2歳うさぎ組2020年度10月のまとめ

食事

自分で「ピカピカにするんだ」と苦手な野菜を残さずに食べようとする子がいると、影響されて「自分も」と頑張る子もいる。全体的にいろいろな食材を少し食べてみようとする姿が多くなった。スプーンの正しい持ち方を意識して「こうでしょ!?」と保育者に確認したり、子ども同士で見せ合ったりしている。楽しい雰囲気の中で旬の食材を味わい、満足感を持てるようにしていきたい。

睡眠

眠くなる時間が遅い子もいるので、一人一人のペースでしっかりと休息がとれるよう配慮している。「自分で眠れる」とトントンをしなくても一人で入眠できる子が多くなった。寒暖差が激しくなったので、室温の調整などをして快適に睡眠をとり、機嫌よく目覚められるようにしていきたい。

排泄

気温が下がり、汗をかくことが少なくなったこともあってか、尿の量が増え、午睡後は紙パンツがたっぷりと濡れている子が多い。自分からトイレに行き、排尿する子も回数が増えている。トイレでの排泄にほとんどの子が意慾的だったが、停滞期に入ったようで、誘ってもなかなか行かない様子が見られている。子どもたちの気持ちに寄り添いつつ、励ましたり褒めたりしながら、トイレトレーニングを進めていく。

健康

鼻水、咳が出ている子はいたが、体調不良での欠席は少なく、元気に登園できた。室内は子どもたちの熱気で暖かく汗ばむ子もいるので、薄着で過ごすようにしている。引き続き、丁寧な手洗い、こまめな水分補給を行い、部屋や玩具の消毒など感染症予防に努めた。来月からは、ブクブクうがいを始めたり、部屋の加湿を行うようにしたりして、健康に過ごせるようにしていきたい。

身体発達

握る、引っ張る、押すなどの力が強くなり、また長い距離を走る持久力やジャンプなどの瞬発力も発達し、身体全体を使って遊ぶことを楽しんでいる。自分で難しいと感じた時には、保育者に援助を求めながら何度も挑戦する姿がある。

「できた!」という嬉しい気持ちに共感し、満足感や達成感を味わえるようにしていく。

情緒面

自分のことだけではなく、友だち同士のやりとりを見て、「それは嫌なんだって」「こうすればいいよ」と心配したり、仲立ちをしたりする姿があり、成長を感じている。虫に興味を持つ子が多く、戸外では虫探しに夢中になっている。間違えて踏んでしまい虫が動かなくなった時、帰る際「おうちに帰ってね」と虫と「バイバイ」する時、子どもたちにはいろいろな表情が見られている。小さな生命との関わりが心の成長につながっていることを感じ、これからも様々な体験ができるようにしていきたいと思う。

言葉

ストーリのある絵本や紙芝居を自分なりに理解し、感想を言ったり、質問をしたりしている。「うんち」「おっぱい」など幼児が面白がって言う言葉にもそろそろ興味を持つ子がでてきて、一人が言い出すと周りの子どもたちも真似をして、みんなで笑い合う様子が見られる。散歩をしながら、木や草の実を見て、「かいじゅうの木だよ」「ぶどうみたい」と言葉で表現することが、上手になってきた。伝えたい気持ちが強く、急いで喋ろうとして、言葉につまってしまうこともあるので、落ち着いて最後まで話しができるよう丁寧に応答するようにしていきたい。

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