1歳あひる組2017年度10月のまとめ

食事

自己主張が強まり、見た目から苦手意識を持ち食べようとしない児が増えている。一口食べたり、美味しいことがわかると完食したりする姿が見られる。少しでも食べられた時はたくさん褒め、自信へと繋げていった。スプーンの使い方が上手になり、食器に手を添えることを意識するようになってきた。食材のすくい方や口に入れる量など少しずつ調整して食べている児も増えている。まだ一人食べが難しい児には、食べる意欲を認めながら、保育者が一緒に食器に手を添えたり、すくい易いようにスプーンにのせたりすることで口に入れている。楽しい雰囲気の中で意欲的に食べられるように見守っていく。

睡眠

布団に促すと横にならないで上に座っていたり、友だちとのお喋りを楽しんでいたりする。側でトントンすることで安心して入眠している。天候が悪く部屋で過ごすことが多かったが、過ごしやすい季節になっていたので、いつものリズムで午睡している。気温が下がり、乾燥しやすい季節になってきたので室温湿度の調整をし、快適に入眠出来るように心掛けていきたい。

排泄

排尿間隔が長くなってきたので、オムツ替えの際、濡れていない児が少しずつ増えてきている。濡れていない児は無理のないようにトイレへと誘うように働きかけていった。まだタイミングが合わない児も多いが、便器に座ることでトイレへ行ったという喜びも感じている。オムツ替えの際の着脱では、手でズボンやパンツを持って上げ下げをするようになっている。ズボンの片側に両足を入れてしまう時もあるが、「1個ずつトンネルにいれようね」と声をかけながらゆっくりと時間をかけて行っている。自分でやろうという意欲を大切にし、見守っていきたい。

健康

気温が下がると、鼻水が出ている児が多く見られ、2回目の手足口病の感染症が流行する。こまめに検温すると共に発疹の状態を診ていき、保護者へ早めの対応を行った。今後も一人一人の健康状態を把握し、しっかりと手洗いを行っていく。乾燥しやすい季節になってきたので水分補給や室温湿度調整に気を配ったり、衣服の調整を行ったりし、快適に過ごせるようにしていく。

身体発達

散歩を通して秋の自然を感じながら、どんぐり拾いを楽しんだ。公園では、背の高さくらいある草むらを思いっきり走り回ったり、寝転んだりし、活発に遊んでいる。室内では、ピアノに合わせ歩いたり、リズムをしたり、高音や低音を使い模倣遊びなどをして、身体の発達を育んだ。靴下や靴など履きやすいように援助することで履ける児も増えている。高月齢児は一人で履く児もいる。今後も色々な経験ができるような環境を作っていきたい。

情緒

自我が芽生え「イヤイヤ」という気持ちが強まり、思い通りにならないと泣いて訴える姿が見られる。「○○したかったね」と気持ちを受け止めることで、切り替えられることもあるが、なかなか切り替えられないこともある。時間をかけてゆっくりと、寄り添いながら落ち着くように働きかけている。友だちとの関わりが多くなり、玩具を共有しながら、会話をしたり、真似をしたりし楽しそうに遊ぶことが多く見られる。必要な時は仲立ちしたり、代弁したりし、友だち同士の関わりを育てていきたい。

言葉

友だちとの関わりが多く見られるようになり、自分の要求を言葉で伝えている。感情表現も豊かになり、自分の気持ちや状況に合った言葉で保育者や友だちとのやり取りを楽しんでいる。「これ、なあに?」など言葉への関心が高まり聞いてくることも多い。低月齢児は指さしや喃語が増え言葉で思いを伝えようとしている。保育者の言葉にうなずいたり、首を横に振ったりし、言葉の理解ができるようになってきている。今後も丁寧な言葉のやり取りを行い、言葉の獲得を促していく。

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