5歳ひまわり組月のまとめバックナンバー

5歳ひまわり組2020年度11月のまとめ

健康

歯科健診後、赤染めをする。活動前に「歯磨きができているか」を確認すると「大丈夫!!」

と自信を持っている児と、心配になって舌で歯を触っている児もがいる。赤く染まった歯を磨いていき、磨き残しのある部分に気づく。普段の歯磨きでは、同じ個所ばかり磨いていたり、他のことに気が散ってしまって雑になったりする姿も見受けられるので、赤染での気付きを思い起こしながら、丁寧に磨けるような援助をしていく。

気温が低くなるが、鬼ごっこやリレーごっこ、長距離の散歩などで積極的に身体を動かして遊ぶ。その中で身体が温まり、時にはうっすらと汗をかく児もいる。様々な運動遊びに取り組めるよう活動を提供していく。

人間関係

勤労感謝の日に、『自分たちのまわりの働く人』について考える。父母や保育者、調理員などの身近な人の他、野菜の種を買いにホームセンターに行ったことを思い出して、レジや品出しを担当している店員など、身のまわりにはたくさんの『働く人』がいることに気づき、そこから働くことの大切さを知り、感謝の気持ちをもつことができる。また、人と人との繋がりで社会が成り立ち、その中に自分たちの存在があることもわかる。今年度はコロナウイルス感染予防の為、人との密な関わりを持つことは難しいが、社会の様々な人との繋がりに気づくことが出来るよう、活動を考えていく。

環境

移動動物園では、興味をもって様々な動物に触れる。大きな動物に餌やりをする中では食べる時の口の動かし方の違いに気づき、小動物や生まれたての卵に触れる時には儚さと尊さを感じて優しく扱おうとする。これまで、虫との関わりから『生命』について考えてきたが、今回は動物との触れ合いから、命の大切さや重みを感じることができる。人や動物、様々な生き物に同じ命があることを知ることで、自分と同じく周りの人も大切にできる人になることを期待する。

言葉

文字への興味が強まり、友達同士で本を読み合ったり、手紙を送りあったりすることが増えている。また、散歩中でも周囲の様々な箇所に文字や印があることに気づき、どう読むのかやどんな意味があるのかを考えている。子どもたちの興味がさらに深められるよう、遊びや活動の中で読んだり書いたり表現したりする機会をつくっていく。

表現

運動会ごっこの印象画では、四つ切の大きな画用紙に絵の具を使って描く。画用紙のスペースの配分を考えて描いていく児がいれば、特に印象に残ったものを大きく描いてから残ったスペースに他の物を描き加えていく児もいて、それぞれの表現を楽しむことができる。今後はさらに大きな紙を用意し、ダイナミックに表現できる機会をつくる。

絵本『おしゃべりなたまごやき』を読んでから、園庭で遊ぶ中で王様ごっこが始まる。保育者もまじえて、それぞれが好きな役を演じてやりとりを楽しんでいる。子どもたちのアイディアや表現を引き出し、取り入れながら劇遊びに繋げていく。…

5歳ひまわり組2020年度10月のまとめ

健康

戸外で身体を動かす時間が増えるとともに、食欲も増している。給食では献立や食材、調理法などへの興味が強くなる。また、食べ物の旬と栄養の関係を知らせると、さまざまな食材の旬や身体への効果を考えながら食べるようになる。これから寒さが増し、風邪などが増える時季になるので、バランスよく食事をして健康な身体づくりができるようにする。

運動会ごっこの活動では、リレーごっこやエイサーなどで意欲的に身体を動かしている。また、子どもたち自身で考えた障害物競争では、跳んだりくぐったりとさまざまな動きを取り入れ、楽しむ。時には身体の動きが思うようにいかないもどかしさを感じることもあるが、繰り返し取り組んでいく中でスムーズに動くコツをつかむ。今後もいろいろな運動遊びを取り入れていく。

人間関係

遊びや活動の中で、自分の得意なことを積極的にアピールするとともに、友達の得意なことや頑張っているところを見出し、褒めたり認めたりする場面が増えてきている。友達が頑張る姿を見て「負けたくない」と意欲を燃やしたり、苦手な部分を友達に手助けを求めたりしている。それぞれの得意なことが発揮され、さらに自信に繋がっていくよう、場面に応じた援助を行っていく。

