健康
10月に入り手足口病やヘルパンギーナ等の感染症にかかる子が数人いた。感染症以外にも、急に気温が下がり寒暖差で体調を崩しやすくなるので、手洗いをしっかり行ったり上着で体温調節を行なったりしながら、子どもの体調管理に気を付けて様子を見ていく。
野菜に関する絵本や紙芝居を読むことで、野菜を食べたらどうなるのかを理解してきている。「野菜を食べたら体が強くなるんだよね!」と言いながら少しずつ挑戦する子も増えてきた。また、クッキングを通して食への興味が湧いており、普段はあまり食べない子も自分で作った物は食べようとする姿勢が見られた。
人間関係
運動遊びでダンスやリレーなど皆で何かをする経験をしたことで、普段の自由遊びでも自然と集団遊びをしていることが増えた。時にはぶつかり合うこともあるが、友だち同士で解決策を探す姿も見られるようになり成長を感じる。
先月同様、異年齢と関わる機会も多く、一緒に遊ぶ中で自然と乳児との関わり方を学んだり、4、5歳児の遊び方を吸収したりと良い刺激になっている。
環境
様々な公園へ散歩に行くことでその公園にしかない遊具や、道中で見る自然などを感じることができた。子どもが捕まえた虫を虫カゴに入れ観察したり、気になった草花を写真に取り保育園に戻った後に図鑑で調べたりと子どもたちの興味、関心に寄り添っていった。室内では、画用紙でヘアバンドにポケモンキャラクターの耳を付けてなりきり、バトルごっこをしている。力が強くなり怪我の恐れがある際には声を掛け怪我に配慮していく。
言葉
自分の作品にかいた名前やお友だちの名前を声に出して読むなど、ひらがなに興味を持ち始めている。トラブルが起きた際には手が出ることもあるが、言葉で解決しようとする姿が見られている。子ども同士の関わりで、相手が機嫌を損ねないように「○○がいやなの?じゃあ○○でいい?」などと言い工夫して関わろうとする姿がある。子ども同士の関わりを尊重し必要に応じて言葉を代弁し見守っていく。
表現
散歩先で拾ったどんぐりに絵の具をつけて転がす制作を行うと喜んで取り組んでいた。どんぐり以外にも落ち葉や木の実を使って子どもたちが自由に制作を出来るように、画用紙やのり、テープなど用意していく。
絵本によっては歌をうたいながら読んだり、人形を使って絵本を表現し遊んでいる。歌のある絵本を採り入れるなど工夫していく。
…
健康
9月後半には気温が下がり戸外遊びを取り入れた。気温が高く戸外に出られず水遊びが続いた為、体力の低下を感じた。戸外では保育士が一緒になって体を動かすことで、氷鬼や色鬼を楽しみ、体力が付くよう工夫している。お昼寝時に入眠が早いなど疲れている様子があるので、活動や活動時間を工夫していく。
人間関係
異年齢が行う運動遊びの競技を真似することや、遊びに取り入れるなど影響を受けているように感じた。異年齢での関わりが増える事で、年上の子を遊びに誘うことや、年下のクラスでは泣いている子の手を引き、涙を拭くことや頭を撫でるような姿が見られた。
それぞれが好きな遊びを見付け、友だちを含めて遊んでいる。友だちが話し始めると耳を傾ける様子やトラブルの時に気持ちを伝える事で仲直りをしようとする姿がある。
環境
室内でゆっくりと安心して過ごす事が出来る環境をつくるために、塗り絵や簡単な製作遊びなどの卓上遊びを用意したり、あえて広いスペースを用意したりするなど子どもの様子に合わせて工夫した。
おままごとのスペースは椅子を並べて作ることが多いので、代わりになるベンチや段ボールを用意した。また、簡単な折り紙や糊を使い作った物をおままごとに使用して楽しんでいた。
言葉
季節の歌の歌詞を壁に貼っていて指でなぞりながら歌っている。友だちと輪になり歌い始めた時には音楽をかけている。
トラブルの際に汚い言葉を言い合うことがあるので、気持ちを伝えるように声を掛けたり汚い言葉を言われた相手の気持ちを伝えるなど工夫している。
