環境
公園や園庭で好きな玩具を手に取り、椅子やマット、タイヤなど組み合わせて子ども同士で考え工夫して病院ごっこや家族ごっこで展開していく。室内ではブルーシートで被い、押し入れ下を秘密基地にしたり、玩具を決まった使い方ではなく、食べ物やアクセサリーに見立てて遊んだりしている。子どものイメージを大切にしながら、興奮のあまり玩具を振り回すなど、危険なことは声を掛けていき、安全に楽しめるようにさりげなく援助していく。
人間関係
異年齢児交流の機会はあるが場所や人見知りで消極的な様子がある。異年齢児グループでゲームをした後は話をしたり、園庭で遊んだりする姿も見られたので、園庭や自由遊びの様子を見ながら仲立ちをして少しずつ慣れ親しめるよう働きかけていく。
健康
掻きこわしやかさぶたなど気にして触り、とびひや肌トラブルになる子がいるので家庭に様子を伝え、早めの受診を奨めるなどして、健康に夏ならではの遊びを楽しめるよう援助していく。
表現
かたつむり、あじさいなどの実物を観察したり触れたりして、イメージを持ちながら歌をうたったり、折り紙であじさいを折ったり、思い思いに絵を描いて楽しむ。雨の絵は漠然としていてどうかと思ったが、数色の絵の具と筆、クレヨンを用意すると自由に描きはじめ、ポツポツ雨やまっすぐの雨、水溜まりなど、一人一人の持つイメージや表現方法に味わいを感じた。
言葉
言葉にできない思いから手が出る子がいる。気持ちを受けとめ、手を出さずに自分の想いを伝えるよう仲立ちをしながら言葉を添えている。
季節の歌などは初めは消極的だが、回数を重ねると歌詞を覚え元気に歌うようになる。今後もイメージを持ちながら友だちと一緒に楽しんでいく。