健康
一日の流れが身についてきた。外から帰ってきた時、食事の前には進んで手洗いに行く。石鹸を手につけ「あわ、あわ」と手のひらをコシコシと合わせたり、自分でできない時には「先生、手伝って」「手、手」と手をだす姿が見られた。汚れが落ち、手が綺麗になると嬉しそうな顔をする。暑い日が続き、汗をかいた時にはシャワーを行い「気持ちいいね、サッパリしたね」と爽快感を味わえる声がけをし、シャワー後は給食を食べ、午睡に入るリズムができてくると、まとまった時間眠れるようになった。
人間関係
友だちの存在を意識するようになった。室内遊びや、散歩にでる時に手をつなぐ姿を見せる。「〇〇ちゃん」と名前を呼んでから玩具を渡し、関わりが少しずつ見られるようになった。同じ遊びを楽しむことも増えてきたので、保育者が仲立ちとなりいろいろな遊びを投げかけ、友だちと一緒にいる楽しさを伝えるようにした。友だちに興味を示す半面、それぞれが自分の思いを強く表現するようになり、玩具の取り合いなどのトラブルが見られる。そのつど互いの気持ちを代弁するなどして、分かりやすく関わり方を知らせている。
環境
園庭や玄関で水遊びをする。安全に楽しく水遊びができるように乳児クラスの担任間で、どのような玩具を用意するか、タライやバスマットは何個用意するか、毎日同じ玩具ではなく飽きずに遊びこめる道具を用意し活動を話しあった。石鹸、ハンカチを用意しての洗濯ごっこは、石鹸の泡が気に入り、シャベルで“ポン”と泡を叩いて、泡が飛び散るのを喜んでいたり、月齢の高い女の子は、ハンカチをゴシゴシと洗い「見て、ピッカピカ」と嬉しそうな姿が見られた。来月も子どもたちの様子を見ながら、みんなが楽しめるような水遊びを取り入れるようにしたい。
言葉
「お友だちと一緒だね」という言葉を好み、簡単な言葉でやり取りをしながら同じ動きを楽しむ姿が見られる。激しい玩具の取り合いも見られるが、泣く姿だけでなく自分の気持ちを「使いたかった」「今、使っているよ」と言葉で伝える姿も少しずつ見られて成長を感じる。それぞれの気持ちを理解し、言葉の使い方、やりとりの仕方など、一人一人に合った対応を心がけた。
表現
トイレットペーパーの芯を花形に切り、絵の具をつけ花火に見立てた。黒い画用紙に絵の具が鮮やかにつくと「ワー」と嬉しそうな顔をして見とれていた。ペッタンペッタンと好きな場所に絵の具をつけ、大きく夜空に舞い上がる花火を表現した。