0歳りす組2020年度12月のまとめ

健やかにのびのび育つ

食事の場面では、月齢に応じて子どもが主体的に食べたい気持ちを大切に考える。自分でコップや皿を持ったり、手掴みで食べようとしたりするときは、やりたい気持ちを大事にして見守る。スプーンですくいやすいように小分けにするなど配慮し、できたときには大きく褒めて、食事を楽しいと感じられるようにした。

排泄に関しては、おむつを替えるときに「たくさん出たね」「おむつを替えたら気持ちいいね」と、声掛けをしながら行う。個々の発達によるが、他の子がおむつを替えていると、自分も変えてほしいと意思表示してくることもある。無理のない程度に、便座に座ることを誘っていく。

身近な人と気持ちが通じ合う

高月齢児は、友だちの名前を呼んだり、保育者に“名前を教えて”とその友だちを指さしたりする。また、“いい子いい子”をやってみたいと自分より小さいと思う子に近づいていき、頭をなでている。少し前までは、ナデナデしてあげるより、顔や、目に興味があり、指で触ろうとしていた。保育者は近い距離で見守り、トラブルがないように努めた。低月齢児は、なでられて嬉しそうにしている。保育者をナデナデすると返してくれるということに気づき、子ども達が保育者にナデナデして、そこから触れ合い遊びに発展することもある。反面、友だちが気になるからこそ、小さなトラブルも見られるようになり、保育者がお互いの思いを言葉で代弁しながら仲立ちをしていくようにする。

身近なものと関わり感性が育つ

積み木や絵本、戸外活動で見つけた草花などの身近な環境に興味や好奇心を持って関わり、親しみを持っている。

生活や遊びの中で、自分が安心できる相手に対し、気持ちを表現しようとする姿が多く見られた。表現の中には、大声をだすこともあるが、大きい声だねと一度その子の気持ちを受け止め、「近くにいるから優しい声でも聞こえるよ」と、声を掛けるとうなずく姿も見られてきた。体操を好み、保育者の真似をして踊ったり、歌に合わせて拍手をしたりして楽しんでいる。歌詞の語尾を一緒に歌う姿も見られる。

クレヨンや絵の具を使うことにも、親しんできた。お絵かきも楽しめるようになり、高月齢児は少しずつ力強い線を画くようになり、中月齢児は紙に色がつくことを楽しんでいる。

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