1歳もも組まとめ・指導計画バックナンバー

1歳もも組2020年度9月のまとめ

健康

気温の高低差が激しく、風邪をひいてしまったり、鼻水が出ている子もいた。そのため一人一人の体調をしっかり配慮しながら、公園内を散歩してほんむら公園に行きダンゴムシやセミの抜け殻を拾ったり、にしはら公園や阿佐ヶ谷児童遊園ではボールコートの中でシャボン玉を飛ばして追いかけたり、滑り台の階段を一生懸命一つずつ登って笑顔いっぱいですべったりしていた。

人間関係

語文や喃語も多く出るようになったり高月齢の子の中には二語文も出るようになるなどなどだんだん色々な言葉を喋れるようになり他児との関わりが多く見られるようになってきた。一方で関わりが多い分、他児の使っていた玩具が気になったり、「欲しい」、「使いたい」という気持ちから使ってるものを取ってしまう事が多くなってきてしまった。

環境

入園児から使っている玩具はたくさん使っている傾向が多く見られるようになったため、背の低い棚は変えずに特に少なかったブロックを今月から柔らかいブロックや細長い四角いブロックを玩具を入れ替えるなど工夫をした。すると、新しい玩具にすぐに目がつき、特にレゴブロックは重ねて積み上げたり色々なブロックの色を並べて楽しんだりと集中して遊んでいる子が多く見られた。

言葉

高月齢の子は「せんせい、ねこさんがいたよ」と二語文がでるようになったり、低月齢の子も「ワンワン」や「パパ」、「ママ」といった一語文や喃語も出たりなど保育士や他児との関わりが多くなってきた。また「アンパンマン」や「さんぽ」、「いとまきまき」、「きらきらぼし」など歌の一部分が歌えるようになり、中には最初から最後まで歌っている子も見られた。

表現

「地球をどんどん」や「フルフルフルーツ」「ジャングル探検隊」など新しい音楽も覚えてきて歌の一部分を上手に歌ってみたり、膝や腰を動かしながらリズムに乗って楽しく踊っている姿が見られるようになった。特にお店屋さんごっこのお祭りで踊った「もったいないばあさん音頭」は大人気で曲をかけて担任や保育士が踊っていると大きな声で笑ったり嬉しそうにしている場面も見ら、何回も見たい子は「もう一回」と先生に言ってくる子もいた。…

1歳もも組2020年度8月のまとめ

健康

感染症の流行は無かったが、咳や鼻水、便が緩くなるなどの体調の変化見られる子が多かった。また夏の疲れから動きが鈍い子、午前中に眠そうにしている子も見られた。子どもの様子を見ながら水分補給や検温を行うなどして体調管理に気をつけて水遊びをして行った。

人間関係

友達の遊びに興味を示し、関わりながら遊ぶ子が増えてきたので、お互いにぶつかることも多くなった。
「今、○○ちゃんが使っているよ」「一緒に遊びたかったのね」「かしてって言ってみようね」と保育士が、仲立ちをして関わり子どもの思いを代弁するようにしていった。

環境

8月1日に遅い梅雨明けから、連日の猛暑となった。8月5日からようやく水遊びが始まり、水を怖がったり嫌がる子もなく、ひよこやタツノオトシゴ、クラゲの水鉄砲をすると手を出して喜んだ。じょうろに水を入れ上からかけたり、バケツに水を移したりして楽しむ姿が見られた。

言葉

「○○ちゃん」「〇〇せんせい」などお友だちを指差しして名前を伝えてくる。「だんごむしさがそうね。」と言うと「ダンゴ虫、いた。」「ちょうちょとんでるね。」というと「ちょうちょ」とオウム返しをしたり、語彙も増え、保育士とのやりとりを楽しむ子どもも増えてきた。子どもの気持ちに寄り添って発語に繋がるように関わっていった。また、手遊びや絵本などを読むと「もういっかい!」と何度も要求をして自分の気持ちを言葉で伝えられるようになってきた子どももいる。

