食事
高月齢児は朝の起床時間や活動によって食事中に眠たくなる日もあるが、好みの食材をスプーンや手掴みで意欲的に食べる。低月齢児は器やコップから汁やお茶を飲むことに少しずつ慣れてくる。ミルクを飲んでいる5ヵ月児はミルクの量も増えて、語りかけると笑顔を見せながらゆっくり飲んでいる。楽しい雰囲気で素材の味や食感に慣れるようにする。
睡眠
食後しばらく遊び、保育者との関わりを楽しんだりミルクを飲んだりしてから安心して入眠する。寝返りで体位が変わる子もいるので、仰向けに変え睡眠時の呼吸を確認する。室内の温度調節をして、心地良く眠れるようにする。
排泄
「おしっこかえよう」とトイレに誘うと高月齢児はズボンを触りトイレに向かう。水分を多めに摂ることで排尿量も増えるが、こまめにオムツ替えをしてあせもやかぶれを防いでいる。低月齢児は濡れたオムツを脱ぐと気持ちよさそうに足を動かしている。「きもちいいね」と声を掛けながら清潔さを感じられるようにする。
健康
暑い日が続きこまめに水分補給をする。鼻水が出る子もいるが大きく体調を崩すことはない。細やかに鼻水を拭き、心地よさを感じられるようにする。保育室の換気や玩具等の消毒は回数を増やして感染予防を行う。
身体発達
低月齢児は這って移動し、掴まり立ちをする子が増えている。玩具棚に手が届き伝い歩きをする子もいる。高月齢児がトンネルくぐり、テーブル滑り台やダンスで身体を動かすのを見て興味を示す。一人一人の発達に合わせた運動遊びを取り入れていく。
情緒面
抱っこを求めて手を伸ばしたり、這い這いで後追いをしたりする子もいるが、優しい言葉やゆったりと抱かれる事で安心して再び遊びだす。5ヵ月の子はミルクをたっぷり飲むと、ラックに座ったり抱っこされると、喃語を発しながら微笑んでいる。保育者との安心した信頼関係の中で、ひとり遊びや探索遊びができるようにゆったり過ごせる場をつくる。
言葉
低月齢児はあやされると「あーうー」と喃語を発し、保育者の語り掛けで嬉しそうな表情を見せる。高月齢児は、絵本を読んだり歌をうたったりすると、語尾を口ずさむようになる。指をさして要求を伝えるようとするので、言葉にして返していくようにする。