食事
食事の時間になると、手を洗い、椅子に座り「早く、早く」と言わんばかりに食事を楽しみにしている姿が多い。自分で食べたいという気持ちが育ってきていて、保育者や友だちと「美味しいね」など会話をしながらそれぞれのペースで食べている。遊んで食べている姿も見られているが、自分で考えながら食事も進んでいるので、見守るようにしている。食具も少しずつ使えるようになり、食べこぼしも減ってきており、成長を感じる。
保育者の膝に座って食べたがる子、食事中にウロウロ歩き回ってしまう子、食べ終わったお皿をわざと床に落とす子、など甘えたい行動も見られているので、その都度丁寧に関わりながら対応してきた。進級にあたり細かく引継ぎをしていく。
情緒
保育者に見守られ安心した環境の中、笑顔も多く遊べている。何かを見つけると指をさし教えてくれるようになり、気持ちの共有を求めるようになる。友だちとも言葉でやり取りし、通じ合うことを喜んでいる姿が見られている。お互いを意識し合い、誰かが楽しそうな様子を見つけると、何人も集まってきて一緒に遊ぶ姿が増えている。以前は遊び方が分からず、すぐに他へ行ってしまっていた砂場でもじっくり遊べるようになってきた。友だちの様子や気持ちに気が付き、心配したり、頭をなでるなどの関わりも見られている。嬉しいことも嫌なことも、気持ちを保育者に伝えられるようになり、気持ちを受け止めてもらう事で、安心して遊べている。
身体発達
よく身体を動かし遊べている。散歩の時など、追いかけっこや、探索活動を楽しんでいる。まだバランスを崩し転倒したり、近くにいる友だちにぶつかってしまう事もあるので、怪我につながらないように気を付けている。高い所に登るのが好きで、自分の力で登って満足している。
手先の器用には個人差があるので、その子に合わせた指先を使う遊びを考え、無理なく遊びの中に取り入れた。細かい作業が好きな子が多いので、進級して手先を使った製作などが出来ると良いと思う。
ズボンやオムツ、靴下や靴を自分で脱ぎ履きしようとする姿が増えている。
引き続き、個々に合わせて手伝いながら、自分で出来た喜びを味わえるように引き継いでいく。