室内遊びを楽しめるようにして、無理なく水遊びができるようにした。熱が出る子もいたため、子どもの体調の変化に気付けるように担任間で声を掛け合いながら検温を行い、体調管理をした。
人間関係
友だち同士の関わりや、やり取りが増えた反面、思いがぶつかることも多くその都度保育者が仲立ちをして子どもの思いを代弁して関われるようにした。噛みつきやひっかきに関しては、子どもの関わりを見守りながら未然に防げるように努めた。
遊びの中では玩具のやり取りをしたり、「一緒に○○しよう」と、声を掛けて一緒に遊んだりする姿が多く見られるようになった。
環境
気温の高い日が続き、園内の玄関で水遊びを行う事になった。場所が変わっても今まで通り水遊びを楽しんでいた。コップやスポンジ、水車の玩具等で遊びのバリエーションを増やすと遊びが発展してじっくりと遊ぶ姿が見られた。
月の初めに、室内の環境設定を変え新しい環境で過ごすようになった。玩具を小分けにしてかごに入れたことにより、一人ひとりの遊びが確保されてそれぞれが楽しむ様子が見られた。
言葉
「いいよ」「だめだよ」等、自分の思いを言葉で伝えて友だちや保育者とやり取りができるようになってきている。自分の見たものや体験したことを保育者や友だちに伝えて会話を楽しむ姿が見られるが、具体的な表現は難しく、自分の思いが相手に伝わらないことも多い。子ども同士のやり取りを見守りながら子どもの気持ちを代弁して関わりが持てるようにした。喃語や指差しには丁寧に応え、発語につながるような関わりを心掛けた。
表現
制作やシール貼り等の活動に意欲的で「やりたい」と言って楽しんでいる。初めてのゆび絵の具では手のひらに絵の具をつけて大きな模造紙にダイナミックに色を塗る姿が見られた。
手遊びや歌を保育者の真似をしたり、歌ったりしている。どちらも繰り返し楽しむことでできるようになり、友だち同士で行う子もいた。高円寺の阿波踊りを見に行った子が多く、「お祭りやろう!」と誘い合い阿波踊りの掛け声を言って楽しむ姿も見られた。…
健康
手足口病が流行し、ほとんどの子がかかっていた。発熱を伴う子は休んでいたが、変わらず登園する子も多かった。また、暑くなったことで、汗や虫刺されをかゆがる子もいたため、シャワーで洗い流し、肌を清潔に保つようにしていった。
食事では、暑さから食欲が落ち、なかなか食べ進まない子や、好き嫌いなどの好みが出てきた姿も見られた。無理強いはせず、その子のペースに合わせて進めながら、食べようとする姿をほめたり、友だちとの食事を楽しめるような声かけをしたりして、楽しい雰囲気を作れるようにした。
人間関係
友だちの存在をより強く感じるようになり、お互いの自我がぶつかる場面も多くなっていた。関わりの中で手が出たり、噛みついたりすることもあったが、保育士が傍について見守り、仲立ちすることで怪我を防げるよう努めた。同じ遊びを楽しむ中で、「おかいものいこう」と誘い合ったり「○○ちゃん、どうぞ」と玩具を譲ったりする姿も見られ、友だちと関わりながら遊ぶことを楽しんでいた。
環境
梅雨が長引き、天気の悪い日も多かったが、雨上がりに園庭の水たまりに入って遊んだり、泥や砂の感触を楽しんだりして遊ぶことができた。水遊びができる日は、気温や体調に合わせて楽しめるようにした。また、食紅を使っての色水遊びも行い、たらいに張った水に色がついている様子を不思議そうに見ていた。ペットボトルやビニール袋に入れた色水を見て「ジュース!」「あか!」などと言って喜んでいた。
散歩に出た日は、保育士と手を繋いで歩くことを喜び、公園で走り回ったり、消防車や道端の花を見たりしていた。体つきがしっかりしてきたことで、小高い山の上り下りも上手になってきたため、安全に配慮しながら散歩を楽しめるようにしていった。
言葉
保育士や友だちに対し「かして」「ちょうだい」などと、要求を言葉にして伝える姿が増え、やり取りも盛んになってきた。また「どうぶつえんいった」など、週末の出来事を簡単な言葉で話したり、「何食べたの?」など、聞かれたことに対して言葉で答えたりしていた。まだはっきりとした発語が見られない子も、喃語や身振りで思いや要求を表現しているため、「○○なのね」と具体的に言葉にして受けとめて応えていくようにした。
表現
シール貼りや描画などを始めると、「やりたい」と言い、夢中になっていた。手型と足型を使った魚の制作をして楽しみ、手型や足型をとることにも慣れてきた。また、絵の具を使った活動では、自分で手に絵の具を塗ったり、自由に筆を動かして描いたりしていた。
室内にマットを使ったアスレチックを作ると、四つ這いで上ったり、跳びおりたりして体を動かしていた。
また、体操やダンスの曲がかかると踊り出し、保育士や友だちの真似をして楽しんでいた。…