2歳こぐま組月のまとめバックナンバー

2歳こぐま組2021年度9月のまとめ

食事

意欲的に食べる姿が見られる。野菜や食べ慣れていない食材が出ると、見た目から「いらない」と言う姿もあるため無理をせず食べられるように促していきたい。

睡眠

10月から食事時間が変わり、睡眠時間を10分程ずらしている。食後は好きな絵本を読む姿がある。すぐ眠りにつけるよう布団を敷いているため食後すぐに布団に入る子どももいる。

排泄

ほとんどの子どもが日中布パンツを履いている。時間や子どもの様子を見ながらトイレに誘い成功した際には大いに褒める。午睡時ではほとんどの子どもが紙オムツを履いている。起床後にオムツが濡れていない子どもには保護者と相談しながら布パンツで眠れるようシートの準備をする。

健康

大きく体調を崩すことなく元気に登園している。疲れからか週末に熱を出し早退する子どもがおり体調の変化に気をつけながら過ごした。気温の差があったため、室内ではエアコンの温度を調整し快適に過ごせるようにした。

身体発達

四つん這いの体勢から片足を上げるなどバランスを取って体を動かす姿が見られる。床に手をついて足を壁に着く動きも出てきているので危険の無いよう見守りながら十分に体を動かせるようにする。

情緒面

「○○ちゃんの隣がいい」「〇〇ちゃんと手をつなぎたい」など、特定の友だちに対するこだわりが見られた。子どもの思いを尊重しながらも折り合いを付けられるよう声をかけていきたい。

言語

保育者の言葉かけを真似して言う姿がよく見られた。また「貸して」「いいよ」のやり取りも見られるようになったが、「貸して」と言ったら必ず貸してくれると思っている所があり「いや」と言われた時に怒って手が出てしまう場面があった。言葉の意味をていねいに伝えていき、待っている間に絵本を読むなど違う遊びを提案していきたい。…

2歳こぐま組2021年度8月のまとめ

食事

プランターで育ったピーマンとオクラを見て給食に出てくると「おにわにあったね」と、言いながら食べている。暑くなり食欲が落ちるのを気にしていたがみんなよく食べている。今まで食べなかった葉物も「これ食べると、大きくなるよ」と、話すと口に入れ、「おいしい」と笑顔になる。初めて食べるものにも無理をせず進め、味を知らせていけるようにしていきたい。

睡眠

夏あそびが始まり遊びを満喫しているせいか、いつでも身体を休められるように布団を準備しておくと、給食が終わり各々のペースで横になる姿が見られた。室内の温度をこまめに調節し、湿度に気を付け布団の間隔にも余裕を持って心地よく眠れる環境を作っていく。

排泄

保育者の声かけで喜んでトイレに行き便座に座る。午前中は布パンツで過ごす子が多くなってきた。排尿のタイミングを言葉と仕草で知らせる。成功したときには大いに褒める。個々のペースに合わせて1日を通して興味のある子から布パンツで過ごせるように無理なく進めていく。

健康

咳や鼻水で休む子がいた。ウイルスの感染防止をふまえ、手洗いとうがいをしっかりできるよう声をかけていく。水道の前の手洗いの写真を見ながら時間をかけて洗っている子や友だちの真似をしてうがいに挑戦する子も見られる。体調の変化を細かく見ていき家庭と連絡を取りながら関わっていく。

身体発達

高さの違う巧技台を用意すると、各々の興味に合わせ高い台の上から飛んだり低い台をまたいだりして楽しむ。園庭に出ると幼児の真似をして鉄棒に両手でぶら下がり、足を離してみる。着替えのときは立ったままシャツやズボンの着脱をし、難しいところを手伝い「できた」の達成感を味わえるようにする。

情緒面

登園すると笑顔で名前を呼びながら近づき、挨拶する。友だちのまねをしたり、誘い合ったりして遊ぶ姿が見られ、コミュニケーションを図る姿が見られる。トラブルにならないよう見守り、遊びの中でお互いに楽しさを共有しながら関係を築いていけるようにする。

言語

自分の思いを保育者や友だちに伝えられるようになってきた。ごっこ遊びをする中で「○○ちゃんはあかちゃんね」と、役割を自分たちで話し合っている姿が見られる。上手く言葉に出せない子には「○○だよね」「どうしたの?」と、じっくりと話を聞ける時間を設けたり、言葉を添えたりして引き出せるようにしていく。…

