食事
暑さや疲れで、全体的に食欲が低下している。食べやすいサイズにしたり、要求に応じて必要な介助をしたりして、個に応じた配慮や援助を行っていく。また、食事や水分摂取の状況を家庭と伝えあっていく。
睡眠
日中の暑さや夜間の就寝状況の変化により、昼食時から眠気を感じる児や疲れが見られる児がいる。快適な温度や湿度を保ち、心地よい睡眠に入っていけるような環境づくりをしていく。
排泄
便座に座って排尿ができたり、オムツの中に排泄があったことを保育者に知らせたりする姿が見られるようになる。また、友達が便座に座っていることに興味を持ち、真似てみようとする児もいる。それぞれの成長発達に合わせて声掛けや援助していく。
健康
急な発熱や手足口病での欠席が増え、登園している児でも鼻水や咳が続いて体調が万全ではない児が多い。快適に過ごせるような環境づくりやこまめな水分補給をしていくとともに、感染症を予防できるよう、玩具の消毒や洗浄をして衛生管理に気を配る。
身体発達
気温が高く、戸外に出られない日が多いが、室内でも身体を動かせるようマットや牛乳パック積み木を使った運動遊び、音楽に合わせたリズム遊びに取り組む。保育者の真似をして片足立ちや両足跳びに挑戦してみようとする。また、洗濯ばさみを使った遊びでは、手指の使い方を工夫し遊びを楽しんでいる。安全面に注意しながら、身体を動かす満足感を得られるよう遊びを提供していく。
情緒面
友達や保育者に親しみを感じ、表情豊かに人と接したり、手を繋いだり撫でたりして自分の気持ちを表現しようとすることが増える。時にはやりとりや玩具の共有の中で気持ちの衝突も見られる。子ども一人一人の気持ちを受けとめ、気持ちに合った言葉の伝達や仲立ちなどの援助をして、気持ちが伝わる喜びを感じられるようにする。
言葉
自分の気持ちや要求を喃語や単語、二語文などそれぞれの発達に応じた言葉で伝えようとする。話したい気持ちに共感し、保育者が代弁や言葉をそえることで発語を引き出していく。また、ゆったりと絵本や紙芝居を見て、さまざまな言葉に触れ、語彙の獲得に繋げていく。