食事
はじめは、新しいクラスでの食事に慣れず、なかなか食べようとしなかったり、すぐに食事を終えようとしたりする姿があった。座る場所をきめたことで、自分の場所が分かり、落ち着いて食べられるようになってきた。
排泄
新しいトイレには興味があるものの、特定の保育士とではないとおむつ替えを嫌がる子もいた。また、トイレの中で遊んだり、嫌がって座ろうとしなかったりする子もいた。紙オムツに出たことを知らせたときはすぐに替えるようにし、きれいになった心地よさを感じられるようにした。
健康
新しい環境での生活に、疲れや緊張がみられる子もいた。安心できる保育士に気持ちを受け止めてもらうことで、少しずつ落ち着いて過ごせるようになった。鼻水や咳が出ている時にはこまめに拭くようにし、水遊びを控えるなどして配慮した。
睡眠
新しい環境で落ち着かない様子があり、なかなか寝つけなかったり、泣いてすぐに起きてしまったりすることもあった。食事の後は横になれるよう声をかけ、保育士に本を読んでもらったり、側についてもらったりすることで、安心して身体を休められるようになってきた。
情緒
新入園や進級への不安を泣いて訴える姿がみられたが、気持ちの変化や不安定さに気を配りながら受け止めていくことで、少しずつ担任や園生活に慣れていった。また、自分のしたいことがうまく出来ないときや、思いが伝わらなかったときなど、泣いて起こり、手が出る事もあった。傍で見守っていくことで、自分でやろうとする姿も見られるようになってきた。
言葉
言葉にならない思いを泣くことで表現していたが、保育士に「〇〇したかったんだね」と具体的に言葉にして受け止めてもらうことで納得し、落ち着いていた。また、友だちや担任の名前を少しずつ憶えて呼んだり、「あなたのおなまえは?」と歌って楽しんだりしていた。