2歳こぐま組2021年度7月のまとめ

食事

「今日のフルーツは何かな?」と話し、給食を楽しみにする姿がある。スプーンの握り方の説明で「バキューンの手できる?」と声を掛けると周りにいる子も興味を持ち真似をし合う。意欲的に食べる姿が見られ、完食する子もいる。

睡眠

以前は安心して入眠できるよう、音楽を流し保育者が体をさすっていたが最近では食後に自分から布団に入り眠る姿もみられる。個人差はあるが起床までしっかりと眠ることができ、目が覚めても静かに布団の上で体を休めていることが多い。

排泄

トイレトレーニングを始めた子どもが増え、布パンツに対する憧れが出てきている。水遊びのときにはほとんどの子が布パンツをはいて参加している。
遊びの最中に尿意を訴える子がいる場合には、すぐにトイレへ行けるようにしている。午睡中も布パンツで過ごす子もいるので成功した際には大いに褒め自信に繋げていきたい。

健康

登園時や戸外から帰ってくると自分から手を洗い、綺麗になった手を保育者に自慢気に見せる。鼻水や咳をする子が多く見られたため体温を測るなどして体調の変化に気がつけるようにした。衣類の着脱では自分でやりたがる子が増えてきており、その様子を見守っていきたい。

身体発達

巧技台を用意すると楽しそうに飛び何度も繰り返し遊ぶ。巧技台を片付け、マットのみの状態ではリズム遊びでゴロゴロと転がったり、重ねたマットの上ではトランポリンのように飛び跳ねたりして遊ぶ。ダンスは保育者の動きを見て体を動かし楽しむ。

情緒面

ピタゴラスをひとり占めするのではなく、友だちと一緒に組み立て遊ぶ姿が見られる。使いたい玩具が重なってしまった際には取り合う姿もあるため「友だちが使っているよ、終わったら借りようね」など声をかけると同時に「遊んでいるときに取られたら悲しいよ」と相手の気持ちにも気づけるようにする。

言語

保育者を介さず、友だち同士で「貸して」「いいよ」などのやり取りが見られるようになった。貸してあげた子は「○○ちゃんに貸してあげたんだ」と得意げに保育者に知らせる。また休みの日の体験やできごとを嬉しそうに話す。…

2歳こぐま組2021年度6月のまとめ

食事

果物を苦手とする子がいるが、季節感を知らせていけるようにする。食後の口すすぎは、友だちの真似をする姿がみられる。満足すると自分から「ごちそうさまでした。」と、挨拶をして静かに絵本コーナーに行く。

睡眠

入眠に時間がかかったり近くに保育者が居ないと安心できない子もいるので、優しく身体をなでるなどして入眠できるようにする。エアコンの温度や湿度にも気を付け十分に身体が休められるように環境を整えていく。

排泄

オムツ交換のときは、嫌がらずに自ら便座に座ったり、排泄したりする子が増える。布パンツで過ごせる子どもは時間を決め自信が持てるように見守っていく。子どもが遊びに夢中になっているときには遊びが途切れないよう声をかけ誘い、安心してトイレに行けるよう配慮する。

健康

鼻水が出てくる子が多く見られ、発熱で休む子が多い。感染症もあり休みが長く続くようなときには受診を勧める。体調の変化を保護者と伝え合っていく。戸外から戻った後や食事やトイレ後の手洗いを保育者と一緒におこない、感染症の予防に心がける。

身体発達

2人で手を繋ぎテンポよく歩くことができるようになった。公園の砂場の縁でバランスをとりながら歩いてみたり、ボールを両手で投げたりして遊ぶ姿が見られる。着る、脱ぐ、履くなど手足や指先の使い方を知らせ、できたときには大いに褒め自信につなげていく。

情緒面

2,3人で遊べる場を作りままごとで役割を決めて遊ぶ姿が見られる一方、自分の好きな玩具でひとり遊びを満喫する子もいる。友だちと物の取り合いになることもあり、「どうしたの?」「2人とも困ったね」と、双方の子の思いを察しつつ悲しかった気持ちを共感し、「貸してほしいときは『貸して』って言ってね」と、言葉で伝える大切さを知らせる。

言語

「かして、いいよ」など、玩具の貸し借りを保育者を通しておこなう。声を上げて思いを表現する子には、「どうしたの」と、優しく語りかけ気持ちを受け止める。思いをくみ取ると同時に、耳を傾け言葉を添えたり引き出したりして自分なりの言葉で伝えられるように促していく。…

