4歳ゆり組2020年度9月のまとめ

健康

9月に入り急に涼しくなったため、鼻水や咳が出る子がいたものの、大きく体調を崩すことなく登園していた。

水分補給や休息の習慣がつき、シャワーや着替えなども自分でやろうとする子が増えた。手洗いやうがいは、急いでいると忘れてしまったり、雑になってしまったりする子もいたため、丁寧に行えるようその都度声をかけるようにした。気候の変化や天気に応じて水遊びとシャワーは9月中旬で終了とし、戸外遊びや散歩の機会を増やして体を動かせるようにした。

人間関係

自分の好きな遊びを楽しむ中で、保育士を頼るだけでなく、友だちと協力したり、助けを求めたりしながら

遊びを展開していた。お祭りごっこの活動では、グループで話し合う機会や、自分の意見を発表する機会を作り、自分の意見を伝えたり、相手の話を聞こうとしたりしていた。その中で思い通りにいかないことや、自分の意見が通らないとことも経験したが、友だちと協力する楽しさややり遂げる喜びも感じることができ、達成感を味わっていた。

環境

涼しくなったことで、園庭や散歩先でじっくり遊ぶことができた。園庭では、虫探しや砂場でのままごと、水路や山づくりなどを楽しんでいた。散歩先では「セミいなくなったね。」と残念そうにしていたが、トンボやコオロギを見つけて喜び、季節の変化と共に見つかる虫も変わるということを知ることができた。室内では、廃材を使った制作や塗り絵をしたり、数人でルールのあるゲームをしたりしていた。子どもの様子や興味に合わせて玩具を入れ替え、工作用品や道具が不足したり、散らかったりしないよう気をつけた。

言葉

子どもたち同士で話し合う機会を多くし、自分の思いを言葉で伝えるよう促しながら、自分の言葉で話すことを大切にした。うまく伝わらないことや意見が食い違ったりすることも多いため、状況に応じて仲立ちし伝え方や言葉の使い方を知らせていった。あまり好ましくない言葉やふさわしくない言葉を覚えると、使うことで周囲の反応を楽しむ姿や、相手が嫌がると分かっている言葉を使う場面もあるため、どうしてその言葉を言ったのか、それをどう感じるのかを尋ね、その意見をふまえた上でなぜ言ってはいけないのかを自分で考えられるよう働きかけていった。

表現

お祭りごっこの制作に意欲的で、チョコバナナ、かき氷、お面、たこ焼きの制作に精を出していた。昨年はお客さん役としての参加だったが、今年は出店側も経験するとあって、どうしたら買ってくれるか、お客さんが来てくれるかなどを考えて作る姿もあり、当日も自分たちなりに工夫しながら、店の呼び込みや接客などをしていた。また、お祭りごっこに向けたうちわ作りでは、ビー玉の転がし絵とストローの吹き絵を行った。偶発的な仕上がりに喜び、愛着のわいた自分のうちわを使って盆踊りを楽しんでいた。

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