健康
全体的に鼻水が出る子が目立ち、月初めと月末は熱でお休みする子がいたが、大きく体調を崩すことなく元気に登園する。感染予防のため、こまめな手洗い、室内の気温と湿度管理に留意した。袖が濡れないようにまくり、石鹸で丁寧に手を洗う習慣も身についてきた。保育室全体の掃除をし、清潔な環境で子どもたちが快適に過ごせるよう配慮した。
人間関係
友だちに対する興味関心が高まり、自ら働きかけて関わろうとしている。傍にいる友だちや保育士等と「あっぷぷ」をしながら、同じ動作や表情を面白がり、互いに顔を見合わせ笑い合う。おままごとで「かして」「どうぞ」のやりとりをする子、泣いている友だちに「大丈夫?」と声をかける子、たんぽぽ組の小さい子の頭を優しくなでるしぐさもみられた。双方の思いがぶつかり合うこともあるが、やりとりを保育士等がすぐに止めてしまわずに、思いを温かく受け入れながら見守り、子どもが自分と他者の気持ちの違いに気づけるよう援助していった。
環境
冬至の前に、季節の風習を取り入れ生活を楽しむ取り組みとして、ゆずの香りを楽しむ体験を行った。少し皮を削いだところから香りがただよい、保育室中が柑橘のいいにおいに包まれた。大小さまざまな形のゆずを手にとりながら、嬉しそうな表情の子、不思議そうな表情でじっと眺める子、鼻に近づけてにおいをかいでみる子、「みかん!」と言って「あ~ん」と食べる真似をする子、それぞれ興味を向けていた。子どもの発する言葉に「いい香りがするね」と共感しながら、一緒に雰囲気を味わい、楽しむようにした。
言葉
「せんせい」と呼んでいた子が「〇〇せんせい」と親しみを込めて呼びかけてくれるようになった。友だちの名前を呼び合ったり、一緒に『はたらくくるま』の歌を元気な声で口ずさんだりし、子どもの話すこと聞くことへの意欲が高まっている。日常の挨拶をはじめとして生活や遊びの中で丁寧に温かく言葉をかけながら関わるように心がけた。
表現
冬のパーティーで大好きな「おもちゃのチャチャチャ」の曲に合わせて合奏を披露した。クレヨンでお絵描きとシールを貼った三角帽子をかぶった。散歩で拾ったどんぐりで作ったマラカスを嬉しそうに振り、友だちや保育士等と一緒にリズムをとって楽しむ姿がみられた。自分の思いや体の動きと音楽のリズムのつながりを、心から楽しむ経験を重ねていけるよ
した。