5歳ひまわり組2021年度2月の保育日誌

2月 10日(木) 雪 萩原

新聞紙を使って2種類ゲームをする。①文字探しゲーム:新聞紙の中から『た・か・ら』の3文字を探していく。初めは大量の文字・情報に目移りしてしまい、なかなか探し出せずにいたが、徐々に集中して探し出せるようになる。また、それぞれの文字をいくつ探し出せたかなど数にも繋げてみる。②島取りゲーム:二人組でジャンケンをし、負けたほうが新聞紙の島を1/2サイズに畳んでいく。自分の島が小さくなっていくドキドキ感やバランスを楽しんでいる。現在は新聞をとらない家庭も多く、新聞に新鮮さを感じている児もいる。新聞紙を手にとると、早速、写真や文章から情報を読み取ろうとする。スキーのジャンプの写真から「オリンピックだ」と気付き、皆に知らせる児もいる。子どもたちが興味をもちやすいものを切り抜いて、クラスで共有し、興味を深めていけるよう取り組んでみたいと思う。

 

2月 17日(木) 晴 萩原

休園で延期になっていた豆まき集会に参加する。お面作りから「小さい子たちを驚かせるような怖い鬼を作ろう」と集会を楽しみにしていたこともあり、皆「どのように関わるか」を考えながら取り組む。0・1歳児クラスでは、声の大きさを控えたり、豆の玉をぶつけられると「やられた~」とひっくり返ったりしている。幼児クラスの集会では、意気込みはあるものの恥ずかしがる児もいたが、担任が一緒に鬼役で勢いをつけると、仕草や声の大きさで3・4歳児を驚かせている。集会で鬼役をするのは5歳児の役割であることを意識し、お面作りや鬼の表現の仕方を考えて取り組んでいる。乳児クラス、幼児クラスそれぞれの年齢に応じた対応を考えていることに5歳児らしさを感じる。節分から日が経ってしまったが、皆で取り組むことができて良かったと思う。年長児の役目を果たした達成感も感じているので、次年度の年長児にも気持ちや楽しさを引き継げるようにしたい。

 

2月 22日(火) 晴 萩原

園舎の裏に置いていた水に氷が張っていたので、観察する。容器から氷を取り外してみると、水の中にあった部分に下に伸びていくように氷ができている。氷の表面に模様ができているものもあり、その不思議さや美しさを感じている。クラス全体でその不思議について話し合うと、さまざまな考えがあがる。また、氷→雪にイメージが繋がり、雪のできる仕組みを考えてみようとする児もいる。先々週の雪の日から天気と気温を調べて記録しているので、春への季節の変化を数字とともに考えていけるようにしたい。

 

2月 24日(木) 晴 萩原

久しぶりに港南台中央公園へ散歩に出掛ける。プレイパークや竹林での遊びに大きな期待をもっている。公園では竹林の外周の小道(ある程度整備された山道)を巡ったり、広場の斜面を転がって遊んだりする。竹林に入ると、以前にはなかった竹のブランコや竹がジャングルのように組まれたものがあり、喜んで遊んでいる。中には不安定な斜面を怖がる児もいたが、友だち同士で励まし合ったり、自分が苦手な箇所を繰返し上り下りしたりしている。それぞれが工夫しながら、竹林ならではの不安定さや面白さを感じて遊ぶことができる。整備された公園では経験できない楽しさを味わえるよう、散歩の行先を考えていく。また、往復の道のりでは、就学を見据えて交通ルールや特に気をつける箇所を伝えていく。ルールは理解しているものの、実際には友達との会話に夢中になって周囲を見ていなかったり、前の児に続いてしまって確認が不十分だったりしている。年度末まで積極的に園外に出て、しっかりと交通ルールを身に付けていけるようにする。

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