保育士は、満足するまで要求に応えていくようにした。保育士や友だちの真似をして言葉を使いやり取り遊び楽しむ姿が多く見られた。

表現

手遊びで、「糸まきまき」や「きらきら星」を歌うと曲に合わせて、一緒に両手をぐるぐると糸を回したり、手でキラキラを表現して楽しく体を揺らしている姿が見られる。

保育者や友だちの姿を見て真似してくれる子供もいて様々な反応を示す。…

1歳もも組2020年度7月のまとめ

健康

外から帰ってきた時や食事の前には手洗いを丁寧に行えるよう、子ども達には「泡、泡つけて手をきれいにしようね」と手洗いが楽しくなるような声がけを行った。手洗い後、ペーパータオルで手を拭くが、子どもたちが拭けているかを確認し、手伝いが必要な時にはさりげなく援助した。

気温や湿度が高くなり、汗をかくことが増えてきた。「お着替えをして、サッパリしようね」と声をかけてから着替え、爽快感を味わえるようにする。

 

人間関係

友だちの顔と名前が一致してきた。「この玩具〇〇ちゃんにどうぞしてきて」と声をかけると「どうぞ」と言って渡す子が増えてきた。友だちの遊んでいる玩具にも興味を示し、一緒に笑顔で遊ぶ姿が見られるようになった。

 

環境

少しずつ着脱に興味を示してきた。ズボンを履きやすいように前に置き、「足を入れてね」と声をかけると一生懸命足を入れる姿が見られた。お尻の部分は自分でズボンを持ち上げるのが難しいため介助をするようにした。

雨の日は室内で体を動かして遊べるよう、マットや巧技台を用意した。はじめは恐る恐る巧技台の上を歩いていたが、今では、巧技台を見ると「キャー」と嬉しそうな声をあげて歩くようになった。マットのフカフカした感触を好む子が多く、何回もジャンプをする姿が見られた。

 

言葉

絵本を読むと「あっ、ワンワン」「パパ、ママ、ワンワン、ニャーニャー」などよく話していた。自分の気持ちを「こわい、こわい」という言葉で表す子がいるが、美味しそうにご飯を食べていても「こわい、こわい」という為、「こわいのか、でも美味しいよね」と声をかけると、「ウン」と頷いていた。子どもたち一人ひとりの言葉に耳を傾け、受け止めていきたいと思う。

 

表現

8月の製作、絵具を指につけて花火を表現した。初めて触る絵具に、「何、これ?」と不思議そうな顔をしていた。画用紙にチョンチョンと絵具をつけると嬉しそうな顔をしていた。色と色を混ぜオリジナルの色を作り、白い画用紙を鮮やかな色に染め、色々な模様の花火ができあがった。…

1歳もも組2020年度6月のまとめ

健康

自粛から明け、久しぶりに登園する子が多く、寂しさから泣いてしまう子も散歩車に乗ると思い出し、落ち着いて景色を眺めていた。

にしはら公園ではボールゲート場で走ったり、シャボン玉を飛ばすと指をさして追いかけている姿も見られた。ほんむら公園、梅里中央公園では木の枝や虫を探す姿も見られ、見つけると「あった」や「むしさんいた」など真っ先に先生にニコニコしながら教えてくれる子もいた。

人間関係

在園児も新入園児も徐々にではあるが、関わりをもつようになってきている。特に新入園児は、友だちが遊んでいる姿をよく見ており、在園時の姿を真似て遊んだり、ブロックや絵本、車の玩具を一緒に遊んだり、読んだりしている姿も見られるようになった。久しぶりに登園してきた子は、最初の頃は緊張から様子を見ていたり、泣いてしまう子もいたが関わっていく中で保育士が名前を呼ぶと抱きついたり、来てくれるようにもなった。

