健康
乾燥や花粉などで肌や鼻水、咳などの症状が見られた。眠りが浅い子もいた為、側につきながら頭を高くして態勢を整え、背中をさすって安心できるようにした。消毒や掃除にも努めていく。幼児クラスと一緒に少し遠い公園へ散歩に行くと、幼児クラスの影響もあり、自分の力で長い距離を黙々と歩く事が出来るようになっている。園庭やテラスでは三輪車を上手に漕いでいる。速く走れるようになったり、ボールを投げたり蹴ったりする力も強くなったりと、成長を感じる。
紙パンツで過ごす子もタイミングが合えば排尿できたり、自ら便座に座ったり、自分でオムツを履き替えようとしたりする。移行保育後は、トイレが遠くなり、また幼児用のトイレになるため、いつも保育者が付き添い使い方を丁寧に伝えていく。
環境
久しぶりにスライムや紙粘土の感触遊びをすると、まず一人でじっくりと少量をのばして楽しみ、その後同じ机の友だちと一緒にスライムを繋げて「迷路だよ」「道だよ」と見立て遊びをしていた。
花びらや変わった形の草などに興味を持ち、砂場遊びと合わせてごっこ遊びを充実させていた。袋に自然物を入れて自分のお気に入りとして持ち歩くことを喜んでいた。大きな棒などは「公園のものだからまた会いに来ようね」と伝えると納得して置きに行く姿もある。
言葉
自分の気持ちを詳細に伝えられる子が増えてきた。言葉が思い通りに出ず泣いている友だちがいると、そばで話を聞いてあげたり、寄り添ってあげたりする姿が見られる。言葉で伝えられない場合は、話を聞き、寄り添い代弁していく。引き続き、言葉を習得できるよう個別に会話をし、色々な絵本・紙芝居等を取り入れて楽しみながら育んでいく。
人間関係
自己主張をしっかりできるようになり、強く言いすぎてしまうことがある。相手の気持を伝えると、少し考える様子が見られるため互いの気持ちを分かりやすく代弁していきたい。
友だちと小集団で同じ遊びをし、「いれて」「あそぼ」と声を掛けあう姿も見られる。伝えあいの良さを感じられる様に見守り適切に援助する。
絵本や紙芝居なども以前より長いお話や、何冊も集中して聞くようになり内容の理解も増して大きくリアクションを取って楽しんでいる。
表現
絵具遊びでは手の他に筆を使ってただ塗り広げるよりも「これは○○だよ」など伝えながら自分なりに絵をかいている。また、形はもちろん、人間の顔の構成を作りながら描いている。ぬりえでも白いところをなくすように塗ったり、様々な色を組み合わせたりと成長が見られる。
食育
食事を始める時間を少しずつ遅くし遊ぶ時間を多く取っている。空腹を伝えるようになり「今日のご飯な~に?」と楽しみにしている。たくさん身体を動かしていることもあり、食べる意欲が大きくなってきている。褒められる友だちの刺激を受け、野菜など苦手なものも「見て!」と保育者に見てもらうことで一口でも食べてみようと挑戦する姿も見られる。ご飯とおかずを自分で混ぜて食べてみようとしている。興味の薄い子には引き続き側に付きながら楽しく食べられるようにしていく。