食事
午前活動の際に給食のメニューの話をしたり、給食の先生に合うと「今日のおやつ何?」など食事に関心を持った会話がよく聞かれている。朝おやつや、午後のおやつはその時の気分や、まだ遊びたい、寝ていたいなどの気持ちから「いらない」ということもあるが、給食は皆楽しみにしている様子。
「いらない」と言ったおやつも最終的には食べている子が多く、午後のおやつは特によくおかわりをして楽しんで食べている。給食のメニューでは、ご飯や肉、果物が人気だが、「野菜を食べると大きくなる」など絵本やお兄さんお姉さんから聞いた言葉の影響で「見てみて人参食べられるよ!」などと積極的に食べようとする姿も増えている。おしゃべりが過ぎて食事の姿勢が崩れることがあるので、誤嚥の危険性を含め、その都度声をかけて姿勢を整えながら食事を楽しめるようにしていく。
睡眠
食後に生活の流れとして自ら布団に入る子がいる一方、「寝たくない」と主張し、なかなか体を休められない子もいる。人の声や片付けの音、廊下から聞こえる音などに反応し、眠気のピークを過ぎてしまうと眠れなくなってしまう子がいる。午睡せず過ごした日は、保護者に午睡できなかったことを伝え、翌朝家での様子を伺い、家庭と連携が取れるようにしている。まだ午睡の必要な子が多いので、その時に応じて静かに眠れる環境を整える。また、早く起きたり眠れなかったりした子は、ホールで遊ぶなど好きなことをして過ごせる環境も用意できるようにしていく。
排泄
日中大半の子が布パンツで過ごすようになっている。気温が下がり、出発前に排尿しても散歩中に尿意を訴える子が出てきているので、無理をせず個々の気持ちに合わせて紙パンツも利用している。紙パンツで過ごしている子も、トイレへ行き自分で紙パンツを取り換えられるようになっている子もいる。排尿、排便時に自らトイレへ行くようになった子はトイレへ誘う声掛けはせず任せている。布パンツへの移行が中断中の子も寒さが落ち着く頃を見計らって、個々の成長も見極めつつ進められるように意識して援助していきたい。
健康
クラス全体で発熱や、咳・鼻水が広がったり治まったりを繰り返している。前日の家庭での様子、朝の体温や咳・鼻水の様子を見極めて外遊びをするかどうか個々に対応している。鼻水を自分で拭ける子や、援助することで上手にかめる子もいるので、保育室内の手の届くところにティッシュを置き、いつでも鼻をかめるようにしている。室内外の温度差が大きいので、上着や肌着、午睡中の掛け布団などでの調節に気を付けていく。引き続き玩具の消毒や換気などにも気を付け、感染症対策を行っていく。
身体発達
戸外では、保育者と一緒でなくてもおいかけっこやかくれんぼなど、子どもたち同士でルールのある遊びを楽しむ姿も見られている。高いところからジャンプすることが好きな子が多く、戸外やホールではもちろん、保育室内に巧技台を用意すると喜んでジャンプしている。力が着き、動きも速くなっているが、注意力はまだ不十分なので、その分怪我につながりやすいため十分に注意して見守っていく。必要に応じて環境を変えるなどの援助を行う。
情緒
園生活での慣れや自信も見られるが、甘えたい気持ちが強く、自分の思いを激しく主張する姿が目立っている。友だちとの関わりも増え、仲よく遊び込んでいる姿も多いが、些細なことで喧嘩になったり泣き叫ぶ子がいる。手が出たり物を投げたりする場面も頻繁にみられるので、怪我につながらないよう個々の気持ちに寄り添いながら見守っている。個々の気持ちに丁寧に対応し、落ち着いて過ごせるように、引き続き保育者間の連携と環境的対策をとっていく。
言葉
覚えたての言葉を含め、兄姉や大人から聞いた言葉をいくつも使いながら会話を楽しんでいる。友だち同士のトラブルでも、まずは言葉で伝えようとする姿がかなり増えている。意味が分かっている子いない子どちらもいるが、面白がって特定の単語を大声で言い合う姿が見られる。それらの単語を使って良い時と場所をその都度伝えていく。発する言葉の少ない子も、その子なりの表現で思いを伝えているので、気持ちをしっかりくみ取りながら個々のペースで言葉の習得を促していきたい。