5歳ひまわり組月のまとめバックナンバー

5歳ひまわり組2019年度3月のまとめ

健康

気温の変動が激しいが、大きく体調を崩す子はいない。天気のいい日は、戸外に出て春らしい陽気を感じながら桜を眺めたり、広い公園に行って友達と体を動かして遊んだりする。ルールを自分たちで作りながら、工夫して鬼ごっこなどをして遊ぶ。続けてきたドッチボール遊びでは、ルールが浸透して自分たちで判断しながら遊びを進められる。

人間関係

卒園を祝う会では、リハーサルに3歳児や4歳児も参加することで、見てもらったり拍手をもらったりして、かっこいい姿を見せようと背筋を伸ばす様子がある。また、卒園を意識する中で普段の友達との関りでも、譲り合いが見られたり、より友達と関わって遊ぼうとしたりする姿がある。

環境

近くの公園に散歩に行くと、桜や水仙の花が咲き始め、春らしい陽気が感じられる。「あたたかいね」と話しながら、茂みを歩いてバッタを探したり、桜の花びらを拾って歩いたりする。室内では、2つあるオセロを交換しながら使って遊ぶ。白と黒の数を数えながら遊んだり、どうしたら数を増やせるか考えて遊んだりする姿がある。

言語

友達と遊ぶ中で、ルールを新しく考え増やしたりして工夫して遊ぶ姿がある。複雑になるルールを友達に伝え共有しあうことは難しく、トラブルになることもあるが、それを見越して相談する姿もある。子ども同士のやり取りを見守りながら、様子を見ながら仲立ちをしていく。

表現

卒園制作で、おままごと用の仕切りを作ることになる。段ボールにカラーペンで、小さいクラスの友達のことを考えて、「どんな絵だと喜ぶかな?」と話しながら、家具や自分たちのことを描き入れていく。折り紙で花や手裏剣、星や鳥を追って裏面に貼る。配置や色を友達と相談しながらこだわって作る姿がある。…

5歳ひまわり組2019年度2月のまとめ

健康

戸外では、鬼ごっこやドッチボールをして、思い切り体を動かして遊ぶ。鉄棒や長縄とびを「こんなことできるよ!」と友達に見せ合い、競い合うように挑戦することで出来ることが増えてくる。子どもたち同士で考え、工夫しながら遊ぶ。子どものやりたい気持ちを大切にしながら、一人一人の子どもの発達に合わせた環境作りをしていく。また、危険箇所がないか一緒に確認したり交通安全を意識したりしながら、怪我無く安全に過ごせるようにする。

人間関係

近隣の小学生との交流では、一緒に遊んだり小学校のことを教えてもらったりすることで、就学を楽しみにする姿がみられる。幼児3クラスで「なかよしさんぽ」へ行き、縦割りグループのリーダーとしてゲームを進める。その中で、年下児をリードし自信を持ち行動する姿がみられる。異年齢児交流をすることで、小学生へのあこがれや自信を持ち行動する姿がみられるので、その気持ちを大切にして残りの保育園生活を過ごせるようにしていく。

環境

節分の行事に参加し、紙芝居を見て由来を知ったり、鰯の頭の飾りを実際に見たりする。また0歳児クラスや、1歳児クラスに行き、鬼の役をしたり、ダンスを一緒に踊ったりする。行事の中で前年まで鬼を怖がる姿から、鬼の役割を体験したり、由来に興味をもったりすることで自分たち自身の成長を感じる。行事を通して昔の人たちの思いを知れるようにしていく。

言語

友達との関わりが深まり、自分たちで遊びを進めていくことが多くなる。時折、意見がまとまらずに保育者に訴えにくることがあるが、言葉での表現力が豊かになってきているので、なるべく子どもたちだけで問題を解決できるように見守っていく。「郵便ごっこ」を通じて、手紙のやりとりが盛んになる。わからない文字があったら、あいうえお表を見ながら自分で書き進めるようになる。一人一人の興味に応じて、遊びの中で文字や数字での表現を取り入れていく。