環境

背の低い棚を用意し、子ども達がどこからでも玩具を取りやすいようにした。棚に車の玩具を並べたり、いろんな玩具を手に取り眺める姿が見られた。

絵本も取り出しやすい場所に用意し、スペースを広くとり、保育者と一緒にゆったりと絵本を読める場所を作った。絵本も年齢に合った本を準備し、新しい絵本が来たときは読んであげて興味をもってもらえるように工夫をした。

言葉

保育者がゆっくりと話しかけると「うん」と頷いたり、「これは何色」と聞くと「あか、あお」と嬉しそうに応えてくれる姿も見られるようになった。また、アンパンマンの絵を描くと「アンパンマン」と保育士に言ってくる子もいた。保育士との信頼関係も出来てきて、自ら「だっこして」と合図も見せてくれるようになった。

表現

「わーお」や「エビカニクス」、「さんぽ」などCDをかけると、楽しいリズムに合わせて体をゆらし。歌に合わせて、口ずさむ姿も見られた。曲が終わると「もう一回」と手をあげる姿が見られた。また、「どんないろがすき」や「はたらくくるま」の歌を歌うとリズムに乗りながら手を叩いたりする姿も見られた。…

1歳もも組2020年度4月のまとめ

健康

散歩車に乗ってお散歩に行く。初めての散歩車、最初はビックリして泣きだした子もいたが、ゆっくりと散歩車が動きだすと、散歩車からの景色をじっくりと見る。

ほんむら公園では、シャボン玉を見たり、坂道を登ったり、下ったりして体を動かす。なかには、坂道を滑り台に見たてて、笑顔で滑る子もいる。外に出ると、ニコニコ笑顔の可愛い顔がたくさん見られた。

 

人間関係

たんぽぽ組から進級してきた6名の子ども達はとても仲がよく、好きな玩具を見つけて夢中になって遊ぶ。新しい担任にも少しずつ慣れ、公園では一緒に手をつないで歩いたり、室内では好きな絵本を一緒に読む。子ども達も「先生、読んで」と好きな絵本を持ってくる。

4月から入園してきた子ども達は、ゆっくりと保育者にも慣れてきた、「おいで」と両手を広げて声をかけると、抱きついてくる子どもの姿も見られるようになった。

 

環境

背の低い棚を用意し、子ども達がどこからでも玩具を取りやすいようにした。棚に車の玩具を並べたり、いろんな玩具を手に取り眺める姿が見られた。

絵本も取り出しやすい場所に用意し、スペースを広くとり、保育者と一緒にゆったりと絵本を読める場所を作った。

 

言葉

保育者がゆっくりと話しかけると「ウンウン」とうなづく。「給食おいしかった?」と聞くと、「おいちぃ」と言いながら、ほっぺをチョンチョンとつつく。

抱っこをすると「あっち、こっち」と自分の行きたい方向を指差しをしながら伝える。

 

表現

はらぺこあおむしのCDをかけると、楽しいリズムに合わせて体をゆらす。歌に合わせて、口ずさむ姿も見られた。曲が終わると「もう一回」と手をあげる姿が見られた。

“手をたたきましょう”の歌も好きで、保育者が歌うと、一緒に“トントントン”と手をあわせながら歌う姿が見られた。

 …

1歳もも組2019年度3月のまとめ

健康

3月に入ってからも新型コロナウイルスによる感染拡大のニュースが後を絶たない中、クラスでは胃腸炎が流行し、嘔吐・下痢の症状が出る子が多く見られた。食事前や戸外遊び後の手洗いを徹底し習慣づけると共に、保育室や玩具の消毒、汚物処理やこまめな換気を行うなどして、感染防止に努めた。また、一人ひとりの健康状態を把握して、毎日の検温を欠かさず行い、家庭との連携を図りながら各々の体調に合わせて無理なく過ごせるよう配慮した。また、排尿の回数が減り、1回の量が増えるようになったことで、「おしっこ出た」・「オムツ替える」など、排泄を知らせる姿が見られるようになった。