表現
運動遊びのしゅりけんにんじゃのダンスを踊ったり、きりん組が踊るソーラン節を「みせて」と真似して、そのまま数曲ダンスを踊り楽しんでいる。
ごっこ遊びでは好きなキャラクターになりきり耳やしっぽを付け、声を変えるなどなりきっている。…
健康
7月末から8月第2週に体調を崩し、欠席、早退をする子が多かった。日中の時間にもだるそうな姿、情緒が不安定で保育士を求める姿がよく見られた為、気持ちや表情の変化を感じた時には体温を測り、布団に寝転がり安心できる環境を用意するなど配慮した。
身の回りの事を自ら行う姿がよく見られる。身の回りの支度、その他にも個々のペースがあることを理解し、出来たことに自信を持てるよう声を掛けていく。
友だち同士で「ぼく人参食べれるよ。」「お野菜食べるとこ見ててね!」等と互いに刺激し合いながら野菜などの苦手な食べ物に挑戦している。食べられたことに自信を持ち楽しんで食事をしているので、意欲を尊重しながら食事のマナーを伝えていく。
人間関係
子ども同士の関りでは、言葉で伝えようと手が出ることを我慢する姿が見られる一方、上手く伝わらないことでいら立ち、手がでたり、噛みついたりすることもあった。トラブルの際には保育者がすぐにそばへ行き怪我に配慮した。子ども同士の関りを尊重することを忘れずに、必要に応じて保育士が仲介していく。
室内で過ごす時間が増えたことで異年齢との交流が増え、乳児には同じ目線になって遊んであげたり頭を撫でてあげたりとお兄さん、お姉さんな姿が見られた。年上の子と遊ぶ時には折紙を折ってもらったり、一緒にリレーを行ったりと遊びがより充実し、満足そうにしていた。
環境
室内でかたつむりを飼育。毎日虫カゴを覗き餌を食べているか、うんちをしているかなどの観察をして友だちと共有している。その日の給食に使われている野菜をかたつむりにあげる等して興味を尊重していく。
水遊びでは色水遊びを好み、二色が混ざると違う色になることに気がついたり、ジュースに見立てたりして遊んでいる。戸外遊びが出来ない日にはリレーやダンスなどで体を動かし、発散している。
言葉
トラブルの際に言葉でやり取りをしようとする姿が見られていたが、以前のように手が出る姿も増えた。怪我に配慮しながら、その都度気持ちを受け止め言葉で気持ちを伝えた事に自信が持てるよう工夫していく。
家庭や休日にあった楽しかった出来事を友だちや保育者に話している姿が見られる。「僕もそこ行った事あるよ!」「○○ちゃんも今度連れていってあげるよ!」などの会話を通して友だちとの仲をより深めている。
表現
運動会や夏祭りに向けて様々なダンスを一緒に踊っている。新しい曲も保育者の真似をしながら踊り、意欲的な姿が見られる。
折り紙やハサミを使った製作遊びが好きな子が多く、集中して取り組む姿が見られる。新たに遊びを楽しめるよう道具を用意するなど工夫していく。またテープやハサミの正しい使い方を伝え、怪我に配慮する。…
健康
水遊びが無く動き足りない姿が見られる時は、ホールや他クラスの部屋を利用しながら少人数で落ち着いた環境で遊ぶことができる様にするなど工夫している。
暑さによる疲れがたまっているのか。発熱による欠席、早退が続いていた。1日の中で水分補給をする声掛けをし、ゆっくりと落ち着き、休息が取れる遊びの用意や環境設定を行った。
人間関係
まだまだ自分が一番の子どもたちで、友だちの使う玩具が欲しい、一番にやりたいなどでトラブルになる事がある。相手の気持ちに気付き、コミュニケーションを取り一緒に遊ぶことを楽しんでいる。子どもから保育士に助けを求めてくるときには、気持ちを受け止めながら、お互いの気持ちを代弁していく。リレーやいすとりゲームなど、複数の友だちとルールのある遊びを楽しんでいる。普段遊ぶことの少ない友だちと関わることの楽しさや、「がんばれ」と応援する、掛けられることの嬉しさを感じている。
