食事
好き嫌いがでてきて残すものがあったり、食べる順番にこだわったりするようになったので、一人一人の思いに寄り添いながら介助を行うようにした。手づかみで食べることも多いが、スプーンで食べることも上手になってきている。「おいしい」という言葉がたくさん聞かれるようになり、楽しい雰囲気の中で食事をしている。2月から10名が乳児食に移行するので、食べる様子を注意して見ていくようにする。
睡眠
午睡前に大はしゃぎする様子が見られるが、着替えをして布団に横になると保育者の寝かしつけを心地よく感じながら、穏やかに入眠している。一人で眠れる子も増えている。時々泣いて起き上がることもあるが、保育者に抱かれると安心して再び眠れている。ほとんどの子が一定時間熟睡し自ら機嫌よく目覚め、保育者が「おはよう」と声をかけると笑顔で布団から出てくる。午睡中は室温を低めに設定し、掛け布団が顔にかからないように注意している。
排泄
排尿の間隔が長くなっているようで、決まった時間のおむつ交換の際には濡れていないこともあり、一人一人の状態に合わせて交換するようにしている。排便後に仕草で保育者に知らせることもあるので、排便、排尿を意識するような言葉をかけるようにして、トイレトレーニングに繋がるようにしていく。
健康
鼻水が出ている子が多かったが、大きく体調を崩すことはなく元気に登園していた。気温が低く乾燥しているため肌荒れが目立つ子もいるので、保護者に保湿ケアを勧めると共に園でもワセリンを塗っている。天気の良い日は外気に触れ、丈夫な体づくりを行っていきたい。
感染症の流行する季節なので、玩具やパーテーションなどを丁寧に拭き、室内の換気をこまめに行うようにしている。
身体発達
保育者と手を繋いで階段の上り下りができるようになり、歩いて散歩することも上手になった。勢いよく走り回ったり両足でジャンプをしたり、足腰が強くなっている。また、指先を使うことも上手になり、シール貼りや新聞紙をちぎる遊びを好んで行い、クレヨンで力強く線を描くようになった。進級に向けて靴や衣服の着脱など、少しずつ自分でできることが増えていくようにしていきたい。
情緒面
朝、保育者や友だちが部屋に入ると大喜びで駆け寄り、抱きつく姿が見られる。楽しい時には大きな声で笑い、思い通りにならない時には怒ったり泣いたりと、のびのびと自己主張している。誘い合って遊びを共有することを楽しみ、泣いている友だちを心配するような仕草を見せることもあり、友だちへの関心が強くなっている。玩具や場所の取り合いで手が出ることも多いので、それぞれの思いに寄り添いながら安全に過ごせるよう配慮している。
言葉
「だっこしたい」「やだ」「おいしい」など自分の気持ちを言葉で伝えることが多くなる。絵本を見ながら保育者と一緒に言葉の語尾を発声することを楽しみ、動物や果物の名前も言えるようになっている。日に日に言葉の数が増えているので、一人一人の言葉を丁寧に聞き取り、伝わる心地よさを感じられるようにして発語への意欲に繋げていきたい。