 

人間関係

保育者や友だちと進んで関わろうとする姿が見られ、言葉でのやり取り・触れ合いが増えるようになってきた一方で、友だち同士、玩具や場所の取り合いになることもあった。怒って言い争っていたかと思うと、急に笑い出したり、譲り合ったりする姿も見られたため、保育者は近くで様子を見守った。また、気持ちが不安定な時などに、保育者に「抱っこして」と甘える姿や、友だちを押したり、ひっかいたりと、手が出ることもあったため、その都度、子どもの気持ちを受け止め、楽しめるような声掛けや、遊びに誘うなどして対応していった。

 

環境

天気の良い日は、園庭の状態に応じて戸外に出て遊んだり、全員が保育者や友だちと手を繋いで歩けるよう4~5人ずつ交代で散歩に出かけたり、公園に出かけ思い切り走ったりと、なるべく体を動かして遊べる機会を増やすよう心掛けた。また、2歳児クラスで遊ぶ機会を設けることで、進級への期待が持てるよう異年齢児との関わりを大切にしながら、天気が悪い日でも気分転換をして楽しめるよう配慮した。また、身の回りのことが自分でできるよう、自分の靴下の出し入れに加え、個人のマークを付けた物干しハンガーを用意したことで、自分の帽子を外したり、取り付けたり出来るようにし、自分でやってみたいという気持ちと指先を使う作業が同時に養えるよう工夫した。

 

言葉

興味のある絵本や紙芝居を保育者と繰り返し見ることで、言葉に興味を持ったり、言葉を習得したりして、発語に繋げていった。絵本や紙芝居のセリフを全部覚え、長い文章でも文字通り言える子もいた。また、月齢や個人差による言葉の発達の差は見られるものの、保育者が手遊びや歌を一緒に歌うことで、聴くだけでなく、歌の一部を歌えるようになる子もいたため、ゆっくりと分かりやすく楽しみながら歌うよう心掛けた。また、摸倣遊びの中で、「いらっしゃいませー、何にしますか~」など、大人の言葉やテレビなどの言葉を再現していることが多いため一緒に遊びに加わることで、言葉のやり取りを楽しみ使い方をさりげなく伝えていった。

 

表現

春らしい花やちょうちょの制作をタンポやシールを使って取り組んだ。画用紙に、好きな色の絵の具にタンポを着け、一回ずつ丁寧に押したり、塗りつぶしたりして、それぞれ楽しんでいた。また、好きな色のちょうちょ型の画用紙を選び、シールを自由に好きなだけ貼り、出来上がった作品を飾った際、自分のマークを指差し、「見てみて~、○○ちゃんのこれだよ!」と、保育者や保護者に自分の作品を見てもらうことに満足していた。体操では、曲が流れると自ら曲に合わせた振り付けをし、保育者や友だちと一緒に体を動かすことを楽しんでいた。ままごとのフライパンやピタゴラスなどの玩具を組み合わせ、ピザを焼くなど見立て遊びの幅も広がっている。…

1歳もも組2019年度2月のまとめ

健康

大幅に体調を崩す子はいなかったが、鼻水・咳が出る子や、下痢や軟便が出る子もいた。ひとり一人の体調の変化を家庭と連携を取りながら見られるようにした。また、保育室や玩具などの消毒・手洗いを丁寧に行い、感染防止に努めた。戸外活動の後の手洗いや、食前の手洗いは保育者が側について行ったため、以前よりも手洗いに興味を持つ姿も見られるようになった。2月の下旬頃にはコロナウイルスの流行に伴い、更に保育室内の清潔を保てるようにした。

 

