3歳ぺんぎん組2021年度8月のまとめ

環境

・暑さや長雨で散歩に行く機会が少なかったが、雲の動きや雷、水遊び中の虹、飼育している昆虫や園庭に遊びに来るセミやトンボなど、子どもが気づかない時はチャンスを逃さず声掛けし、子どもが見て感じてくれていた。その後、雲の形に興味を持つ子や、「次は何の虫が来るかな」と空を眺める姿も見られた。季節の移り変わりの中で、いろんなことに興味を持ち、つながりのある保育を行っていきたい。

人間関係

・困っていたり、泣いていたりする友だちの気持ちを理解して声をかける子や、気の合う友だちと想像を膨らませてごっこ遊びを楽しむ姿が見られる。自分の言い分が通らずに癇癪を起したり、トラブルになったりすることもある。

・スキンシップを取り子どもの思いに共感しながら、子どもの言い分を聞くと、言葉の発達もあり、状況説明や気持ちを一生懸命伝えようとする姿がある。思うようにいかないことは多々あると思うが、子どもが「保育者がわかってくれた」「気持ちが落ち着いた」と感じ、切り替えができ元気が戻っていく姿を見て、今後も一人一人丁寧に関わっていきたい。

健康

・水遊びなどで着替える機会が多く、保育者に手伝ってもらうのを待つよりも、自分で着替えを進めた方が早いと感じたようで自力で頑張る子が多くなってきた。その姿をほめたり励ましたりすることで、他児もやる気になっている。服をたたまない子が少なくないので、今後はたたむことに意識が持てるよう声掛けをしていきたい。

・麦茶ジャグを自分で扱うことが楽しくて、飲みたい時に飲むようになってきた。夢中になって遊んでいると、のどの渇きに気づかないので、声をかけていきたい。

表現

・「うみ」、「おばけなんてないさ」、「アイスクリームのうた」を幼児集会で歌ったり、秋祭りに向けて「もったいないばあさん音頭」、「ポケモン音頭」を踊ったりして楽しんでいる。盆踊りやダンスは好きな子はずっと楽しんでいるが、男の子の多くが興味を示さない。いかに興味を持ってもらえるか工夫していきたい。

・はさみで紙を切ることが面白く意欲的なので、提灯製作は切る楽しさが味わえる物にした。まだ正しい持ち方ができず危険が伴うので、保育者が必ず側について一緒に行っている。

言葉

・友だちとのトラブルの際、何が嫌だったのか言葉で言えることが多くなっている。温かい気持ちで子どもの話しを聞くことを心掛けていたい。

・みんなで一緒に絵本を見る時、夢中で絵本の世界に吸い込まれていく姿が多くなってきた。シリーズ化されている絵本で主人公が不思議な世界に入り込みいろんな体験をする話が好きである。良い絵本を選んでたくさん読んでいきたい。

育児あれこれ