5歳ひまわり組2020年度9月の保育日誌

9月4日(金) 晴れ 萩原

8月より、景品作り、装飾作り、太鼓遊びと準備を進めてきた日野まつり当日となり、子どもたちは期待をもって登園している。ハッピ、豆しぼりのハチマキを身につけると、さらに気分が高まっていく。最初に入ってきたすみれ組への対応では緊張感もあり、どう声掛けしたら良いか戸惑う児もいたが、少しずつ慣れていき年下児に合わせて身をかがませたり目線を合わせたりしながら、優しく丁寧にゲームの説明をしている。また、入れ替わりお客さんになると、4歳児(お店屋さん)の対応を待ちながら各ゲームを楽しむことができた。今年度は保護者の参加がなかったがその分スペースに余裕もあり、落ち着いて取り組める分、子どもたちもゆったりと自分たちで考えながら対応できて良かったと思う。年下児に合わせて言葉を選んだり、優しく声をかけたりする姿に大きな成長を感じた。

 

9月9日(水) 晴れ 萩原

子どもたちより昨日の色水遊びの続きをしたいという申し出があり、同じ3色(赤・青・黄)の水と道具(スポイト・注射器・製氷皿・たれビンなど)を準備する。注射器やスポイトに目盛りや数字が書かれていることを伝えると、数名はそれを意識し、注射器や軽量カップ、スプーンで同じ量の色水をとり「形は違っても同じ量がとれる」ことに気付く。また、透明のプラコップの中に水を張り、その中に物を入れると横から見た時と上から見た時で大きさが違って見えることに気付く。原理は分からないものの「水の不思議な力だ」と話し、同じ現象になるものを探す児もいる。昨日と同じ道具を用いたが、それぞれ遊び方が深まってきている。じっくりと遊ぶ中で得た気付きを友達と共有することで、さらに広がりを見せる。水を見た時の物の大きさが違って見えることでは子どもたちなりに「なぜ」を考えてみようとする。答えに結びつかなくても良いので、また「実験」をして興味を深めていきたい。

 

9月16日(水) 曇り 萩原

9月21日が敬老の日だということを伝える。お盆の話をした時に「父母、祖父母さらにその先祖の存在があるから、今、自分が存在する」と、家族の繋がり、人の繋がりを話したこともあり、「つながり」を理解し、自分の祖父母への思いと結びつけている。併せて今年は交流を持つことができていないが、例年は年長組が近所の「あじさいクラブ」さんと関わり、グランドゴルフなどで遊んでいたことを伝えると「今年はコロナだからね~」と残念な表情を見せる児もいる。その中で「お手紙を書こうよ」と提案があり、季節のカードをつくる。本から探し「キツネのお月見」の場面を折り紙で折って作ることになると「秋の草(ススキのことと思われる)もあったらいいね」「キツネは親子にしよう」などどんな手紙が喜ばれるかを考え意見を出し合って進めている。『相手を思っての考え』が多くなったことに成長も感じる。今年はコロナの影響で交流をもつことが難しいが関わり方を考えていきたい。

 

9月25日(月) 雨 萩原

今日も雨が降っているので1日ゆったりと室内ですごす。昨日からの活動の続きで木琴に取り組んでみたり、LaQや描画などそれぞれ好きな遊びに取り組んだりする。描画では色鉛筆を使って細かく描いていき、その絵にストーリーを持たせてみたり、ストーリーを考えるのを友達と一緒にすすめていこうとしたりする様子もある。木琴ではきらきら星の音階を書いたものを見ながら弾いたり、友達と考えあったりする姿も見られた。それぞれが好きな遊びに集中して取り組む中で友達の得意なところを見出したり、認めたりしている。また、描画では友達が細かく描いているのを見て、さらに細かく描いていくなどお互いに刺激し合う様子も見られる。これからさらに遊びを深めていけるよう場面に応じて必要なだけの援助をしていき、子どもたちが育ち合う力を伸ばせるようにしていく。

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