人間関係

友だち同士での遊びが充実し、見立て遊びを同じイメージを持って楽しむ姿が見られた。保育者が一緒に遊ばなくてもやり取りをしながら遊ぶ姿も多いが、トラブルに繋がることもあるため見守って過ごした。好きな遊びが似ている子や、月齢が同じくらいの子で遊びを楽しみ、やり取りをする姿がみられた。また、散歩の際に友だち同士で手を繋いで歩けるようになり、園周辺の環境の変化に気付き「○○あったね」等の会話をしながら散歩を楽しめるようになった。

 

環境

ままごとコーナーの遊びが充実したことにより、子ども同士で一緒に料理を作ってテーブルに並べたりお弁当を作ったりする姿が見られた。実際に自分の見た物や食べた物をイメージして作り、保育者や友だちに振る舞ったりお店屋さんになりきったりする子もいた。散歩で商店街に行く機会が増え、地域の環境に興味を持てるようになったため、ごっこ遊びがより具体的になっていた。散歩は、前月同様少人数で園周辺を散策し、友だち同士で手を繋いだり保育者と手を繋いだりする機会を多くつくった。

 

言葉

言葉でのやりとりが増え、友だちや保育者と会話を楽しむ姿が見られるようになった。自分の思いを上手く伝えられなかったり、月齢や個人の差から思いが伝わらなかったりする場面もあったため、その都度保育者が仲立ちをして思いを代弁して伝えて関わった。生活や活動の中で言葉を使うコミュニケーションを意識し、分からないものの名前や、自分の気持ちを言葉で伝えて「○○だよ」「○○だったね」と、寄り添って過ごせるようにした。歌や手遊びを多く取り入れたことで歌ったり手遊びをしたりする姿も多く見られるようになった。

 

表現

前月に引き続き、ひなまつりの制作でシールで顔を作った。今までの制作を通して目の位置を理解している子が多く、「目を貼ろうね」という言葉掛けで目を貼ることが出来ていた。自分の作った物に対しての興味も大きく、飾った際に自分の作品を見つけて嬉しそうにしていた。体操で体を動かしたり、保育者の動きを真似したり、自分の身体の部位を知りながら楽しむ姿も見られた。ブロックやままごとでの見立て遊びも楽しめるようになり、自分のイメージを相手に伝えながら遊びを楽しんでいた。…

1歳もも組2019年度1月のまとめ

健康

年末年始の間に大きく体調を崩した子はおらず、年明けも元気に登園していた。園での生活リズムを徐々に取り戻していけるよう、ゆったりと過ごした。鼻水・咳が出る子もいたため、個々の体調の変化に気を付け、保育室や玩具などの消毒・手洗いを丁寧に行った。衣服や靴の着脱を自分でやろうとする姿も増え、意欲的に取り組んでいた。自分でやりたいという気持ちとは裏腹に、まだうまく出来ない部分もあり、苛立ったり、介助を嫌がったりすることも多かった。気持ちに寄り添いながら、さり気なく援助をしたり、時間に余裕を持って声をかけたりして、自信につながっていくようにした。

 

人間関係

友達との関わりがぐっと増え、保育者を必要とする場面もありつつ、気の合う子や、好きな遊びが似ている子同士で誘い合いながら遊んでいた。月齢や個人差によって、上手く伝わらない時や、トラブルになりそうなときは、互いの気持ちを受けとめながら見守るようにした。相手が持っているものや、やっていることに気付き、同じ物を求める場面では、「かして」「ちょっとまって」「あとで」など、言葉でやりとりする場面も増えてきた。また、同じ経験をした子同士で「○○だったね」「おんなじ」と会話を楽しむ姿も見られた。他児と関わりたい気持ちを大切にしながら、気持ちの伝え方やコミュニケーションの手段を分かりやすく伝えていけるようにした。

 

