健康
先月同様に暑い日が続いているが、体調を崩す子も少なく元気に過ごしている。活動の区切りや次の遊びにうつる時など、子どもが行きやすいタイミングを見計らいトイレに誘っている。イヤイヤ期も重なり、時には嫌がることもあるが、まずはトイレに座れたことを認め、子どもの気持ちに寄り添い、個々の発達に応じて無理のないように進めている。また、トイレに座れたこと、排尿できたことなどは家庭にも共有し、連携していく。
人間関係
友だちが休んでいることに気づき、「〇〇ちゃんいないねぇ」と寂しそうに話す姿があった。日々の生活や遊びを通して友だちとの仲が深まっている。ままごと遊びでは、ご馳走をつくって「〇〇ちゃんの誕生パーティーよ」とパーティーを開いたり、お母さん役になり「あなた、起きなさい」と友だちを起こしたり、ごっこ遊びにもリアルなやりとりが見られる。よく大人のことを観察していると感心する。
一方で友だちがつくったブロックや積み木を壊したり、遊んでいる電車などの玩具を持っていってしまったりする姿がある。「一緒に遊ぼう」「貸して」など見本になる言葉を示しながら、自分の気持ちを言葉で表す方法を身につけられるように関わっていく。
環境
室内で一日を過ごすことが続いているため、玄関での水遊びのほかに泡遊びや粘土遊びなど色々な活動を取り入れた。子どもたちは特に寒天遊びが気に入り、食紅で色をつけた寒天を両手で持ち重さを感じたり、細かくしたものをカップに入れてかき氷遊びをしたりと思い思いに楽しんでいた。また、室内の棚にパズルを並べ机上遊びコーナーを設けたところ、朝のおやつ後や午睡明けなどに自分から椅子に座ってパズルで遊びはじめ、落ち着いて過ごせるようになった。
言葉
「昨日、パパとママと~したの」など、家での出来事を話してくれ、こちらの質問の意図に合った答えが返ってくるようになってきた。友だち同士でのやりとりも盛んになり、その会話はかわいらしく、聞いているとつい笑みがこぼれてくる。今まで自分の気持ちや要求をなかなか表現できずにいた子が、言葉で「〇〇したい」「〇〇ちゃんの!(だから持って行かないで)」と主張できるようになった。
表現
育てているピーマンを使った野菜スタンプやビー玉転がしなど様々な制作遊びを楽しむ。スタンプ遊びにあまり興味のなかった子が、友だちが楽しそうに遊んでいる姿を見て、やってみようとする姿や模様にこだわってスタンプを押す姿が見られた。大きな紙にクレヨンでなぐり描きを楽しみ、丸を描いたり色を重ねて塗ったりと、それぞれが思い思いに楽しむ姿があった。
わらべうたを使った手遊びでは、歌を覚えて一緒に歌えるようになり、グー、チョキ、パーの形が作れる子どもが増え、「チョッパーやりたい」と子どもの方からリクエストしてくるようになった。