環境

オセロやウノ、すごろくなどのゲーム遊びが活発になっている。その時の一手だけでなく、2~3手先を見通してじっくりと考え、ゲームを進めていく。また、特にオセロでは勝敗が決定した後に『どれだけの差があったのか』を確認するなど数を意識して遊ぶ。遊びを楽しむ中で、数の大小や比較、数字、文字などの興味を深めていけるよう、工夫をしていく。

言葉

運動会ごっこに向けての活動では、開閉会式での言葉や競技の内容など、子どもたちが考え、話し合って進めていく。その中で、自分のイメージしたことを適した言葉で発表できる児がいれば、頭の中にイメージはあるものの思うように伝えられずに考え込む児もいる。友達がイメージを汲みとって言葉を補足したり代弁したりする場面もある。自分の思いや考えを皆の前で発表する場を増やしていき、自己を表現する機会を持てるようにする。

表現

夏にフィンガーペインティングを経験してから、ずっと楽しみにしていたボディペインティングに取り組む。絵の具のとろみの感触や混色を味わった後、徐々に身体中に塗り広げていく。友達と塗りあったり、化粧をするように顔に色を塗ったりして楽しんでいる。普段は身体や服が汚れることを気にする児も、友達が楽しんでいる様子を見て少しずつ自分のペースで取り組む。じっくりと取り組む遊びからダイナミックな遊びまで幅広く活動を提供していく。

運動会ごっこのエイサーでは、友達と動きや声を合わせて表現することを楽しむ。太鼓の叩き方やポーズを見せ合ったり、遊びの中で友達と一緒に口ずさみながら踊ったりして、集団の中での個の表現を発しようとする姿も見られる。活動の中から子どもたち自身が楽しさを見出し、深めていけるよう援助していく。…

5歳ひまわり組2020年度9月のまとめ

健康

朝夕と日中で気温差があり、鼻水がでる児が増えてきている。感染症の予防も含め、鼻水の処理の仕方や咳エチケットについて皆で確認する。また、気温や活動に合わせた衣服の調節ができるよう見守りや声掛けをするとともに、保護者にも衣服の確認や補充をお願いする。

涼しくなり、戸外で遊ぶ機会が増え、集団ゲームや長縄跳び、リレーごっこなどで思いきり身体を動かせることを喜んでいる。これまで、長梅雨や熱中症対策により室内で過ごすことが多かったので、徐々に運動遊びを増やしていき、ケガのないよう十分に配慮する。

人間関係

今年度はコロナウィルス感染予防の為、異年齢児(特に乳児クラス)との関わりをもつことがほとんどできなかったが、日野まつりのお店屋さんでは、初めのうちは緊張や戸惑いの姿があったものの、相手の目線に合わせて身をかがめながら優しく声を掛けたり、ゲームのやり方を分かりやすい言葉で伝えたりしている。また、盆踊りの太鼓では年下児や他クラスの保育者に褒められたり認められたりすることで自信を膨らませる。感染予防に留意しながら、他学年児と関わりをもち、年長児としての意識やそこから繋がる自信を高められるよう援助していく。

環境

スポイトや計量スプーン、注射器などを使って色水遊びをする。赤・青・黄の三原色からの混色で、微妙に変化していくグラデーションや色を系統だてた色相を楽しんでいる。また、計量スプーンなどで細かく水の量を測ることで、容器の大きさと量の関係に気付く児もいる。自分で考えて試してみる楽しさや失敗や間違いも活かせる経験ができる遊びを積極的に取り入れていく。

言葉

文字への関心が高まり、自分で物語を読んだり友達や家族に手紙を書いたりすることが増える。分からない文字や書きにくい文字では五十音表を確認しながら丁寧に書いている。また、物語の楽しさを知り、友達と一緒に物語を作る遊びへと発展している児もいる。さらにイメージや語彙量を広げていけるよう、さまざまなジャンルの絵本や物語を提供していく。

表現

日野まつりの太鼓では、音楽に合わせて表現する楽しさや、友達と息を合わせて打つ心地よさを感じることができる。友達と一緒に表現する楽しさをさらに味わえるよう、運動会ごっこのエイサーに繋げていく。

絵の具などで画用紙に大きく描くこと好んでいるが、色鉛筆を使って細かく描くことも増えてきている。それぞれのイメージに合った表現ができるよう、道具や材料を豊富に準備しておく。また、季節の自然物も取り入れ、表現の幅を広げられるようにする。…

