2歳すみれ組2021年度11月のまとめ

食事

食べられる量や食材が少しずつ増えている。完食を目指そうとする子が増え、「ピカリンだよ」と空になった皿を保育者に見せて喜ぶ。メニューがカレーやマーボ豆腐の日は朝から楽しみにしている子が多く喜んで食べる。保育者に声をかけられたり、友達の姿を見たりして、スプーンや食器の正しい持ち方に気づき、意識して食べようとする。楽しく食事ができるような雰囲気をつくる。

睡眠

気に入ったぬいぐるみや絵本を手元に置き、見守られながら入眠したり、保育者に体を撫でられたり触られることで、一人一人のペースに合わせて入眠する。寒い日が増えたので毛布を用意する。空気清浄機・加湿器や換気に気を配り、その日の気候に合わせた快適な睡眠環境を整える。

排泄

尿意や便意を感じると、言葉で知らせてトイレに自ら行こうとする子が増える。便器に座るのを嫌がっていた子も積極的に座ろうとし、排尿が見られる。布パンツへの移行を進めている子の中には、日によって紙パンツを履きたがる子がいる。本人の意思を聞き、思いを尊重しながら、自由に選べるように用意しておく。

健康

寒暖差が激しく鼻水の出る子や長引く子が目立つ。保育者に拭いてもらうのを待つ子には声掛けし、自ら鼻水を吹くように促し、拭き方を丁寧に知らせる。気候に合わせた衣服の着用を心掛け、必要な子は着替えて調節する。うがいや薄着を習慣づけて、健康に過ごせるようにする。

身体発達

体力が付き、距離のある消防署まで道程を楽しみながら歩く。園庭では、タイヤの山を上り下りしたり、平均台の上でバランスをとりながら歩いたり、ユニ棒を両足跳びして遊ぶ。保育者とキャッチボールを楽しむ。上着のボタンやファスナーを一人で止める子や保育者に助けを求める子がいる。一人で着られるように着方を丁寧に知らせ、難しい時はさり気なく手伝い、「やってみよう」とする子どもの気持ちを大切にする。

情緒面

気の合う友達との模倣遊びが盛んになり、プラレールや車で遊ぶ。線路を複雑に組み立てる子には、「すごいね」「かっこいいね」など称賛する姿も見られる。戸外遊びから保育室に入室する際に「もっと遊びたかった」と言って、入室を渋る子がいるので、「また遊ぼうね」など優しく声を掛けたり、室内に興味が湧く玩具を用意したりして気持ちが切り替わるように関わる。

言葉

手遊びや季節の歌を覚えて口ずさみ、友達が歌っていると一緒に歌う。他の子どもが使っていても、目に留まり興味をもったものにさっと手を伸ばし、物の取り合いになることもあるが、保育者の仲立ちで「貸して」など少しずつ言葉で伝えられるようになる。言われた子も、時間を要する場合もあるが、一緒に遊んだり玩具を貸したりして関わりを広げている。保育者は子どもの気持ちや思いを言葉にして双方に伝えていく。

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