0歳りす組2020年度2月のまとめ

健やかに伸び伸びと育つ

自分でコップを持ったり手づかみで食べようとしたりするときは、やりたい気持ちを大事にして見守った。スティック状になっているものは、手に持ち上手に口に運ぶが、噛みちぎらず、ぐっと全部口に入れてしまうときがあった。噛みちぎって食べるように言葉だけではなく保育者の手を添えて知らせていった。また、少し硬いものや大きいものを食べるときは、保育者が声がけをして咀嚼を促した。全部食べる前に「〇〇さんのごはん、集まれー」と言いながら集めてあげると、他の子も、自分もしてと、食器を差し出してきた。きれいに食べ終わって「ピカピカ~」と、全部食べられたことをともに喜ぶと、とてもうれしそうな顔をしていた。一方、食べ終わって「ご馳走様」と声をかけ、食器を片付けようとすると、もっと食べたいから片付けないでと、食欲旺盛なところも見られた。

身近な人と気持ちが通じ合う

友だちに興味が出てきて友だちがいるところへ近づいて行ったり、体や頭を触ったり、向かい合っておしゃべりを楽しむように喃語や一語文を発したり友だちと関わることを楽しんでいた。月齢の高い子の中には、自分より月齢の低い子が気になり使っている玩具を譲り渡したり、抱っこをしたくて両手を伸ばし触れ合おうとしたりする姿も見られた。保育者が側で見守り、子ども同士がやり取りを楽しめるよう、必要に応じて仲立ちをしていった。

月齢の低い子も保育者の呼びかけに「あ、あ」「おー、おー」などの喃語で応えたり、保育者との触れ合いを喜んだりしていた。落ち着いた雰囲気の中で過ごせるよう優しく語りかけたり、一対一での触れ合いを多く取り入れたりしていった。

身近なものと関わり感性が育つ

音楽が流れると立って膝を屈伸させたり、体を揺らしたりして保育者の動きの真似をして思い思いに体を動かし踊りを楽しんでいた。保育者も一緒に体を動かしながら側で見守り転倒などの危険の無いよう環境を整えていった。

読み聞かせの際には、話が終わっても繰り返し見たくて喃語や指差しなどで自分の思いを伝える子もいたので、子どもの思いを受け止め繰り返し読みながら発語へと繋がるようにしていった。

育児あれこれ