環境

子どもの成長や進級を見通して室内の環境を見直し、棚や玩具の入れ替えを行った。ごっこ遊びが充実するよう、ままごと用の玩具を増やし、イメージが広がるようにした。すると、布やおんぶひもで人形のお世話をしたり、フライパンでお手玉を炒めたりして、より具体的なイメージを持って遊べるようになった。戸外遊びでは、園庭遊びや散歩などを多く取り入れ、体を動かすことが出来るようにした。散歩では、少人数に分かれて散歩をしたり、歩くことをメインにした散歩に出かけたりした。なるべく、子ども同士や保育士と手をつないで歩けるようにし、探索や発見の楽しさを味わえるようにした。

 

言葉

言葉でのやりとりを楽しめるようになり、経験したことや、自分の思いを言葉で表現するようになってきた。月齢や個人差はあるため、一人一人の言葉の発達に応じ、分かりやすい言葉にして返したり、代弁したりしながら、気持ちに寄り添った対応を心掛けた。また、他児とのやり取りの中で、上手く表現できない思いや、伝わらなかった思いを受け止め、一緒に相手に伝えたり、具体的な言葉で伝えられるように仲立ちしたりして、言葉でのやりとりを見守っていった。また、おべんとうバスのごっこ遊びを通して、自分の名前を呼ばれて返事をしたり、友だちと声を合わせて歌ったりすることの楽しさを味わえるようにした。

 

表現

絵本や紙芝居を見たり、保育士の真似をして体操したりすることを喜んでいた。その中で、自分の体の部位の名称を知ったり、体を使ったりして遊ぶことを楽しむようになってきた。そのため、ふくわらいや、節分の鬼の制作を通して、顔を作る制作を多く取り入れた。「○○ちゃんのおめめはどこ?」と問いかけると、自分の目がどこにあるのかを確認しながら、指を差したり、お面に目を貼ったりしていた。目が分かるようになると、次第に鼻や口も分かるようになり、表情豊かな作品となった。以前より小さなシールを貼るなど、指先の使い方も発達してきたため、さまざまな素材を使って、制作活動を楽しめるようにした。…

1歳もも組2019年度12月のまとめ

健康

寒さも増し、鼻水・咳が出る子が目立った。空気の乾燥による発疹・掻きむしった後などの皮膚トラブルや、蕁麻疹、ケガ、ものもらい等を発症する子も数名見られたため、家庭と連携を取りながら、肌の保湿を保ったり、通院の様子を伺ったりするなどして様子をみた。また、個々の体調の変化に気を付け、健康観察や検温を行い、感染症や気温差・乾燥による風邪予防のため、着替えや水分補給をこまめにし、保育室や玩具などの消毒・手洗いを徹底した。

 

人間関係

月齢や個人差はあるが、ままごとやごっこ遊びなど、保育者が関わらなくても子ども同士で比較的長い時間遊べるようになってきた。保育者はそばで見守り、時には声を掛け、一緒に加わるなどして興味の幅を広めたり、季節などに合わせて楽しめるよう援助したりした。また、保育者との関わりを求め、保育者を呼んだり、手を引いたりして一緒に遊びたがる姿も見られた。食事や着替えなど、保育者に褒められ嬉しがったり、褒めてもらいたくてやって見せたりする姿も見られた。自分でやってみたいという気持ちを大切にし、自分で出来たという達成感が得られるよう援助し見守った。楽しいことも嫌なことも、子どもたちの気持ちに寄り添い共感し、分かってもらえたという安心感を与えられるよう努めた。

 

環境

戸外遊びでは、寒さに負けず元気に過ごせるよう園庭遊びや散歩など、その日の天候や園庭の状態に応じて、なるべく体を動かすことが出来る方を取り入れた。12月はほぼ週3日のペースで散歩に出たため、行き先や散歩のコースを変えたり、園庭遊びと散歩を組み合わせたりするなどして、飽きずに楽しく遊べるよう配慮した。また、散歩では歩くペースが同じくらいの子と手をつなげるようにし、発見や楽しさを共感出来るようにした。室内遊びでは、発達に合わせて新しい玩具に入れ替えるなど、集中して取り組めるよう環境設定の見直しをした。