環境
戸外活動が出来ない分、動きが活発になる午後などには部屋を広くして、巧技台を出すなど環境を大きく変えることで怪我などを防いでいる。
午睡は睡眠時間や、入眠時間などがそれぞれだが午睡が子どもたちの休息の時間になるよう、一人一人にあった布団の置き方をするなど環境設定を工夫した。
言葉
子ども同士で遊びを楽しむ中で、遊びに入れたくないことを強い口調で言う事や、相手が傷つく言葉でいうことが目立つので、その子どもの気持ちを尊重しながら、言われた相手の気持ちを伝えていく。伝えることで、相手の気持ちに気付き「ごめんね」と言う姿もある。
自分のやりたい事、嫌だったことを保育士に説明しようとする姿がある。上手く言葉にできず、時間が掛かる時には受け止めながら言葉を代弁していく。
表現
チラシや新聞紙、のりなどを用意すると魚や車、動物などを表現し遊んでいた。
製作遊びが好きでスイカや夏祭り製作など、子どもによっては本物を想像して、色を使い分けるなど工夫していた。
運動会に向けてダンスを始めると、そこから毎日のように「ダンスをやりたい」と楽しんでいる。きりん組や上手な友だちの真似をして体を動かしている。…
健康
保育園で発熱をしたり、昼寝時に咳をして苦しそうにしたりする子がいた。保護者と家庭での体調、園での体調を共有し合うなどし、健康管理に努めた。
食事前の着替えを嫌がっていた子が少しずつ自信がついてきたのか、自分でやろうと意欲的な姿が見られるようになってきた。日中布パンツを履いている子が増え、活動の合間や自分で気がついてトイレに行くことができている。保護者の方と相談をしながら無理のない程度に進めていきたい。
人間関係
氷鬼から始まり、子どもたちの考えるパトロールごっこや警察ごっこなどを複数人で楽しんでいる。ルールの共有が難しく遊びが始まるまでに時間が掛かるので、保育士が一緒にルールを説明し友だち同士での遊びを楽しんでいく。教室では爆弾ゲームや椅子取りゲームなどの集団でのゲーム遊びを通して普段関わらない子とも関わる機会になっている。
環境
6月の歌を通して雨に触れ、「雨が降ったからかたつむりがいる」「雨でヒマワリが大きくなった」などと話す。友だちと保育者と気付きや疑問を共有しているので、活動などに取り入れて行く。時計に付いたフルーツを目印に片付けをする時間を伝え続けたことで数字に興味を持っている。また時間に気付いた人が「かたづけのじかんだよ」などと伝える姿があるので今後も分かりやすく伝えていく。
言葉
朝の会で「おはようございます」、散歩時に地域の方へ「こんにちは」「いってきます」降園時に友だちへ「ばいばい」と言う習慣がついている様子。挨拶をする事が自信になるよう言葉掛けしていく。自分の思いを言葉にすることができるようになってきているので、なるべく子どもたち同士での遊びを楽しみ、トラブルの解決ができるように見守っている。強い口調やいけない言葉を使っている時には声を掛け、どう伝えれば良いかを一緒に考えていく。
表現
粘土遊びでは、細長く伸ばしてへび、丸くしてお団子、色々な形のパーツを組み合わせてロボットなど様々な形を作り楽しんでいる。友だち同士で見せ合い、真似をし合うなどして表現の幅を広げている。自由遊びでは製作棚から好きに折り紙やシール、塗り絵を出し取り組んでいる。
「〇〇の歌流して!」と踊りたい曲をリクエストし、数人で好きなダンスを踊る事を楽しんでいる。
食育
給食や園庭に実っている野菜に触れたり見たりすることで、野菜への興味を示している。まずは苦手な食べ物を見ることやにおいをかぐことから始め、少しずつ食べられるように工夫していく。「お腹をくっつけて食べようね。」と声を掛けるようにすると、食べこぼしが減り、食事中の椅子の座り方も意識出来るようになってきている。今後も習慣付くように分かりやすく伝えていく。