表現

「指編み」をする。最初は数人で取り組んでいたが、友達の出来上がった作品を見てほとんどの子が指編みをし始める。毛糸の色を考えながらグラデーションを楽しむ子、いろいろな素材の毛糸を使うことで編み方が変わることを発見する子などがみられる。編み物に興味を持っているので、ひな祭り制作では毛糸を使った「リリアン編み」をする。出来上がった作品を飾ることで、満足そうな笑顔を見せながら互いに見せ合う姿がみられる。子どもたちの興味から、活動につなげることで集中して取り組めるようにしていく。…

5歳ひまわり組2019年度1月のまとめ

健康

看護師による手洗い指導に参加し、正しい手洗い方法を友達と確認しながら行う。丁寧に手を洗うことが感染症予防につながることを知らせ、健康的に過ごしていく。寒さにも負けず、戸外で氷鬼やドッチボールなどをして体を動かすことを楽しむ。体調に変化があったらすぐに知らせられるようにし、保育者も一人一人の子どもの体調や生活の様子を把握していく。

人間関係

正月遊びやドッチボールなどを通して、競い合う楽しさを知り、協力したり励まし合ったりしながら自分たちで遊びを進めようとする。その中で、口調が強くなり自分の思いを通そうとすることがあるので、友達の思いに気づいていけるような声掛けをしていく。

環境

自然の中で過ごすことを好み、枯れ枝や落ち葉などを様々なものに見立てて遊ぶ。例えば枝を釣り竿、落ち葉を魚と見立てて斜面を歩きながら魚釣りをしたり、葉っぱの生い茂る切り株をロケットに見立てて友達とごっこ遊びをしたりする。枯れ木の穴に虫が冬眠していることに気づいたり、梅の花が咲いていることに興味を示したりしているので、子どもの発見を大切にし、観察を通して四季の移り変わりを感じていけるようにする。

言語

カルタ遊びやすごろくなどを通して、文字や数字への興味が広がる。わからない文字は保育者や友達に聞きながら進める。また、手紙のやり取りをして文字や数字への親しみを持つ。あいうえお表の他に、生活の中で言葉を文字にして表すことで、自然に文字に触れられるようにする。

表現

節分に向けて鬼のお面や豆入れの制作をする。大きな画用紙を折って、豆入れを作る。画用紙の素材の硬さに苦戦する子もいたが、保育者が見せた手本に近づけようと、「こうかな?」と工夫して取り組む姿が見られる。子どもの発想を大切にした制作をしていけるように様々な素材や用具を準備していく。…

5歳ひまわり組2019年度12月のまとめ

健康

感染症に罹る子もなく、大きく体調を崩すこともない。急激に気温が下がり、厳しい寒さを感じる日が増える。戸外で遊ぶ際は自分で上着の調節を行い、縄跳びやかけっこ、ドッチボールなどを友達と楽しむ姿がある。室内活動では、室内外の気温差や湿度、換気に配慮する。大きな行事があったり、朝夕の気温差が大きくなったりする時は、夕方に疲れも見られる。その場合は、室内で落ち着いて過ごせるよう配慮する。

人間関係

おたのしみ会の活動で4歳児と合奏する際に、音を鳴らすタイミングを知らせたり、同じ楽器を持つ人で集まる時に知らせたりして、優しく接する姿がある。地域の方を呼んでおいもパーティーをした時には、お芋を掘らせてもらったお礼として、歌を披露したり、カードのプレゼントをして、友達と一緒に「ありがとう」と言って渡す姿がある。その後お芋を食べながら、地域の方と親しみを持って会話する姿がある。人との違いに気付き、自分の気持ちに折り合いをつけられるようにしていく。