2歳こぐま組2021年度5月のまとめ

食事

食事前の声かけによりすすんで手を洗い、席に座る。こぼしがあるためエプロンをつけ、スプーンの持ち方をていねいに伝えていく。「ちいさくして」という子もいるが自分から意欲的に食べることができ、完食すると嬉しそうに保育者へ伝える。

睡眠

食事が終わると自分の布団へ入る。部屋を暗くし、オルゴールの音楽をかけることで気持ちの切り替えができるようになってきた。背中をさすり安心して眠れるようにしていきたい。早く目覚めてしまう子により他の子が目覚めてしまわないよう背中をさすりもう一度入眠できるようにする。

排泄

トイレへ行くとオムツが濡れていてもいなくても便座に座ってみようとする姿がある。数名はトイレトレーニングをはじめ、おやつ後1時間ほど布パンツを履いている。トレーニングを始めていない子も時間を見てトイレに誘い、成功したときには大いに褒め自信に繋がるようにしたい。

健康

ズボンの着脱を自分でおこなおうとする姿が見られるようになってきた。時間をかけながらも自分でおこなおうとするのを見守っていきたい。また、食後に保育者が横に付きうがいを始めた。口に入れた水を出せるように「ごっくんしないよ」と声をかけていく。

身体発達

園庭では1人で鉄棒にぶら下がることができ保育者に「みて!」とアピールする。公園では大きな岩を自分でよじ登ろうとしたり健康遊具で遊び体を動かす姿がある。雨の日にはホールを利用しマットの上を転がったり、重ねたマットの上でジャンプを楽しむ。

情緒面

登園時に涙を見せることが減り、楽しく遊びに入ることができるようになった。生活の中で衣類の着脱など、自分でできないと思うとすぐに諦めてしまう姿があるので、側で見守りながら必要な援助をしていき、自分でできたという達成感を味わえるようにする。

言語

遊びの中での会話がたくさん見られるようになってきた。保育者の声かけを真似する子や、絵本を広げ覚えた内容を読み聞かせする子もいる。絵本や手遊びからも情報を得ている子どもたちにいろんな絵本の読み聞かせをしていきたい。…

2歳こぐま組2021年度4月のまとめ

食事

全体を通して食に関する興味があり、手洗いを済ませ席に着くと静かに食べ始める。完食する子もいて嬉しそうに「ぴっかりん」と、お皿を保育者に見せる。苦手な食材がある子もいるが、各々のペースに合わせて満足感が味わえるようにしていく。

睡眠

食事が終わり満足すると自分の布団に入り、タオルをかけ横になる。落ち着いて入眠できるようにオルゴールをかけたり、背中を擦ってもらいながら安心して眠りにつく。早く目覚める子もいるので、その子に合わせて対応していく。睡眠中の室温、湿度、換気をしっかりとおこなう。

排泄

オムツ交換時に興味を持った子から便座に座ってみる。排尿に成功した時には、大いにほめ自信へとつなげていく。尿意や便意を自分で伝えられる子も増えてくる。排尿間隔が安定した子から布パンツになり、成功体験を増やしていく。

健康

気温により鼻水が出ている子はいるが、大きな変化はなく元気に登園する。鼻が出ていたらすぐに拭き、気持ち良さを味わえるようにする。1日の体調の変化に留意し、こまめな体温チェックや水分補給をする。

身体発達

天候の良い日は近隣散歩や公園などに行き、十分に身体を動かす。階段はバランスをとって上がっていく。高さのある所からジャンプをして全身を使った遊びをする。遊びが広がっていくように工夫していく。

情緒面

「じぶんで」と主張する反面「やって」と助けを求める時もある。自分の気持ちが表せるように関わり、成功体験を多く持てるようにする。同じ遊びを通して他児との関わる機会を多くすることで、子ども同士のやりとりにも共感して、思いやりの気持ちを持って関われるようにときには仲立ちをしていく。

言語

自分の気持ちや思いを保育者や友だちに伝えたり、相手の言葉を聞いて応えるやり取りが盛んになる。紙芝居や絵本に出てくる同じフレーズを口ずさみ楽しんでいる。「きょう、おさんぽいくの」「○○したい」と、話す。子どもの気持ちや伝えたいことを大切にし、ゆったりとした雰囲気の中で子どもの自然なつぶやきや言葉に耳を傾けていく。…

2歳こぐま組2020年度3月のまとめ

食事

運動量が増え食べる量も増えてきた。完食したのを「みて、ピッカリン。」と、知らせる子もいる。見た目で「たべられない」と、思う食材も声掛けにより食べることができるようになる。食具の下持ちの仕方を丁寧に伝えている。「自分でできた」という達成感を「できた」と報告してくれる。食べ終えた食器をトレーに戻すことも一人一人に声を掛けながら伝えていった。

