2歳うさぎ組2022年度4月のまとめ

食事

進級児は、以前と変わらない様子で食事を楽しみつつ、積極的に食べている。新入児は、環境の変化で最初はなかなか食べ進まなかったが、数日で慣れ、好きなものからよく食べるようになる。戸外やホールで活発に遊び空腹になり、自然な流れで着席し食事を楽しんでいる。野菜は苦手な子もいるが、実物の野菜を見ることで食べてみる姿が増えてきた。好きなものはおかわりをして十分に食べ、満足する姿が多い。楽しくなりすぎて大きな声で叫んだり、フォークを持ったままの手を伸ばしたりする姿があるので、誤嚥や怪我に十分注意し側について見守っていく。

睡眠

進級当初、特定の保育者にこだわる姿があったが、その様子も徐々になくなりつつある。新入児は入眠の際に「ママ~」と思い出して泣いたり、眠りが浅く途中で泣いて起きたりすることもあるが、全体的には心地よく睡眠できている様子。体力差や睡眠時間の個人差もあり、入眠のタイミングが遅い子がいるので、時間をずらして入眠できるように環境設定を工夫し、それぞれのリズムで心地よく睡眠できるようにしていく。

排泄

環境の変化でトイレの使い方などに戸惑う姿もあったが、積極的に便座に座ろうとする子がいることで、隣の便座に座ってみる子や自分でズボンやオムツを脱ぐ子も出てきている。トイレのスリッパに興味を持ち、トイレへ行くことは楽しみの一つとなっている子が多い。食事の前や外出前、散歩の後などのタイミングでトイレへ向かう習慣が出来つつあるので、引き続き無理なくトイレへ行くリズムが出来るようにしていく。

健康

季節の変わり目で、一日の中での気温差や、一日毎の気温差が大きい日が続き、鼻水や咳の気になる子が多かった。また、発熱する子もいたので、家庭と連携しその都度医師の指示を仰ぐようにし、感染の広がりに気を付けた。手洗いの習慣はついてきている子が多いので、丁寧に洗えるように側について声掛けするようにしている。決まったタイミング以外でも個々の体調の変化に気をつけ、検温も行っていく。

身体発達

戸外では追いかけっこを好み、走り回る子が多い。また、雨上がりの園庭では、タイヤの中に溜まった水を見つけて工夫して遊ぶ姿が多くみられた。フラフープで道を作ると上手にジャンプして進むことを楽しむ姿も見られている。室内では、絵具遊びを喜ぶ子も多く、お絵描きやパズルなど、指先を使ってじっくり遊ぶ姿も見られる。引き続き、全身を使って楽しめるように保育者も子どもたちと一緒にいろいろな遊びを見つけながら楽しさを共感していく。

情緒

環境の変化で登園時の母子分離で泣いていた子も落ち着き、入室後すぐに好きな遊びを始める子が増えている。園庭では異年齢の関わりも多く、楽しく過ごしている。友だちと揉めて、手や口が出ることはあるが、一人一人の子どもの気持ちに寄り添って理解できるようにつとめ、別の行動へ変換できるように促していく。また、うまく自分の気持ちを表現できていない様子の子にはスキンシップをとり、丁寧にゆっくりと思いを代弁しつつ、穏やかな気持ちで過ごせるように留意していく。

言葉

自分の思いをうまく言葉にできずに泣いたり、怒ったり、喧嘩になることがある。個々の気持ちを受け止め、子ども同士の関わりに必要に応じて保育者が仲立ちし、代弁したり言葉を添えたりしながら発達を育んでいく。歌や手遊びを好み、すぐに覚えて楽しんでいる。子ども同士でも歌いながら遊ぶ姿も見られている。絵本や紙芝居も、保育者と言葉のやり取りをしながら楽しんでいる。引き続き、子どもたちの興味、関心に応じた素材を準備し、言葉の発達を促していく。

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