3歳ぺんぎん組2020年度12月のまとめ

健康

突然発熱する子が見られたが、長引くことはなかった。鼻水は相変わらず出ている子がいるが、声をかけることで自分から拭く姿が見られる。不十分なところは援助している。防寒着の着脱の仕方が分かり、自分でやろうとする姿が見られた。ファスナーがまだ難しい子には、コツを伝えたり手を添えたり援助していった。出来た事を認め、うれしさや意欲的につながるようにしていった。また、体が温まると脱ぎ、自分たちで調節が出来ている。

人間関係

散歩に行くとき「〇〇ちゃんと手をつなぎたかった」と言ったり「〇〇ちゃんとはつなぎたくない」と手を引っ込めたり、なかなか出かけられない日が続いた。クラス皆でどうしたらいいのか考えた。「つなぎたいなら早く散歩の準備をする」「つなぎたくないと言われたら悲しい」「はやく手を繋がなかったらちょっとしか公園で遊べなくて嫌だ」など様々な意見が出た。それからは、多少ぐずる子がいても自分で気持ちに折り合いをつけ、割りとスムーズに出発できる様になっていった。また、仲良く遊びながらも時には強い口調や好ましくない関わりをすることもある。思いを受け止めながら相手はどんな気持ちになるのか気付けるように仲立ちをし、最後は子ども同士で解決できるようにしていきたい。

環境

劇遊び発表会で3,4歳児の保育室の仕切りが玩具棚になり、見通しがよくなったことで以前にも増して自分の遊びたい場場所へ行き、じっくり遊びを楽しんでいる。異年齢との交流も増え、自分から声をかけ一緒に遊ぶ姿も見られる。遊びが盛り上がり、気持ちが高ぶってくると室内を走り回ることもあるので、その都度声をかけながら怪我のないよう配慮していった。これから

ますます気温が下がっていくのでこの時期ならではの遊びを楽しめる環境を作っていきたい。

言葉

劇遊び発表会に向けて、毎日の当番活動でみんなの前に出て言葉だけでなく、体も使って発表するジェスチャークイズも取り入れていった。このような経験を重ねていった結果、劇遊びではみんなが見ている中、恥ずかしがらずにセリフを言い踊ることもできた。また散歩先で公園での約束をお当番一人ひとりに発表してもらっているが、誰一人言えない子はおらず、しっかりとした口調で言えている。今後もみんなの前で発表する機会を作り自信へとつなげていきたい。

表現

劇遊び発表会に向けて劇遊びをみんなで楽しんだ。役決めの時から自分のやりたい役を決めた事ですぐにやる気スイッチが入り、あっという間にセリフやふりを覚え楽しみながら取り組めた。自由遊び中「手袋かけて」と子どもたちからのリクエストで曲をかけ、自分の出番になると遊んでいる手をとめ参加し、時には鏡に映る自分の姿を見て振りを確認する姿も見られた。当日はいつもと違う環境の中でいつも通りに出来ない子もいたが終わってから「楽しかった」と子どもたちが口々に言っており良い経験ができ、また一回り大きく成長したと感じることができた。

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