4歳ぱんだ組2019年度9月の保育日誌

9月9日(月) 雨のち晴れ 村田

おばけ提灯の制作ではスズランテープやキラキラテープで髪の毛やリボンなどで装飾しゆったりと楽しむ。自分で考えて作った物に愛着が湧いたようで自分の提灯を人形のように扱い、机を台にして人形劇ごっこを始める。赤ちゃんに見立てて優しく両手で抱える子もいる。みんなで嬉しそうに見せ合い、お面にして振り返り「わあー」とおどろかす遊びなど、制作後も微笑ましい遊びの展開があった。次回は「もっとキラキラのテープを付けようっと。」などの声が聞かれ、継続して楽しめる遊びであると感じた。

 

 

9月13日(金) 曇り 村田

公園の広場で保育者がリュックからバトンを取り出すのを見て、「リレーやりたい!」と2名の子がバトンを持って走り出す。虫取りをしていた子たちや他の遊びをしていた子も一生懸命走る二人の姿を見て寄ってきて、バトンの受け渡しを楽しみながらリレーが続く。前回のリレーごっこは暑さもあり一回で終わっていたが、子どもたちの中に経験として残っており、チーム分けや順番などは滅茶苦茶だったが自発的に遊びが継続されたことに感心した。

 

 

9月25日(月) 晴れ 村田

園庭で拾ったドングリの皮をむき、「これを埋めたら葉っぱ生えるのかなあ。」と数名の子が円陣で座り地面に埋めている。昨日タライに石を大事に集めていた子が、そのままにしておいたタライに葉っぱやどんぐり、砂を入れて友だちをごっこ遊びを始める。なわとびを投げて日よけに持ち手を乗せて「先生すごいでしょ!」と嬉しそうに見せる子もいる。前回りができる子を見て興味を持った子たちが、マットを持ってきて空いているところに敷、にぎやかに鉄棒遊びをしている。自分が大事にしている物を使い遊び込んだり、遊び方を考えたり、自分ができることを保育者に見せようとしたり、さまざまな遊びの中に精神面、身体面の成長が見られ微笑ましい。

 

 

9月30日(月) 晴れ 村田

飼育ケースを囲み、最近カブトムシの餌が以前より減らなくなったことについて一緒に考え話し合い、メスの死を知らせる。土から出すと頭と胴体が離れた状態であった。子どもたちに気持ちを問うと、「悲しい」「涙が出ちゃう」と2名の子が泣き立し、連鎖してか半分位の子が号泣し続ける。

踏み潰してしまいがちの小さな虫の命についても話す。木の下に埋める前も「ばいばい」「やさしかったね」「元気でね」と名残惜しそうに頭や胴体をなでていた。“死”についての理解はまだ難しく、「埋めると土を食べてまた元気になるよね。」という言葉もあったが、「悲しい」「寂しい」という情動を共有した貴重な経験となった。

 

 

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