4月4日(水) 晴れ・細矢
進級を祝う会が行われる。あさがお組になったことを喜び、「あさがお組さん~」と呼びかけられると、元気に返事をして応える。少し緊張する様子の児も見られるが、他学年の前でも、自分の名前をはっきりと言うことができ、やり取りしてその場を楽しもうとする姿が見られ、他学年と一緒にいる喜びも感じているようだ。会で貰ったメダルを大事そうに首にかけ、友だちと見せ合いながら喜び合う姿が印象的だった。子どもたちが「あさがお組になったんだから…」と、自分で意識して、生活の身支度を整える姿に成長が感じられる。子どもたち一人ひとりの意欲的な思いを受け取り、日々の生活を積み重ねていきたい。
4月13日(木) 晴れ・細矢
園庭のログハウスで、女児数人が集まりお家ごっこをする。始めは2人で行っていたのが、次第に人数が集まり、4~5人になりやり取りする。お互いのイメージがあり、言葉で伝えているが、人数が多くなるとイメージにズレが生じてくる。保育者が間に入りながらやり取りを整理すると、納得した様子で又ごっこを始める。男児は自然物や生き物に夢中である。草花の根元を根気よく見続け、ダンゴムシを探している。大きいもの、小さいものを見つけ、色や動きに関心を示し、友だちに見せている。友だちと一緒に遊びを経験する中で、言葉でやり取りすること、じっくり観察すること等で一つの遊びが継続して行われている姿が見られる。男児と女児で遊びや関心事の違いも見られるのも興味深いと感じる。
4月20日(木)晴れ・細矢
自然物への関心が高まり、ダンゴムシ、アリ、草花等をじっくり観察している児が多く見られる。園庭のどこに何がいるが、どんな草花が生えているかを考えて、自分の興味のある物を選んで関わっている。一つの物をじっくり眺める児もいれば、小さな実をたくさん集める児もいて、それぞれの興味関心の持ち方を個性が表れている。自分だけでなく、友だちにも自分の物を見せたり、話したりする中で、その物により関心や愛着がわいているようである。「それ、大きいね!」「「○○君にあげる」「それ、どこにいたの?」とやり取りしあっている。実際に自分が見つけ、手に触れて経験した実感を大切にしながら、周囲の身近な自然環境や生き物への親しみと感性が育まれるように援助していきたい。
4月26日(水)雨・細矢
朝から雨が降っており、室内で過ごす。多くの児が年長児のひまわり組の部屋で遊ぶ。年長児と一緒に遊具で遊ぶ児もいれば、年長児がしているのを真似て自分なりに取り組んでいる児もいる。年長児も自分たちの遊具である事から、声をかけながら、遊び方や片付け方を伝えてくれている。年長児の子どもたちが声をかけてくれることで、自然と社会的なルールやマナー、振る舞い方も学んでいるようで、大切な経験であると感じる。色々な児との関わりは、自分とは違う考え方にも触れる良い経験なので、皆で過ごす機会も大切にしていきたい。