食事
高月齢児は、手掴みやスプーンですくって意欲的に食べる。空腹が満たされると手を合わせ椅子から降りようとする。自分で食べようとする気持ちを見守りながら援助していく。低月齢児は手掴みで食べながら介助されて完食をする。給食で満腹感を得ると、ミルクの量が減っている。7か月児は離乳食を食べ始める。楽しい雰囲気の中で食べる嬉しさを感じられるようにする。
睡眠
食後はしばらく保育者との関わりを楽しむ。低年齢児はミルクを飲んで入眠する。保育者に抱かれて眠り、布団の上で体をさすられて安心して眠る。気温差に応じて室温の調整をし、ゆったりと休息できるように援助する。
排泄
トイレに誘うと、高月齢児はズボンを触りトイレに向かう。1歳児の排泄の様子を見て興味を持つ。自分でズボンを履こうとする姿をさりげなく援助する。低月齢児は、スキンシップを取りながらおむつを換えて、心地よさを感じられるようにする。
健康
体調を崩す子どもが多く、咳や鼻水がよく出ているので、気温差に応じて衣類の調節を行う。換気を行ない、室内温度、湿度調整をこまめに行い、気持ちよく過ごせるようにする。玩具等の消毒は回数を増やして感染予防を行っていく。
身体発達
高月齢児は、追いかけっこをしたり段差を昇り降りしたりしながら意欲的に体を動かすようになる。低年齢児は、伝い歩きや歩行が盛んになり行動範囲が広がる。7か月児は寝返りが出来るようになる。玩具や玩具棚の配置を変えながら安全な環境を作り、自由に探索活動が出来るようにして、成長発達を育む。
情緒面
高月齢児は、身振り手振りで誘い合い一緒に車を動かしたり絵本を見たりする姿が見られる。絵本や玩具の取り合いも見られるが、自分の気持ちを様々な方法で表現している。互いの気持ちを汲み取り受け止めていく。低年齢児は、友達に近寄り触ってみたり同じ玩具に興味を持ったりすることが増える。友達との楽しさを共有できるように関わる。
言葉
絵本や歌に合わせて楽しみながら喃語を発している。手遊びや触れ合い遊びでは、語尾や簡単な言葉を口ずさむ姿が見られるので、言葉を発する楽しさを共有していく。高月齢児は、保育者の声掛けにより自分で行動し、身振りや指差しで要求を伝えようとするので、わかりやすく簡単な言葉で対応する。