 睡眠

自分の布団がわかり、静かに横になることが出来る。入眠に時間がかかり、保育者が側にいることで安心する子は、ゆっくり休ませる環境を整える。布団の間隔をあけたり、室内の気温、調光、換気に配慮する。

 排泄

トイレで排尿する子が増え一日を通して布パンツで過ごすことができるようになる。尿意、便意を保育者に伝え自ら行こうとする。便器前でパンツ、ズボンを足首まで下ろすことを個々に伝える。布パンツで寝る子には防水シーツを敷いて午睡するがほぼ濡れていない。

健康

気温の差で鼻水やくしゃみが出ている子が目立つ。大きく体調を崩すこともなく健康に過ごしている。子どもが手の届く位置にテッシュを用意し、自分で鼻が出ている時に拭けるよう配慮する。こまめに手洗いができるよう声をかけ衛生面に配慮する。

身体発達

ボタンやフォックのないものは自分で着脱しようとする。帽子や上着が出来ず困っている子の手伝いをしようとする姿が見られる。天気の良い日は少し離れた公園へ手を繋ぎ歩いて行く。歩幅や身長差にも考慮して転倒し怪我に繋がらないようにする。

情緒面

年下児と一緒に行くことで「お兄さん、お姉ちゃん」という頑張りが見られ、進級に向けての意識の高さが感じられる。「いっしょにあそぼう」と、誘う声も多く聞かれ、周囲の様子をよく見て動いている姿が見られる。

言語

給食に出てくる野菜の名前を「これ○○だよね」と、言ったりプランターに咲いている花の名前を覚え、保育者にうれしそうに知らせたりする。休み中の出来事を自分の言葉で表わす。子ども同士の会話に周囲の子も加わり、「わたしはね…」と、思いを共感して会話が広がっていく。…

2歳こぐま組2020年度2月のまとめ

食事

メニューによって、残食が多い日もあるが全体的によく食べている。完食をすることに満足するようで、「ぜんぶたべたよ」と嬉しそうに保育者へ報告する子もいる。また、友だちの食べている様子を見て、苦手な物も口にしようとする姿がある。食具を2点持ちで持って食事ができる子にはフォークを渡している。

睡眠

食事が終わったら、ゆったりとした環境の中で遊びながら食休みをし、順番に排泄しに行っている。全員が食事を終えたタイミングで、絵本や紙芝居を1冊読んでから布団に入って入眠している。

排泄

排尿や便意を感じると保育者に知らせ、トイレに自ら行こうとする子どもが増える。便座に積極的に座ろうとし排尿が見られる。1日を通して布パンツで過ごす子どもが増えている中、紙パンツで過ごしたがる子もいるので引き続き個々の思いを認めながら楽しくトイレトレーニングができるようにする。

健康

鼻水の症状が見られる子もいたが、元気に登園する。鼻水が出ていることに自分で気が付き、ティッシュで拭こうとする姿が見られるようになった。気温差が激しいので上着などで衣服の調節をしていった。

身体発達

晴れた日はできるだけ散歩に出ていた成果が出てきて、遠い公園にも手つなぎで歩いていけるようになった。すべり台を友だちと一緒にすべったり、うんていにも挑戦したりする姿がある。身の回りのこともほとんどの子が自分でできるようになり、衣服も畳んで汚れ物入れにしまっている。

情緒面

自我を主張する一方で、友だちの話を聞いて譲ったり相手の思いも受け入れる姿が見られる。また、活動の流れや身支度などの行動に時間を要する子がいる。気持ちが落ち着いて見通しが持てるように、時間に余裕を持つように配慮する。進級クラスで遊ぶ時間を作ったり、給食を食べたりして、期待感と共に安心して過ごせるようにする。

言語

友だちと休日のできごとやごっこ遊びなどのやりとりをして楽しそうに話しているが、「〇〇だよ!」と口調が強くなってしまうことがある。「優しく言おうね」とその都度、伝えながら仲立ちをしている。…

2歳こぐま組2020年度1月のまとめ

食事

食べる量が全体的に増えてきている。中には完食する子どもも出始めた。「すごいね、たくさんたべられたね。」と声をかけると、嬉しそうな

顔をする。無理なく満足するまで食べられるよう個々の食欲に配慮する。全部の机を使い全員の顔が見られるように配置すると、友だちの食べている様子が見られお互いに刺激になり、苦手な物も口にしようとする。

