健康
・基本的な生活習慣を見直す場を作り、確認し合うことで健康についての意識を高まった。手洗いやうがいの必要性について考え、ていねいにおこなおうとする様子が見られた。
・子ども同士で考え、工夫しながら遊び、気温の低い日には鬼ごっこやリレーをして体を温めていた。子どもたちが主体的に遊びを進めている様子を見守りながら必要に応じてさりげなく言葉をかけ、自分たちで見通しをもって活動できるようにしていった。
人間関係
・一年間共に生活してきた友だちとの仲間意識が高まり、集団遊びや自由遊びで自然に集まって遊ぶ姿が多く見られる。
・ドッチボールでは年下児が興味を持って見ているので「いっしょにやろう」と、声を掛け仲間に入れてあげる姿が見られた。
・幼児クラス全員で散歩に行く時は、年下児と手をつなぎ歩調を合わすなどリードし、自信をもって行動する姿が見られるのでその気持ちを大切にして残りの保育園生活を過ごせるよう見守っていく。
環境
・気温の低い日には吐く息の白さに気づき何度も繰り返して不思議そうに見つめ、友だちや保育者に知らせていた。
・自分たちで植えたちゅうりっぷの芽が伸びているのを見つけ春の訪れを感じている。冬から春への季節の変化は、子どもたちにとって分かりやすいので積極的に戸外に出てさまざまな自然に触れられるようにしていく。また、子どもたちが見つけた事象の変化に共感し、発見や感動を伝え合う。
言葉
・全体的に文字への興味が高まってきている。卒園文集には保育者との関わりを持ちながら、絵を描いたり、五十音表を見て文字をなぞったり、自分の名前をていねいに書いたりした。
・今までの園生活への思いを感謝の気持ちを込めて「ありがとうのことば」にし卒園を祝う会で伝えるようにする。
・クイズやなぞなぞの出題等、みんなの前で話す機会を多く持つ。
表現
・絵の具やマジックなどさまざまな教材を使い、卒園の壁飾りを作る。何度も自分の顔を鏡でみて、目、口、鼻の位置を確認し、ていねいに描いている。
・ひな人形作りでは、お内裏様とお雛様の位置を逆にしてみたり、台座の模様を色分けしてみたりしている。また、好みの折り紙を選び個性豊かな作品になる。
・自分がイメージしたものを形にしていく楽しさを十分味わえるように、素材や道具を豊富に準備し、友だちとじっくり遊びながら子どもの気持ちに寄り添って卒園準備を進めていく。