…
健康
連休明けに体調を崩す子どもが少なく安心していたが、疲れがたまったのか月末に咳や鼻水が出る子どもが多く、発熱もあった。
気温が高くなり汗をかくことが増えたので、午後でも着替えをするようにしている。身の回りの支度が少しずつ身に付き、リュックを取ってきて着替えをする事が意欲的になっている。着替えが進まず食事までに時間がかかる子どもには、こまめに声を掛け介助するなど工夫している。
人間関係
以前から友だちと遊びを見付け、一緒に遊ぶことの楽しさを感じている。玩具の取り合いなどトラブルが減ったように感じ、順番や決まりを守る意識が徐々に芽生えている。トラブルの際に思いを言葉にせず泣いていることが多いので、気持ちを受け止めて自分の思いを言葉にして伝えられるように、気持ちを代弁し言葉の大切さを伝えている。
追いかけっこやダンスなどを通して普段関わりが少ない友だちと遊ぶ楽しさを感じられるようにした。
環境
散歩の頻度が増え、戸外では虫や植物など子どもの発見に共感し、見つけた自然物について他の友だちと話し合っていた。室内遊びでは部屋を走り始め危険を感じることがあるので、体を動かし発散できる環境を用意するなど工夫している。また、玩具の取り合いや、玩具を投げる姿があるので、改めて玩具の扱い方を伝え、楽しんで遊べるように声を掛けている。
言葉
友だちと関わる中でトラブルになると口調が強くなり手が出る事が多いので、側で見守り怪我を防ぎながら言葉で伝える事の大切さを伝えている。自分の思いや欲求を相手に言葉で伝えようとする姿も増えている。場合によっては仲立ちをしながら見守っていきたい。友だちに対して汚い言葉や傷付く言葉を一方的に言う姿がある。相手の気持を代弁して伝え、その都度声を掛けている。
表現
初めてのりを使用して、梅雨の製作をした。折り紙をちぎり、のりで貼り付けレインコート作りをする。室内の壁に貼っている事で友だちと制作を眺め、色や表情の変化を見付け話をしている。ダンスが好きな子が多く徐々に曲を増やし、振りが難しい曲に挑戦した。4,5歳児の真似をして体を動かし友だちと踊る楽しさを感じている。今後も楽しみながら達成感や満足感を味わえるようにいていきたい。…
健康
鼻水や咳をしている子が多いが、大きく体調を崩すことはなく過ごしている。鼻水が出た際にはティッシュで拭くようにこまめに声を掛けている。
新しい環境になり、情緒が不安定になる子も見られるが、保育者が気持ちに寄り添い声を掛ける事で、落ち着くようになる。
トイレは声を掛けると行こうとする子が増えてきた。紙オムツの子も意欲的に便器に座っている姿が見られる。
人間関係
友だち同士で会話を楽しみながら遊んだり、一人で黙々と遊びに集中したり様々。遊び込めない子が手持無沙汰になり、室内で走り回るので、遊びの提案をするなどして工夫していく。
集団生活をする上で、友だち同士の関わり方など伝えてきているが、まだ玩具を一人占めしたり貸し借りが上手くいかなかったりすることもあるので、その都度仲介に入り、どうしたら良いのかを共に考えている。
新入園児にも積極的に名前を聞いたり、遊びに誘ったりする場面が見られる。
環境
戸外では虫探しを通して、虫の家づくりなどで草花に触れて楽しんでいる。幼虫を見つけると、「何に成長するのかな?」「蝶々だよ!」と子ども同士で考えながら観察していた。
室内では玩具で遊んだ後に片付けをしない子がまだ多いので、意欲的にできるような声掛けを工夫している。
言葉
友だちと関わって遊んでいる時は会話を楽しみながら言葉でやり取りをしている。トラブルがあった時には言葉で伝えるように繰り返し伝えていくと、「いやだった」「こうしてほしかった」と言える子も増えてきた。