5歳ひまわり組2020年度8月のまとめ

健康

8月に入り一日を通して暑さの厳しい日が続き、熱中症予防の為室内で過ごすことが多くなる。エアコンで気温や湿度を調整したり、室内でも身体を動かして遊んだ後には汗をかくこともあるのでシャワーをしたりして快適に過ごせるようにする。

室内でも適度に身体を動かして遊べるよう、ムーブメントや体操などを取り入れていく。音楽に合わせて大きく動いたり、時には自分の身体の部位を意識しながら静かにゆっくりと動いたりして、緩急をつけた遊びで楽しめるようにする。今後、涼しくなってくると戸外での運動遊びが増えていくので、怪我の無いよう徐々に運動遊びを増やしていくともに大きく身体を動かすことに慣らしていく。

人間関係

日野まつりの準備で、景品作りを担当する。「どんなものを作ったら喜ばれるか」「小さい子はどんなものが好きか」など、自分たちがその年齢だった時を思い出したりしながら、相手の立場になって考えている。また、装飾作りや太鼓遊びでは、興味をもっている年下児を遊びに誘い入れて教えてあげながら一緒に楽しみ、頼られることで年長児としての意識や自尊心が育ってきている。コロナウィルス感染予防の為、今年度は異年齢での合同保育はできなかったが、遊びの中で少人数ずつの関わりをもつことができた。行事など例年とは形が異なったものになるが、担任間で連携をとり、適切な環境の中で関わりがもてるようにする。

環境

気温を考慮し、室内や園庭で水を使った遊びを行う。室内では、タライに水を張って魚釣りゲームや水鉄砲の的当てをする。また、水風船ではその感触や独特な動きを楽しみつつ、重さ比べや水に浮かべて空気と水の違いや特性を考えている。遊びを通して、身近なものの不思議や疑問を感じ、試してみることで気付き・発見へと繋げていけるよう、さらに遊びを深めていく。

言葉

日野まつりや運動会などの行事やクラスでの活動の進め方で、クラス全体で話し合いをする機会が多くなる。自分の思いや考えを適した言葉で伝えられる児もいれば、友達の意見を聞き同調して終えてしまう児もいる。それぞれの思いを引き出していけるよう、意見を発しやすいような雰囲気をつくったり、考えに合った言葉を伝えたりするなどの援助をし、相互に伝え合い・聞くことができる充実感を味わえるようにする。

表現

日野まつりで使用する太鼓を作る。洗面器や段ボールなど、子どもたちにとって身近な物を用いて作り、本格的な音がでることで制作の過程にも強く興味をもっている。土台が完成すると絵の具を使って色付けしたいとの声が上がり、『夏』や『お祭り』をテーマに友達とイメージを共有しながら自由に描いている。自分達で作り上げた太鼓ということで気持ちもぐんと高まり、友達と拍子を合わせながら、勢いのある太鼓遊びを楽しんでいる。さまざまな方法で自己のイメージや思いを表出できるよう、活動を考えていく。…

5歳ひまわり組2020年度7月のまとめ

健康

梅雨が長引いたこともあり気温が不安定な日が多く、鼻水や咳が出て体調を崩したりする児がいる。コロナウィルス感染予防とも併せ、咳エチケットや鼻水の処理、水分補給などをこまめに声掛けしていくとともに、体調の変化に留意し家庭と様子を伝えあっていくようにする。

栽培している野菜を試食することで、苦手意識の強かったトマトやナスも喜んで食べるようになる。食べ物の旬や栄養についての話をしながら、食と健康な体の繋がりを知り、さらに食に興味をもてるよう援助していく。

人間関係

それぞれが『自分の好きなことや得意なこと』が明確になってきて、それを周りの友達が認めたり褒めたりする様子が多く見られるようになる。また、認められることで自信がつき、友達が困ったり分からなくなったりしている場面で得意を活かして、自発的に助けようとすることも増えてきている。子どもたち同士で関わりあい、育ちあう様子を見守り、必要な場面で保育者が援助していくようにする。

環境

園庭で見つけたセミの幼虫が羽化する過程を観察することができる。殻を破って真っ白なセミが出てきた時には驚きの声をあげ、時には「がんばれ」と応援しながら見守っている。翌日、無事に飛び立つと喜びや感動、中には寂しさを感じる児もいる。これまで、セミの羽化の様子をテレビや図鑑などを通して見た経験があるという児は多かったが、目の前で成長・変化していく姿を見ることができたことは新鮮で貴重な経験だったようだ。また、カブトムシの飼育では、一年間大切に育ててきたものの死を目の当たりにする。生き物の生死を実際に体験する中で、『命』の儚さや大切さを感じることができる。体験から得られる心の成長をしっかりと捉え、次の成長へと繋げていけるようにする。

