5歳ひまわり組2021年度3月の保育日誌

3月4日(木) 晴れ 萩原

さくら組と一緒に港南台中央公園へ散歩にでかける。行先を伝えると前回の竹林での楽しさを思いだし喜んで準備を始める。長距離ということもあり、往復で3歳児の手を引くことに大変さを感じている児もいたが、歩くスピードや手の組みかえなど、気遣って声掛けをすることができていた。公園では竹林を使用している子どもがおらず、思う存分動くことができる。前回は斜面を怖がっていた児は、ゆっくりながらも、自分の力で登り降りができ、喜んでいる。帰園後、1日の発表の場で「竹林の上り下りをがんばった」と自信を持って話し、皆の拍手をうけ喜びを膨らませている。港南台中央公園の竹林と円海山の散歩が、現在の児の体力にちょうど良く感じる。また、子ども達自身も自然ならではの楽しさを存分に味わうことができ、喜んでいる。卒園まで残り少ないが、子どもたちの好奇心を膨らませ、体力的にも相応しい場所を選び、でかけたいと思う。

 

3月9日(火) 曇り 萩原

先日話し合いをした「お別れの言葉」の続きを考える。調理担当職員、保育者、両親との関わりから考えていく。「毎日おいしい給食、おやつを作ってくれたから身体が大きく丈夫になった」「先生たちがいろいろなことを教えてくれた」「お父さん、お母さんがお仕事をがんばってくれるから毎日ごはんを食べられる」と、これまでしてもらったことやその「おかげ」で成長している自分があることを理解し、感謝の気持ちを抱いている。今年度は年長児としての意識が高まり、「自分以外の人」を想い、行動する姿が増えている。様々な活動の中で、自己を発揮し、それが自分の力だけでなく、周囲の人の見守りや援助、応援があったからこそと気付いている。5歳児なりに人を想う気持ちを大切にし、子どもたちが抱いた感謝の気持ちを「卒園を祝う会」までつなげていく。

 

3月17日(木) 晴れ 萩原

1回目の「卒園を祝う会」のリハーサルをする。これまでクラス内で行なってきたごっことは異なり、赤ジュータンや、音響を本番と同じように使ったり、3歳児が見学に入ったりすることで、程良く緊張感をもって参加している。3曲のうたは、部分的に歌詞があやふやになることもあったが、自信をもってうたえるようになってきている。本番と同じように環境を設定することで、嬉しさ、喜び、気持ちの高まりとともに、緊張ももっている。子どもが見学で入る雰囲気と、多勢の大人が入るのではさらに緊張の度合いが異なるとは思うが、「見られる」ことに慣れ、それぞれが個の発揮ができるようにしておく。また、お別れの言葉も、自信をもって堂々と言えるよう経験を積んでいく。

 

3月22日(月) 曇り 萩原

先日から土台となる桧板にアクリル絵の具を塗っている。「看板にどう描けば大切な畑だと伝わるか」と考える時間をもつ。「大切な畑」「おいしいものができる畑」「命の畑」などのワードがあげられるが、「日野保育園みんなの畑」に決まる。それぞれが書きたい文字を決め、一文字ずつ筆で描く。また、「絵を入れたほうが小さい子にも分かりやすい」という意見があり、好きな野菜を一つずつ描く。味のある作品に、皆喜んでいる。今年度はさつまいもの植えつけから、雑草抜き、虫(バッタ)の駆除、2歳児の収穫の手伝いと、畑での活動を多く設けた。その中で、栽培の大変さや生長の喜び、栽培物を大切さに扱う気持ちが育った。それにより、畑の名前を決める時にも、大切さを表すような言葉がたくさん挙げられたのだと思う。子どもたちらしさを大切に、次年度、またその次と大切にしてもらえるような看板を作りたいと思う。

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