健康
日によって気温の変化が激しく、鼻水や咳が出る子が多かった。「お鼻を拭こうね」と言って、こまめに鼻水をぬぐい、「スッキリしたね」と声かけをした。また下痢の症状も多く、こまめにオムツの確認を行い、清潔な状態を保てるようにした。お尻がかぶれている子は水で流してケアをした。
人間関係
友だちが登園すると、“おはよう”というように側に寄っていく姿がみられるようになった。また絵本を開いている子がいると、同じように絵本を手に取り開くというように、周りに関心を持ち、同じ遊びをする。散歩のときに4人乗りのベビーカーに向き合って座ると、お互いに手を伸ばして触ろうとしたり、「あーあー」「うーうー」と喃語で会話をするような姿が出てきた。
環境
歩きやハイハイで移動してつかまり立ちをし、棚にある玩具を手にしたり、腹ばいの状態や寝返りをして近くにある玩具に手を伸ばしたりして遊ぶ。常に見える場所に、子どもが興味を持つ玩具を配置し、少しがんばれば手が届くように環境を整えた。腹ばいなどで一生懸命に手を伸ばし、手にすることができた時の表情は喜びに満ちていた。
言葉
楽しい時や機嫌のよい時には「あーあー」「きゃっきゃっ」と表情豊かに喃語を発して笑う。眠たい時やお腹がすいた時には「ぎゃーぎゃー」「ゔ―ゔ―」と大きな声で全身で訴える。その都度、「うれしいね」「たのしいね」「眠たいのね」「お腹がすいたのね」と子どもの思いをくみ取り言葉にして、思いに寄り添うようにした。
表現
音の出る玩具で遊ぶことを楽しむ。手で持って振ったり、ボタンを叩いて音を出したする。音楽が流れると手を叩いたり体を揺らしたりして喜ぶ姿がある。
制作では指に絵の具をつけて画用紙に指スタンプをした。指に絵の具をつけると、不思議そうに見つめ、保育士が「紙にポンポンしてみよう」と言って、手助けすると画用紙に色がついていく様子に目を輝かせて、手を動かし始めた。自分から絵の具に手を伸ばす子もいた。色鮮やかな『アジサイ』が咲き誇った。