2歳うさぎ組2021年度4月のまとめ

食事

入園、進級後環境の変化で食べる気持ちにならない様子も見られたが、戸外やホールで活発に遊び空腹になり、自然な流れで着席し食事を楽しむようになる。野菜は苦手な子も多いが、白飯や好みの主菜、汁のおかわりはよくしている。飽きてくるとお皿を叩いたり、遊び食べをしたりする姿があるので、様子を見て介助したり声を掛けたりしていく。穏やかに食事の時間を楽しめるようになってきているので、引き続き楽しい雰囲気作りを心掛け一人一人に合わせて援助していく。

睡眠

特定の保育者にこだわる子が数名いたり、新入園児は時々「ママ~」と思い出し泣くことがあったりするが、静かな環境をつくるとトントンで安心して入眠していく子が多い。遊びたい様子のある子は別のスペースで満足いくまで遊び、様子を見てだんだんと入室して休息をとるようにしている。一人一人のリズムに寄り添い安心して休息をとれる環境作りをしていく。

排泄

環境の変化でトイレの誘いを拒む子が多かったが、朝の落ち着いている時間に誘ったり導線を変えたり、子どもの好きなキャラクターのシールを作りタンクに貼ることで、トイレに関心が戻りスムーズに足を運ぶようになる。排尿や自分で着脱する子も多いので、楽しい雰囲気の中で褒めたり励ましたりしながら、意欲や自信に繋げていく。

健康

発熱や季節の変わり目の温度差などで鼻水が続く子が多い。全体的には体調よく元気に過ごしている。感染症予防のため、手洗いはゆっくりと時間をかけ検温が漏れる子がいないよう保育者同士で声を掛け合い健康管理をしていく。

身体発達

追いかけっこを好み戸外で全速力で駆け回り、園庭の高さのある長椅子や公園の段差から勢いよく両足跳びをする姿が多く見られる。自分の高さに合った鉄棒に両手でぶら下がり、足を上げる動作もよく見られる。怪我に繋がらないよう保育者同士連携して見守り一人一人に合った援助をしていく。

だんごむしに興味津々で指先で摘まんだり、砂遊びで砂を掘って器に移し保育者や友だちにごちそうしたりする見立て遊びも盛んである。音楽に合わせて体操をすることも好きな子が多いので、リクエストに応えながら体を動かす気持ち良さを味わるようしていき、保育者も一緒に遊びながら楽しさに共感していく。

情緒

環境の変化で登園時の母子分離の際に泣いていた進級児、新入園児も共に落ち着いて、入室後笑顔で好きな遊びを楽しむ。友だちや異年齢との関りも多く楽しく過ごしている。切り替えに時間が掛かったり、友だちと揉めて憤りが収まらず手が出たり噛みついたりすることは続いている。一人一人の様子を見ながら子どもの表情や動きを予測して噛みつきなど防ぐよう保育者同士連携していく。また赤ちゃん返りと思われる不安定さも見られる。子どもの気持ちを受け止めて特定の保育者の関わりをするなど臨機応変に配慮していく。

言葉

自分の思いを言葉で伝えられずにトラブルになることが多い。一人一人の気持ちを受け止め、保育者が仲立ちをしながら、代弁したり言葉を添えたりして発達を育んでいく。歌や手遊びが好きで知っている歌を自ら歌いだし、他の子もその歌に興味を持ち覚えて一緒に歌っている。絵本や紙芝居も言葉のやりとりを楽しみながらよく見ている。今後も子どもの興味、関心をよく観察して楽しめる素材を用意していくようにする。

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