しかし、まだ自分の思い通りにならないと強い口調で怒ったり、手が出てしまったりと援助が必要なことが多い。見守りつつ、必要に応じて声を掛けていきたい。
表現
春の制作で蝶々や花を作った。完成するとぱたぱたと揺らして飛ばす真似をするなど楽しんでいる。一人一冊自由画帳を配ると、クレヨンで自由にぐるぐる描きをしたり、顔を描いたりと自分の好きなタイミングでお絵描きを行っている。
歌やダンスが好きな子が多く、曲をかけるとノリノリで歌ったり踊ったりしている。一度かけると「次は○○踊りたい!」とリクエストしている。
食育
・友だちと話をしながら楽しそうに食べているが、食べ終わると一つに混ぜて遊んでいるので片付けを促すなど声を掛けている。
・食具でわざと落としたり、顔に近付けるなど危険があるので怪我に十分配慮している。…
健康
発熱や腹痛で欠席をする子が多かったが、感染症ではなく、体調が回復をしてからは元気に登園をしている。しかし、鼻水が出ている子が多く、気が付かずに鼻水を垂らしたまま遊んでいる子がいるのでその時は声を掛けて自分で鼻を拭くように促している。
気温差があったので、戸外に行く時は特に服装で調節するように声を掛けて健康的に過ごすことができるようにした。
人間関係
戸外でも室内でも友だちとの関りが増え、集団遊びが流行している。戸外では氷鬼や増え鬼、室内ではトランプと、ルールのある遊びを楽しんでいる。その時に意見の違いや相手の気持ちを読み取れずにトラブルなることもあるが、そのようなことも経験をして学んでもらえるように見守っている。
お別れ会の時に異年齢で生活をする機会があったが、普段から関わる機会が多かったことから特に混乱なく、楽しんでいた。
環境
身の回りのこと、生活の流れは染み付いてきていて、自分たちで率先して行っているが、絵カードでするべき行動やこれからする活動のことを伝えると、より理解をして過ごしていた。
子ども自身が考えて判断をして行動ができるように前もって予定を伝えたり、時間を伝えたりすると主体的に過ごすことができていた
言葉
集団遊びの中で上手に言葉でコミュニケショーンをとって遊んでいることが多くなった。また、トラブルがあったり、泣いている友だちがいると「どうしたの?」と尋ねて話を聞いてあげていたり、その場面に応じた声掛けや話し方をして、トラブルの仲裁をしようとしている姿が見られた。
文字に興味をもって絵本を自分で読んでいたり、散歩に行ったときには看板を読んでいたりすることがあった。
表現
制作遊びで自由に色鉛筆や折り紙、セロハンテープを使えるように部屋に準備をしておくと自分たちで考えて魔法のステッキやキャラクター、動物などを作って遊んでいる。保育者や家族の人宛に手紙を書いている子もいて文字を一生懸命書いている様子も見られた。
部屋で自由遊びをしている時に「お祭りやりたい!」と言って自分たちで考えて、たこ焼きやチョコバナナを作って遊んでいた。本物の写真を見て試行錯誤しながら作っていて、その発想力に成長を感じた。…
健康
気温差が大きく、鼻水が出る子が多い。ティッシュペーパーを子どもの手の届くところに置いている。鼻水が出ている不快感を感じて自ら拭く子もいるが、洋服や腕で拭く子が多いのでこまめに声を掛け習慣付くように工夫している。
戸外の活動では、鬼ごっこを好みよく走る。タッチをする力加減や、タッチされない様に逃げる走り方を試行錯誤する中で、強く押してしまう事や転ぶことで怪我をすることが多い。
人間関係
戸外の鬼ごっこや室内遊びで、複数人で関わり楽しむ姿が増えた。転んだ友だちを心配した子が囲んで慰めることで、立ち上がり再び遊び出す姿が見られる。ルールのある遊びを通して、普段遊ばない友だちと遊びを楽しんでいる。しかし、関わる距離感や力加減を嫌がられ、トラブルになる事があるので、保育士が仲介しお互いの気持ちを伝え、その後見守るなど工夫している。