環境

クリスマスの飾りとして、さつま芋のつるでリースを作る。拾ってきたどんぐりをボンドでつけて装飾する。クリスマス当日は、散歩へいきクリスマス飾りを見つけながら歩き、雰囲気を楽しむ。年末には、クラスの大掃除を行い、一人一枚雑巾を持ち、床や壁、棚などを磨く。普段気付かない汚れに気付き、「ここも綺麗にしたほうがいいよね」と意欲的に掃除を進める姿がある。今後も行事を通して自分たちの生活が振り返られるようにしていく。また、冬の自然現象に触れられるように、氷作りの準備や散歩に出掛けて霜を探したり出来るように機会を作っていく。

言語

平仮名の献立表を読んだり、自分の作品に自分で名前を書いたり、他クラスに活動の招待状を書いたりするなどして、文字に触れる機会を多く持つ。文章の多い本も挿絵を見たり、あいうえお表を見て読んだりする。郵便キットを使って、手紙のやり取り遊びができるように必要な物を用意して、一人一人の興味や関心に応じて援助していく。

表現

おたのしみ会活動の合奏では、みんなで一つの曲を演奏する。自分の鳴らす音やリズムのタイミングを覚え、友達と一緒に演奏することを楽しむ。合唱では手話にも挑戦し、歌詞に合わせて手振りを覚える。劇では、登場人物の気持ちをイメージしながら台詞の言い方や手振りを考える。多様な体験を通して、イメージしたことを形にする楽しさを味わえるように環境を整えていく。…

5歳ひまわり組2019年度11月のまとめ

健康

感染症が流行する時期になったが、罹る子はいない。再度、手洗い・うがいの大切さを伝えたり看護師の手洗い講習を受けたりして予防に努めていく。気温が低くなるが、戸外で体を動かすことを好み、サッカーやドッヂボール、氷鬼などの運動遊びをする。突然体を動かすと怪我にもつながるので、体があたたまる遊びを考え、安全で健康に過ごせるように子どもと一緒に楽しんでいく。

人間関係

遊びを始めるときには友達を誘って集団を作り、遊ぶことが増える。友達との関わりの中で思いを伝え合い意見を取り入れて遊ぶ姿が見られる。言葉での表現力が豊かになり、やりとりをするうちに一方的になることがある。友達と相談をし、気持ちの折り合いをつけながら遊びを展開できるように話し合う場をつくり、見守っていく。

環境

カレンダーに予定を書くと、気付いて「○日だから、○○するんだね!」と日付けや曜日に興味を持ち、友達同士で伝え合い活動を楽しみにする。トランプやカルタなどの身近な遊びの中で数や文字に触れ関心が深まる。繰り返し遊びに取り入れられるように環境を整えていく。

言語

感じたことを友達や保育者に言葉で伝えるだけではなく、紙に絵や文字で伝えることが増え、わからない文字は友達に聞いたり、あいうえお表を見たりして書いている。子どもの関心や興味に合わせて、活動の中に文字を読んだり書いたり表現する機会を作っていく。

表現

お楽しみ会の劇では、自分たちで絵本を見たり読んだりして、何役があるのか何が必要か考えアイディアを出しながら作っていく。自分たちで様々な役になり劇遊びを楽しんでいくうちに声の出し方や動きに工夫が見られるようになる。子どもたちがやってみようという気持ちを引き出せるような環境作りをする。…

5歳ひまわり組2019年度10月のまとめ

健康

気温が下がり、咳や鼻水などの風邪の症状の見られる子がいるが、大きく体調を崩すことはない。雨天が続いたが、室内で運動会の活動を行うなどして体を動かす。ソーラン節を踊ったり、リレーあそびをしたり、さまざまな運動遊びに意欲的になる。きのこをちぎる調理体験では、調理前のきのこの香りが強いことに気付く。給食でカレーになって出てくるとうれしそうに食べる姿がある。今後も調理体験の機会を持ちながら、食材に興味が持てるようしていく。