言葉

ごっこ遊びの中で自分が体験したことを表現しようとしたり、休日の出来事を言葉で友達や保育者に伝えたりしようとする。時には適した言葉が思いつかず、保育者に確認することもあるが、聞く相手も「友達がどんなことを伝えたいのか」を考えながら聞くこともできるようになってきている。友達同士で相互に思いを伝え合い、受け取る喜びを味わうことができるような援助をしていく。

表現

七夕制作や描画などを通して、絵の具を使った活動を取り入れていく。『見たら楽しくなる絵』をテーマとした描画では、中には場面をイメージすることが難しい児もいたが、友達と話をしていくうちに自分なりの『楽しい』がはっきりとイメージされ、のびのびと描くことができるようになる。多色を使ってさらに混色もできたり、筆で滑らかに描くことができたりする、絵の具ならではの楽しさを味わうことができた。「もっと大きな絵を描いてみたい」という声もあったので、友達とイメージを共有し協同してダイナミックに絵を描く活動を取り入れる。…

5歳ひまわり組2020年度6月のまとめ

健康

歯科健診や内科健診を通して、自分の身体に興味をもつようになる。歯科健診では、乳歯から永久歯への生え変わりの時期ということもあって特に関心が強く、歯の本数や形などをじっくりと観察している。歯の大切さを再認識できるよい機会となる。遊びが気になり、歯磨きが雑になってしまう児が増えているので、丁寧に磨けるような環境作りをしていく。

戸外遊びではゲーム遊びなどで意欲的に身体を動かして遊ぶ。適度に休息や水分を摂ったり、汗をかいた後は着替えやシャワーをしたりして心地良く過ごせるようにする。

人間関係

遊びや生活の中で、困った場面で声を掛け合ったり助け合ったりする姿が多く見られるようになる。また、年下児の手伝いにも意欲的に取り組み、認められることで年長児としての達成感や充実感を味わうことができている。さまざまな人と関わる中で、相手を思いやる気持ちを育んでいけるよう援助をしていく。

環境

地域のじゃがいも掘りに参加する。茎から根→実と繋がる様子を観察し、「じゃがいもは根っこが太ったものだ」ということがわかる。また、収穫の喜びから、栽培している夏野菜への関心や世話への意欲が膨らみ、水遣りや雑草抜きなどをさらに積極的に行うようになる。継続して関心をもてるような援助を行っていく。

散歩先で虫探しをすると、捕まえた虫を写真に撮り、帰園した後写真と照らし合わせながら図鑑で調べている。捕まえる楽しさより、生き物を大切にしようとする気持ちが強くなってきている。命の大切さにも気付き、その気持ちを育んでいけるようにする。

言葉

文字に興味をもつ児が増えている。長めの絵本や物語をじっくりと読んだり、友達と読み合ったりする姿も増えてきている。いろいろな物語の世界を楽しんだり、言葉を知ったりすることができるよう、幅広く本を用意する。

友達に思いを伝える中で、相手にうまく伝わらず悔しさや怒りを感じる様子がある。言葉を選んだり、仲立ちする友達から助言を受けて自分達で解決しようとしたりする。やりとりを見守り、必要に応じた援助をおこなっていく。

表現

七夕飾りの制作では、ひっかき絵やスパッタリングなどさまざまな制作手法を試してみる。その工程を楽しみつつ、「これからどうなるのか」と変化やできあがりに期待感をもって取り組んでいる。それぞれの手法を楽しみつつ、その美しさや不思議を感じて「今度はもっと大きな紙で試してみたい」と話す児も多い。さらに活動を深めていけるよう活動を考えていくとともに、今後協同制作にも繋げていけるようにする。…

5歳ひまわり組2020年度5月のまとめ

健康

コロナウイルスについて、家庭や保育園で話をする機会が増え、「どうしたらウイルスから身を守れるか」を考えたり話したりしている。これから感染症が増える時期にもなるので、健康に過ごす為の習慣をしっかりと身につけていけるようにする。

