5歳ひまわり組2021年度12月のまとめ

健康

12月に入って冷え込みが強くなるとともに、鼻水がでる児が増えるが、大きく体調を崩すことはなく過ごす。水の冷たさもあり、うがい・手洗いが雑になりがちなので、風邪や感染症予防の為に必要な清潔習慣を視覚教材なども使って伝えていく。

友達と誘い合ってドッジボールや鬼ごっこなどの運動遊びに積極的に取り組んでいる。十分に身体を動かすと、身体の温まりを感じ、上着を脱いで遊んでいる。のびのびと身体を動かす心地良さを感じられる遊びを積極的に取り入れていく。

人間関係

おたのしみ会の活動など、クラス全体での活動が多くなる中で、友達の得意な面や頑張っているところに気付き、「○○くん、(表現の仕方が)面白いね」「昨日よりセリフの声が大きくなったね」など、具体的な言葉で褒めたり認めたりする姿が増える。また、劇あそびの準備の中では、子どもたちの中で自然に役割分担もなされている。個の発揮を促しつつ、目的に向かって友達と一緒に作り上げていく達成感を味わえるよう援助していく。

環境

初めて大根の収穫体験をする。普段、子どもたちが目にする大根は葉が落とされているものということもあり、葉が生い茂っている畑を見て「どこに大根があるの?」と話す児もいる。これまでに経験のあるいもほりと重ね合わせ、実の生り方の違いやそれによる抜く感触の違いを味わっている。体験できる機会をいかし、栽培活動や食への関心に繋げていく。

園庭にできた水たまりが凍っていたことをきっかけに、氷作りをしてみる。体感的には寒くても氷ができていなかったり、薄く張った氷に結晶のようなものができていたりすることに疑問や不思議を感じている。試行錯誤してみる中での気付きやアイディアを大切にし、遊びを深めていく。

言葉

学への期待の高まりと同時に、文字への興味もさらに高まってきている。これまで、文字を友達に読んでもらっていた児が自分で名前を書いてみようとしたり、絵を描いた時に文も添えて表現を深めたりしている。子どもたちの興味・関心の様子を捉えて、それぞれの児に合った援助をしていく。

表現

劇遊びでは、原作の絵本からイメージを膨らませていき、ストーリーや道具を作っていく。初めは恥ずかしがる児もいたが、それぞれが好きな役を演じる中で、役に合ったセリフの言い方や動きを考えてのびのびと表現するようになる。また、活動を重ねていくことで、友達と一緒に演じる楽しさを味わえるようになる。歌や合奏では、友達と声やリズムが合うことで心地良さを感じられるようになる。様々な経験を通して、イメージしたことを表現する楽しさや達成感を味わえるよう、活動を考えていく。

育児あれこれ