人間関係

運動会の活動の中で年下児と関わる場面が多くあり、自然とかがんで話しかけたり、何がしたいのかを考え、聞いてみたりする姿がある。廃材遊びでは、友達と作りたい物を共有し、作ってみながら互いに提案を出すなど話し合う様子が見られる。自分の思いが受け入れられない経験もしながら、友達と協力して作品が出来上がる喜びを感じる様子がある。嬉しさに共感しながら、必要な際は間に入ったり、一対一で気持ちを聞いたりして見守っていく。

環境

運動会で使用した万国旗や鈴割の中身の制作物を部屋に飾ることで、運動会の思い出を振り返る様子がある。遠足で水族館へ行くことがわかり、楽しみな様子からイルカの絵を作ることになる。好きな色の折り紙をちぎり、みんなでひとつのモザイク画にしていく。その絵を飾ったり、水族館の地図を貼ったりして当日を楽しみにしている。

言語

運動会が近づいた頃に、それぞれ自分の気持ちを友達や保育者に伝えることが多くなる。「緊張する」「楽しみ」など、相手と話して同じ気持ちだったり、違ったりすることに気付く。遠足では、水族館の生き物の名前が札に書かれていることに気づき、字を目で追って文字を読んだり、それを他者に伝えたりする。保育者や友達と一緒に水槽を見る中で、生き物の特徴を見つけて知らせあったり、面白さを言葉で表現して楽しんだりする。

表現

新しい歌と出会い、歌詞の意味に興味を持ち、みんなで声を出して歌うことを楽しんでいる。(「世界中の子どもたちが」「ハッピーチルドレン」)楽器遊びでは、複数の楽器を出し、自由に音を出して遊ぶ。徐々にどのようにしたら音が良く聞こえるかを考え、鳴らし方を工夫する姿もある。リズム遊びを増やしていき、みんなで一つの曲を演奏し、楽器の音の重なりを楽しめるようにしていく。…

5歳ひまわり組2019年度9月のまとめ

健康

喉の痛みや急な発熱などの症状が見られる子が多く、家庭と子どもの様子を伝え合う。健康に過ごすために手洗い・うがいを丁寧に行うように声掛けをして、自分の体にも興味が持てるように絵本などを通して話をしていく。

人間関係

運動会に向けて、友達と協力して活動することで共感したり達成感を感じたりする。友達との関わりが深まり、小集団で過ごすことも増え、遊びにも工夫が見られる。自分の気持ちを態度や言葉で伝える中で、相手の気持ちに気付かずに行動する姿がある。一人一人の子どもの主張や気持ちを十分に受けとめ、お互いの気持ちを伝わるようにしたり、納得して気持ちの立て直しが出来るようにしたりして援助する。

環境

秋の自然の中でトンボやバッタ、カマキリなどを見つけて、発見を喜びながら図鑑で調べたり、友達に知らせたりして楽しむ。今後は調べたことをみんなの前で発表する機会を作り、興味を深めていく。今までは砂時計を使って時間を決めて歯磨きをしていたが、壁掛け時計を使って時計の針を自分で読み取り歯磨きをする子がいる。その子の姿を見て時計に対する興味が広がり、活動の合間に時計を見て自分たちで行動することが増える。自分で考えて行動する姿を認めて、活動をわかりやすく伝えていくようにする。

言語

子どもたちの方から絵本や紙芝居の読み聞かせを求めることが多くなり、毎日決まった時間に読み聞かせの時間を作る。読み聞かせが終わると自分の思いを保育者や友達に伝える。子どもの想像力や表現力を大切にして、表現の幅を広げていく。また、言葉の美しさや豊かさにも繋げていく。

表現

運動会で曲のイメージに合わせて元気良く踊ったり(ソーラン節)、みんなで協力して一つの形を表現したり(パラバルーン)する。その形の美しさを感じ、活動を楽しむ。ぶどうを使って絞り染めをすることで、ものの変化や面白さを味わう。完成品への期待を持ちながら、一つ一つの工程を楽しんでいく。日常生活の中で、身近なものを使っていろいろな体験をすることで、自分でもやってみたいという気持ちが育めるようにする。…

