5歳ひまわり組2021年度7月のまとめ

健康

梅雨が明けて、夏らしい暑さを感じるようになる。汗をかいたり、外遊びで衣服が汚れたりすることが増えるが、自発的に着替えようとする児が少ない。身体や衣服を清潔にする大切さを伝え、自分で汚れに気付けるよう促していく。また、熱中症予防の為、こまめに水分補給を声掛けしていく。

水遊びでは、ダイナミックに水を掛け合ったり、玩具を使ってじっくりと遊んだりする。ビニールプールでの遊びで水深は浅いが、職員間で役割を確認し、危険のないようしっかりと見守っていく。

人間関係

2・3歳児の午睡の手伝いを始める。背中を優しくとんとんしたり、額や足をゆっくりとさすったりして、入眠に導いていく。また、眠らずに布団の上で身体を休めている児には、小さな声で絵本を読んであげる姿もある。これまで、2歳児との関わりは少なかったが、午睡を通して関わりをもち、求められたり頼られたりすることで年長児としての意識や自信が高まってきている。さまざまな活動を通して、積極的に異年齢での関わりがもてるよう、担任間で連携していく。

環境

オリンピックを機に、世界の国や国旗に興味をもつようになる。地球儀や世界地図を眺めて知っている国や聞いたことのある国名を探したり、日本と比較してみたりする。また、国旗絵本を見て競うように覚え、クイズを出し合う児もいる。ニュースを見て、社会で起きていることを知り、友達や保育者と共有しようとする児が増えている。子どもたちが興味をもったことを、クラス全体で活動として広げていき、さらに深めていけるような援助や工夫をしていく。

言葉

当番児が、その日にあった楽しかったことや嬉しかったことを発表する。初めのうちは、印象に残った活動を単語で伝えようとする児が多かったが、『誰と』『どんなふうに遊んだか』を意識してみるよう伝えると、自分で言葉を補うようになってくる。伝える相手を意識して話ができるよう援助していくとともに、人前で発表することで自信がもてるようにする。

表現

廃材を使った制作遊びでは、自分の作りたいものに合わせて素材を選び、試行錯誤しながら進めていく。時には、友達とイメージを共有させて、一緒に作ることを楽しむ。イメージに近づけることへの気持ちが強まることで、表現の仕方が複雑になり、保育者に援助を求めることもある。型にはまらず、のびのびと表現できるよう、素材や道具を豊富に用意する。

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