睡眠

食事が終わり個々のペースで排泄を済ませると、自分の布団に入り絵本やぬいぐるみを手元に置き入眠したり、保育者が側にいることで安心したりする。室内の気温や湿度、換気に気を配り快適な睡眠時間を整える。

排泄

排尿や便意を感じると保育者に知らせ、トイレに自ら行こうとする子どもが増える。便座に積極的に座ろうとし排尿が見られる。一日を通して布パンツで過ごす子どもが増えている中、紙パンツで過ごしたがる子もいるので個々の思いを認めながら楽しくトイレットトレーニングができるようにする。

健康

気温の差で鼻水の出ている子どもが目立つ一方体調を崩し欠席する子ど もがあまりいず元気に登園する。友だちに「○○ちゃん、はなでてるよ」と、言われテッシュで鼻水を拭く子どもがいる。うがいや手洗いの習慣を身につけて健康に過ごせるようにする。

身体発達

体力が少しずつついてきて離れた公園への散歩も友だちと手をつなぎ歩く。滑り台の階段を手足を使って上りバランスをとって滑ってくる。園庭ではタイヤの上にマットをのせ上を歩いたり、ジャンプをしたりして楽しむ。自分で上着を着てファスナーをひとりで止める子や保育者に助けを求める子もいる。難しい時は着方をさり気なく知らせ「やってみよう」とする気持ちを大切にする。

情緒面

気の合う気持ちをと一緒に遊ぶことで模倣遊びをしたり、ピタゴラスやままごとをしたりする。ブロックを上手に作る友だちを見て「すごい、ぼくもつくりたい」と、真似する子もいる。公園から帰ることを知らせると「まだ、あそびたい」と渋る子もいるが「また、遊ぼうね」と声をかけ、気持ちの安定を図る。

言語

絵本にくり返し出てくる言葉を真似して見たり、手遊びの歌を覚えて口ずさんだりする。自分の要求を口にして保育者に伝えることが少しづできるようになり、友だちにも保育者の仲立ちで言えるようになる。時間がかかることもあるが、一緒にあそんだり、玩具の貸し借りをして関わりを広げている。…

2歳こぐま組2020年度12月のまとめ

食事

食の好みが出てきて、見た目で食べないことも多いが食べられる量や食材が少しずつ増えている。完食を目指そうとする子が増え、「ピッカリンだよ」と空になった皿を保育者に見せて喜ぶ。膝を立てたり横を向いて食べている子には優しく声をかけ、食べるときの姿勢や食具の持ち方を伝える。

睡眠

食事が終わり満足すると、それぞれのタイミングで順次入眠する。遊び足らず興奮が冷めきれない子は、静かに絵本を見て過ごしたり、保育者に体を撫でられたり、触れられたりすることで入眠する。室内の温度や換気を調節し、その日の気候に合わせた快適な睡眠環境を整える。早く目覚めた子には、本を見るなど工夫しながら静かに体を休めるようにしていく。

排泄

尿意や便意を感じると、言葉で知らせてトイレに自ら行こうとする子が増える。個室トイレを装飾をしたことで、今まで便座に座るのを嫌がっていた子も自分から「座る」と言って座ることが増えた。無理のないように見守っていきたい。また、排泄後の手洗いも習慣づくように声をかけていく。

健康

寒暖差が激しく、鼻水の出る子や長引く子が目立つ。子ども自身で鼻水に気付きティッシュで拭けるような言葉かけや拭き方を知らせていく。気候に合わせた衣服の調整を心がける。少しずつうがいの練習をし、戸外から入室したら手洗いうがいをするという習慣づけ、健康に過ごせるようにする。

身体発達

上着のボタンやファスナーを自分でやろうとする子や保育者に助けを求める子がいる。1人で着られるように着方をていねいに知らせ、難しいときはさり気なく手伝う。体力がついてきて、手つなぎ散歩では歩くペースが速くなった。まだ歩き方が不安定な子もいるので、交通ルールを知らせながら歩く練習をしていきたい。

情緒面

自己主張や玩具への独占欲が強くなる反面、友だちの様子を見て譲る場面も見られるようになる。保育者が仲立ちをしながら、納得できる声かけを交えて関わり方を知らせる。

言語

家庭でのできごとや自分の気持ちを言葉で伝えることができる。気付いたことや推測して話す子が増え、友だちの様子を保育者に報告することもある。言葉の表現が難しいときには、思いを代弁し、伝え方を知らせていく。…