5歳ひまわり組2021年度12月のまとめ

健康

生活の中で時間や決まりを意識して生活するようになり、声をかけなくても時間に気付いて片づけをしたり自ら次の行動に移ったりする様子が見られるようになってきた。その姿を認めて褒めながら、周りにも知らせていくことで他児も気づいて行動していた。身体測定の際には、看護師からプライベートゾーンについての話をしてもらい、水着で隠れる部分と口は大切な所だから、汚い手で触ったり、誰かに触らせたり、ふざけて見せたりしてはいけないよと言われ、真剣に聞いていた。また、食育の一環としてクッキーづくりを行い、食材や調理過程に興味を持ち、楽しんで組むことができた。

人間関係

遊びの中で友だちと話し合い、ルールやアイデアを出しながら遊びを展開して楽しんでいた。集団としての活動や結びつきも強くなり、協力することの大切さや、みんななでやり遂げることでの達成感を味わうことができた。その中で意思がぶつかったり、気の合わない相手に対して語気が強くなったりしてトラブルになることもあったため、双方の意見を聞くところから始め、仲立ちしながら解決策を一緒に考えていった。また、生活の中で難しさを感じることや出来ないことがあることで自信を喪失しないよう、出来ないことは手伝ってもらったり、待ってあげたりすることも大切であると伝え、友だちのいい所に目を向けながら、違いを認め合えるよう促していった。

環境

室内で構成あそびや制作を十分楽しめるようにし、必要な物を揃えたり、使いやすいよう片付けたりしていった。子どもたちも自ら気付いて片づけをするようになり、使ったものを整理整頓することの大切さと気持ち良さを感じられるようになってきた様子だった。戸外では体を十分動かして遊べるよう、遠い公園まで散歩に出たり、園庭で十分遊べるよう時間を長く取ったりしていった。また、自然物や水や土を使った遊びを十分楽しめるような場所を考え、子どもたちの様子を踏まえながら、多くを禁止せずに危険がないよう遊びを見守っていった。年末には保育室の大掃除を行い、年始の準備に興味を持ちながら、生活の場を整え清潔にすることの大切さを伝えていった。

言葉

話を聞く時の態度としてふさわしいものは何かを考え、言葉を伝える時も受け取る時も、身体を相手に向け、目をしっかりと見ることで伝わっていることが感じられることを共有した。話を聞いていないことで困ることや相手が不快になることも実感し、より話を聞こうとする姿が見られるようになってきた。しかし、伝え方や態度によって喧嘩になることや、言い争いが過熱してしまうことも多々あった。言葉も暴力になることを伝え、相手を考えた言葉や伝え方について一緒に考えるようにした。表現活動の中では、役になりきった台詞を考えたり、声の大きさや話す速さを考えたりして、観客を考えた言葉の選び方を工夫していた。

表現

冬のパーティーに向けて絵本の「てぶくろ」を題材としたペープサートを作る活動をした。絵本と保育士が作ったペープサートを見て、自分たちもやってみたいと話し、積極的に取り組んでいた。自分の演じる役の動物を作る際、何を使ってどう作るかを話し合い、背景なども協力して作ることができた。練習の様子を他クラスや職員に見てもらい、感想から更に工夫を重ね、褒めてもらうことで自信を付けていった。本番は見事に演じ切り大きな拍手をもらうと、誇らしげな表情を浮かべていた。また、松ぼっくりや芋づるなどの自然物を使ってクリスマスに向けての制作を行い、より細かい作業や小さな素材なども使えるようになった。

育児あれこれ