長距離の散歩に出る機会が増え、公園ではリレーやサッカーなどでのびのびと身体を動かして遊ぶ。時には汗をかくこともあるので、水分補給や着替えをして快適にすごせるようにする。

人間関係

コロナウイルス感染予防による登園自粛の為、日々の登園児数が少なくなり、大きな集団でのゲームなどは取り組みにくくなる。しかし、子ども同士で『人数に応じた遊び方やルール』を話し合い、状況に合わせた遊びを楽しんでいる。登園自粛期間は、小さな集団ならでは遊びを充実させ、登園人数が増えた時には人数に応じたダイナミックな遊びを楽しめるよう、活動の提供のしかたを考えていく。

環境

夏野菜の苗や種を植える。触ってみたりにおいをかいでみたりしながら、それぞれの野菜の違いや特徴に気付く。トウモロコシでは、種から発芽する様子も直接見ることができ、土に植えると予想以上に早く生長していくことに驚いている。これからどれだけ生長していくかを考えることで、高さや長さに興味をもち、定規やメジャーを使った「比べる」遊びにも繋がっていく。生長への関心を継続してもっていけるような活動を考えていく。

言葉

意見や思いのぶつかり合いの時に、これまでは泣く・怒るといった思いの表出が先行されていたが、「まずは言葉で伝える」ことを約束すると、思いにあった言葉を探しながら相手に伝えるようになる。相手に伝わりやすくなることで、感情の起伏も小さくなっていく。自分たちで解決できることで、年長児であることの意識も高まっているように感じるので、やりとりを見守りながら場面に合った援助をしていく。

表現

室内遊びや制作遊びの中で、自分のイメージに合った玩具や道具を作ろうとする姿が増える。その為に必要な素材を自分達で探し試しながら形にしていく過程も楽しんでいる。時には思い通りにいかず考え込むこともあるが、友達や保育者にアドバイスを求めながらイメージを表現していく。共同して表現する楽しさも味わえるよう、保育者が仲立ちしたり一緒に活動を楽しんだりして、遊びを深めていく。…

5歳ひまわり組2020年度4月のまとめ

健康

ニュースなどでコロナウィルスについて知り、咳エチケットや手洗い・うがいの大切さを再確認している。また、健康な身体を維持するために「よく食べてよく眠る」ことを話すと、給食の時には苦手な野菜類も「コロナに負けられないからね!!」と意欲的に食べようとする姿もある。感染予防を第一に心掛けつつ、戸外に出て気分転換ができるよう遊びや活動を考えていく。

散歩先の公園では、ボールや紐など身近なものを使って運動遊びをする。大きく身体を動かしたり、力の加減を調節しながら身体を動かしたりしながらバランスよく身体が動かせるようにする。さまざまな運動遊具も使って全身を使って遊べるよう、遊びの内容を考えていく。

人間関係

進級した喜びが大きく、年下児の存在を意識したり世話をしたりする姿が多く見られる。玩具の片付けや午睡後の布団の片付けなどを意欲的に行い、「ありがとう」の言葉を受けて喜びややりがいを感じている。中には世話をしたい気持ちはあるものの、どう接したらいいのかわからず戸惑っている児もいるので、仲立ちなど場面に応じた援助をしていく。また、遊びや活動での関わりももてるよう、担任間で連携をとっていく。

環境

新しいクラスになり、LaQやレゴブロックなどの細かな玩具が増え、手先を使いながら集中して遊んでいる。時には友達と協力して作ったり、作品をごっこ遊びなどに繋げたりする姿もある。落ち着いてじっくりと遊びを楽しめるよう、玩具の提供の仕方や場の設定に工夫していく。

言葉

遊びの中で友達とぶつかり合いがあった時に、泣く・怒るの気持ちの表出が大きく先行しがちである。言葉で伝えるのに時間がかかり、保育者の仲立ちを必要とすることがある。気持ちを受け止めつつ、感情の表出を自己調節し言葉で相手に伝えられるよう援助していく。

表現

こいのぼり制作では、画用紙と染紙を使って平織りを経験する。紙の帯を交互に編んでいき少しずつ模様が出来上がっていくことで、仕組みが理解でき、完成をイメージしながら楽しんで取り組む。今後もさまざまな素材・道具を使っていろいろな手法を試すことができるよう活動の提供を考えていく。…

