健康
大幅に体調を崩す子はいなかったが、鼻水・咳が出る子や、下痢や軟便が出る子もいた。ひとり一人の体調の変化を家庭と連携を取りながら見られるようにした。また、保育室や玩具などの消毒・手洗いを丁寧に行い、感染防止に努めた。戸外活動の後の手洗いや、食前の手洗いは保育者が側について行ったため、以前よりも手洗いに興味を持つ姿も見られるようになった。2月の下旬頃にはコロナウイルスの流行に伴い、更に保育室内の清潔を保てるようにした。
人間関係
友だち同士での遊びが充実し、見立て遊びを同じイメージを持って楽しむ姿が見られた。保育者が一緒に遊ばなくてもやり取りをしながら遊ぶ姿も多いが、トラブルに繋がることもあるため見守って過ごした。好きな遊びが似ている子や、月齢が同じくらいの子で遊びを楽しみ、やり取りをする姿がみられた。また、散歩の際に友だち同士で手を繋いで歩けるようになり、園周辺の環境の変化に気付き「○○あったね」等の会話をしながら散歩を楽しめるようになった。
環境
ままごとコーナーの遊びが充実したことにより、子ども同士で一緒に料理を作ってテーブルに並べたりお弁当を作ったりする姿が見られた。実際に自分の見た物や食べた物をイメージして作り、保育者や友だちに振る舞ったりお店屋さんになりきったりする子もいた。散歩で商店街に行く機会が増え、地域の環境に興味を持てるようになったため、ごっこ遊びがより具体的になっていた。散歩は、前月同様少人数で園周辺を散策し、友だち同士で手を繋いだり保育者と手を繋いだりする機会を多くつくった。
言葉
言葉でのやりとりが増え、友だちや保育者と会話を楽しむ姿が見られるようになった。自分の思いを上手く伝えられなかったり、月齢や個人の差から思いが伝わらなかったりする場面もあったため、その都度保育者が仲立ちをして思いを代弁して伝えて関わった。生活や活動の中で言葉を使うコミュニケーションを意識し、分からないものの名前や、自分の気持ちを言葉で伝えて「○○だよ」「○○だったね」と、寄り添って過ごせるようにした。歌や手遊びを多く取り入れたことで歌ったり手遊びをしたりする姿も多く見られるようになった。
表現
前月に引き続き、ひなまつりの制作でシールで顔を作った。今までの制作を通して目の位置を理解している子が多く、「目を貼ろうね」という言葉掛けで目を貼ることが出来ていた。自分の作った物に対しての興味も大きく、飾った際に自分の作品を見つけて嬉しそうにしていた。体操で体を動かしたり、保育者の動きを真似したり、自分の身体の部位を知りながら楽しむ姿も見られた。ブロックやままごとでの見立て遊びも楽しめるようになり、自分のイメージを相手に伝えながら遊びを楽しんでいた。