健康
基本的な生活習慣を見直す場を作り、話し合うことで健康についての意識を高め、手洗い・うがいの必要性について考えて丁寧に行おうとする。寒い日は、体も冷えて動きにくいことに気がつき、氷おにやマラソンをして温めたり、ドッジボールで指先を使う時には、準備運動をして怪我をしないようにしたりする。健康に過ごすだけでなく、慣れている場所、初めての場所へ行く時には、危険箇所がないか確認をして安全に過ごせるよう呼びかけ、気づいた時には、共有していく。
人間関係
近隣の小学生と交流をしたり、異年齢で遠足に行ったり、散歩へ行き、世話をして感謝される喜びを味わったり、小学生に学校のことを教えてもらい、就学を楽しみにする姿が見られる。おやつ交流で他クラスへ行き、小さいクラスの友達と遊んだり、保育者と話したりしながら、思い出を振り、共感できる場を作り、大きくなった喜びを感じながら就学を楽しみにできるようにする。
環境
吐く息の白さに気がつき、何度も吐いて不思議そうに見つめ、保育者や友達、保護者に知らせる。育てているちゅーりっぷや冬野菜の生長を楽しみにし、日々、伸びていく様子に喜ぶ。植木鉢に書いてある名前を見て、友達のちゅーりっぷの生長を喜び、高さを比べて楽しむ。花にも命があることを伝えて、丁寧に育てていけるようにする。
言葉
時計を意識しながら見通しを持って生活をすることが多くなり、友達同士で知らせ合って自分たちで行動をしようとする。卒園プレゼントで必要な材料を買いに行った経験からままごとをしながら「○○円ください」「おつりは、○○円です」などとやりとりを楽しむ。経験したことを生かして、使いたいものをお菓子の空き箱や玩具で見立てて楽しむ。身近な文字や数字、道路の標識などにも興味が持てるように、散歩へ行った時には、写真を撮って、何の為の標識なのか考え、交通ルールについても知らせていく。
表現
写真や作品を見ながら一年間のできごとを振り返り、卒園プレゼントや文集作りをする。卒園プレゼントで何を作るか話し合い、誕生日ケーキの苺が取れたり、粘土が剥がれたりしているのを見て「作りたい」という声があがる。必要な材料を考えて紙に書く。材料を用意することから始め、完成を楽しみにしているので一人一人の意見を取り入れていけるようにする。