 

言葉

月齢や個人差による言葉の発達の差は見られるものの、自ら語りかけようとする姿は見られるため、一人一人の言葉の発達に応じた対応を心掛けた。出来事や気持ちを表現出来る子には問いかけなどをして言葉のやり取りを楽しみ、思いを言葉で十分に伝えられない子には、保育者が代弁したり、問いかけに丁寧に応えたり、興味のあることをゆっくり話したり、繰り返し話したりなどして発語に繋がるよう心がけた。

 

表現

園庭のマットに2つのフラフープを通し、リュックのように背負ったり、中に入ってゆりかごのように寝そべったり、フラフープをハンドルに見立てて車を運転する真似をしたり、マットを立て掛けた中に入り、乗り物のように歩いて移動したりと、園内にある限られた玩具の中で、新しい遊び方を次々に発見して楽しむ姿が見られた。また、それを見た友だちも同じ遊びをしたいと真似をして一緒に楽しむ姿が見られた。室内では以前より慣れてきたのか、クレヨンや絵具で模造紙の広い範囲に豪快に思いのまま描く姿が見られるようになった。…

1歳もも組2019年度11月のまとめ

健康

朝夕の気温差に伴い咳や鼻水が出ている子が多かった。大きく体調を崩す子はほとんどいなかったが、インフルエンザの予防接種を受ける子もいた為、保育園での体調の変化に気付けるよう様子を見て過ごした。日中は暑い日が多く、戸外での活動の際の服装を調節して過ごした。手洗いや水分補給に対して意欲的な姿が増え、手を洗う前に服の袖をまくったり、「お茶飲みたい」と保育者に伝えたりしていた。

室内の湿度が低くなってきた為、加湿器を入れて快適に過ごせるようにした。

人間関係

遊びの際に友だちに声を掛けて一緒に遊んだり、同じ玩具を持って遊ぶなど「一緒に」という事を楽しみ喜ぶ姿が見られた。自我の成長と共に玩具や場所の取り合い、思い通りにいかず困惑する姿もあった為、子どもの気持ちを代弁しながら仲立ちし、時には見守りながら過ごした。

環境

11月になると朝夕は肌寒いが、日中は暑い日が続き上着を着て戸外活動をすることはなかった。園庭あそびや散歩の活動では、おいかけっこを楽しみ思い切り身体を動かして遊んでいた。室内では、ごっこ遊びや見立て遊びの内容が具体的になり、自分のイメージしたものを友だちや保育者に伝えていた。子どもたちの遊びが広がるよう、一緒に遊びながら会話を楽しめるようになった。

言葉

前月同様、少しずつ自分の思いを言葉で表現していた。友だちとの関わりの中では、自分がどのように伝えればいいのかわからない場面もある為、その都度仲立ちをし友だちとの関わりを楽しめるようにした。

物の名前や、気持ちの表現を言葉にできない時は、「○○だよ」等、言葉を伝えて語彙の獲得に繋がるように関わった。月齢や個人差はあるが、少しずつ自分の気持ちを表現できるようになり、伝わった喜びに繋がるよう丁寧に対応した。歌や手遊びを真似したり、保育者や友だちの言ったことを真似する姿も多く、遊びを通して発語に繋がるように関わった。

表現

11月の下旬に、食育としてサツマイモとレンコンを実際に見て触ってみた。子どもたちは興味津々で持ったり触ったりしていた。その後、サツマイモとレンコンを用いた野菜スタンプの活動を行うと、「ぺた!」と言いながら、スタンピングを楽しみ、その食材が出たメニューの際はいつもより食べてみようとする姿が多く見られた。雨の日が多く、室内遊びで絵の具を使った遊びを取り入れると、色が混ざるところを見て楽しんだり、絵の具の感触を楽しむ様子が見られた。

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