5歳ひまわり組2019年度3月のまとめ

健康

気温の変動が激しいが、大きく体調を崩す子はいない。天気のいい日は、戸外に出て春らしい陽気を感じながら桜を眺めたり、広い公園に行って友達と体を動かして遊んだりする。ルールを自分たちで作りながら、工夫して鬼ごっこなどをして遊ぶ。続けてきたドッチボール遊びでは、ルールが浸透して自分たちで判断しながら遊びを進められる。

人間関係

卒園を祝う会では、リハーサルに3歳児や4歳児も参加することで、見てもらったり拍手をもらったりして、かっこいい姿を見せようと背筋を伸ばす様子がある。また、卒園を意識する中で普段の友達との関りでも、譲り合いが見られたり、より友達と関わって遊ぼうとしたりする姿がある。

環境

近くの公園に散歩に行くと、桜や水仙の花が咲き始め、春らしい陽気が感じられる。「あたたかいね」と話しながら、茂みを歩いてバッタを探したり、桜の花びらを拾って歩いたりする。室内では、2つあるオセロを交換しながら使って遊ぶ。白と黒の数を数えながら遊んだり、どうしたら数を増やせるか考えて遊んだりする姿がある。

言語

友達と遊ぶ中で、ルールを新しく考え増やしたりして工夫して遊ぶ姿がある。複雑になるルールを友達に伝え共有しあうことは難しく、トラブルになることもあるが、それを見越して相談する姿もある。子ども同士のやり取りを見守りながら、様子を見ながら仲立ちをしていく。

表現

卒園制作で、おままごと用の仕切りを作ることになる。段ボールにカラーペンで、小さいクラスの友達のことを考えて、「どんな絵だと喜ぶかな?」と話しながら、家具や自分たちのことを描き入れていく。折り紙で花や手裏剣、星や鳥を追って裏面に貼る。配置や色を友達と相談しながらこだわって作る姿がある。…

5歳ひまわり組2019年度2月のまとめ

健康

戸外では、鬼ごっこやドッチボールをして、思い切り体を動かして遊ぶ。鉄棒や長縄とびを「こんなことできるよ!」と友達に見せ合い、競い合うように挑戦することで出来ることが増えてくる。子どもたち同士で考え、工夫しながら遊ぶ。子どものやりたい気持ちを大切にしながら、一人一人の子どもの発達に合わせた環境作りをしていく。また、危険箇所がないか一緒に確認したり交通安全を意識したりしながら、怪我無く安全に過ごせるようにする。

人間関係

近隣の小学生との交流では、一緒に遊んだり小学校のことを教えてもらったりすることで、就学を楽しみにする姿がみられる。幼児3クラスで「なかよしさんぽ」へ行き、縦割りグループのリーダーとしてゲームを進める。その中で、年下児をリードし自信を持ち行動する姿がみられる。異年齢児交流をすることで、小学生へのあこがれや自信を持ち行動する姿がみられるので、その気持ちを大切にして残りの保育園生活を過ごせるようにしていく。

環境

節分の行事に参加し、紙芝居を見て由来を知ったり、鰯の頭の飾りを実際に見たりする。また0歳児クラスや、1歳児クラスに行き、鬼の役をしたり、ダンスを一緒に踊ったりする。行事の中で前年まで鬼を怖がる姿から、鬼の役割を体験したり、由来に興味をもったりすることで自分たち自身の成長を感じる。行事を通して昔の人たちの思いを知れるようにしていく。

言語

友達との関わりが深まり、自分たちで遊びを進めていくことが多くなる。時折、意見がまとまらずに保育者に訴えにくることがあるが、言葉での表現力が豊かになってきているので、なるべく子どもたちだけで問題を解決できるように見守っていく。「郵便ごっこ」を通じて、手紙のやりとりが盛んになる。わからない文字があったら、あいうえお表を見ながら自分で書き進めるようになる。一人一人の興味に応じて、遊びの中で文字や数字での表現を取り入れていく。

表現

「指編み」をする。最初は数人で取り組んでいたが、友達の出来上がった作品を見てほとんどの子が指編みをし始める。毛糸の色を考えながらグラデーションを楽しむ子、いろいろな素材の毛糸を使うことで編み方が変わることを発見する子などがみられる。編み物に興味を持っているので、ひな祭り制作では毛糸を使った「リリアン編み」をする。出来上がった作品を飾ることで、満足そうな笑顔を見せながら互いに見せ合う姿がみられる。子どもたちの興味から、活動につなげることで集中して取り組めるようにしていく。…