環境
遊びを見つけて、広げられる様に玩具や制作道具を用意するなど環境を整える。数種類の玩具を使って、工事現場、おままごと等広々と遊びを楽しんでいるので、その場に応じて机や棚を動かし環境を用意している。
園庭や散歩では、春の訪れを感じ虫や植物に興味を示している。つぼみを見つけて「何の花が咲くんだろう」と話したり、「ダンゴムシがいる」と木の根元など探す場所を決めている。絵本や図鑑をみて、虫や植物の成長を知りより興味を持っている。
言葉
トラブルの際に「嫌な時はお話でいうんだよね」と言い、手が出ることを我慢する様子がある。咄嗟に手が出ることは減り、声を大きくして言い合うようになっている。この際に、周りの子が「うるさいよ」「○○が嫌ならこうしたらいいじゃん」等と声を掛けている。解決しないことが多いが、トラブルになった子は自分の頭で考えている姿がある。
表現
ハサミで適当に切り、それを「ふじさん」「すべりだい」等と見立てて楽しんでいる。作った物をロッカーや引き出しに貼っている。服や髪の毛、皮膚に貼り遊んでいるので、長時間貼り続けることがない様に時間を決めて肌が荒れない様に配慮している。
ブロックを自分の周りに広げ、事故現場や秘密基地の様な物を作っている。カゴや棚を使って橋をかけたり、椅子を並べて壁にするなど空間を用意している。周りの子がこの空間を嫌がっている時には、離れた場所で遊ぶ空間を用意するなど工夫している。
…
健康
インフルエンザなどの感染症が流行して半数児の登園が1週間以上続いた。発熱で早退する子どもが多く、症状が出てから長引いている子どもの保護者には、体調の変化を伝え、病院への受診を勧めた。室内の換気をし、子どもたちにもこまめな水分補給を声掛けする必要性を伝え、子どもと一緒に感染症対策が出来るよう工夫した。
人間関係
“2024年になった”ということに興味を持ち、ぱんだ組への進級を心待ちにしている。
きりん組との合同散歩をする機会が増え、遊びや友だちとの関わり方を真似るなど刺激を受けている。
ルールのある遊びをすることが増えて、トラブルになる原因が変わってきている。叩かれた、嫌な事を言われた等から、ゲームに負けて悔しい、ルールの理解が異なっていて上手くいかない等に変わった。子どもが頭で考えて、話す言葉を考えるような姿が見られるので見守っている。
環境
夏にヒマワリの種を植えたことで、周りの植物の成長にも興味を示していたので、チューリップとクロッカスの球根を植えた。球根をそっと触る姿や、「いつさくんだろうね」、土が凍っていると「たすけてあげる」「このままだとさかない」と言い様子を気にする姿が見られる。
新しくボールを転がす玩具を購入すると、上手くブロックを組み立てることが出来ず保育士が作っていたが、何度も繰り返すうちに考えた物を形にして達成感を得ている。
言葉
友だちと楽しかったことを共有しながら、クリスマスや正月の出来事を話す。我先にと話しをすることで他の子が嫌な思いをしていることに気が付き、相手の話に耳を傾ける姿も見られる。このような姿が見られるので出来る限り一人ずつ話を聞いている。
玩具の貸し借りでトラブルになると、言葉より先に手が出ることもあるので怪我に注意している。言葉の大切さを伝えることや相手の気持を代弁して伝えることなどを、お互いの気持ちを受け止めながらトラブルに介入している。
表現
ハサミを使って、服や髪の毛に付ける飾りを作ってキャラクターになりきりおままごとを楽しんでいる。ハサミを使用する場合には、持ち方や切り方に十分注意しながら保育士が一人見守ることができる状況で出している。
“かぞく”“写真”の絵を描くことを楽しんでいる。いろいろな表情を描くようになり、一つひとつ変化を付けて人を描いている。キャラクターや風景を描くと、特徴をとらえて表現している。…