5歳ひまわり組2019年度8月のまとめ

健康

天気の移り変わりが激しく、熱や嘔吐、下痢の症状が出て欠席する子がいる。病み上がりの子には給食の量を調節して提供する。各家庭と子どもの状態を伝え合い、様子を見ていく。また子どもたちには、感染を防ぐため、手洗いうがい消毒を呼びかける。天気の良い日はプールに入る。バタ足水合戦をしたり、水に顔をつけられる子は、潜って泳いだり、ビート板を押して泳いだりする。プール遊びを喜ぶ子が多く、ダイナミックに遊ぶ。またプールに入れない日は、シャワーを浴びて汗を流し、肌を清潔に保つ心地良さを感じる。

人間関係

欠席が多い日は異年齢で活動する。普段と流れや場所が変わると戸惑いも見られたが、保育者に確認しながら自分の支度を済ませたり、3・4歳児の支度を気にしたりする。運動会活動で異年齢グループを作ると同じグループのメンバーを覚えて、年下児の名前を呼び、活動を共にする。廃材遊びの場面では、作りながら友達の意見を聞き入れたり、意見を伝えたりする姿がある。譲れない意志もそれぞれに見られ、話し合いながら解決しようとする子、そのままその場を離れる子がいる。時には間に入って気持ちを言葉にして受けとめたり、新しい提案をしたりするなどして、一人一人が自分の気持ちを大切にできるように見守る。

環境

カブトムシを用意してクラスで飼育する。名前を付けたり、餌を交代であげたり、土を作ったりする。興味をもち、様子を観察するが、暑さのため一匹が死んでしまう。悲しそうな表情をする子や、死について理解しようとする子など、それぞれに受けとめようとする。雨の日が多い夏だったが、そのため夕方に虹が見られたりする。みんなでテラスに出て虹を観察して、大きさに感動したり、色を楽しんだりする姿がある。

言語

長期間休んでいた子に対して、その子の休みの間のクラスの活動について話す時間を持つと、子どもたちから説明しようとする。質問されると言葉を足して詳しく話そうとする。廃材遊びの際に、何を作るかたずねると、仲の良い友達同士で相談しながら決めようとする子がいる。また作りながら、アイデアを出し合ったり、アドバイスをしたりする姿がある。

表現

廃材を用意すると、箱を組み合わせたり、発泡スチロールを壊したりして楽しむ。徐々に作りたい物のイメージを持ち、廃材を使って形にしようとする。スポンジの形を生かしてマシュマロに見立てお菓子入れを作ったり、ダンボールからパズルを作ろうとしたりする。また、運動会の活動で万国旗に自画像を描く。自分の顔を鏡で見ながら、旗に絵の具を使って表現する。自分の顔を改めてみて他の子と比べて違いに気付いたりする。…

5歳ひまわり組2019年度7月のまとめ

健康

湿度や外気温が急に高くなり、疲れを見せたり体調を崩したりする子がいる。活動と休息のバランスを取りながら、一人一人のペースで過ごしていく。大きくなることを意識して、野菜なども食べてみようという気持ちが見られる。食べ物の栄養についての話をしながら、食事への関心を深めていく。

人間関係

2,3人の少人数の集団で、ごっこ遊びを楽しむ。遊びに集中すると、お互いに自分の気持ちを主張してトラブルになることが増える。子どもたちの様子を見ながら、相手の気持ちを考えるきっかけ作りをし、自分達で解決していけるように見守る。

環境

夏の昆虫を見つけて、世話をすることを楽しみにする。昆虫の生死を経験し、みんなで自然について考える機会を作り、命の尊さを感じられるようにする。今までは泥遊びにあまり参加しなかった子も砂の形や感触の変化を体全体で感じながら遊び始める。一人一人が興味を示す瞬間が違うので、子どもの発見をきっかけに遊びの幅を広げていく。水遊びでは、プールの水の冷たさや心地よさを感じながら、玩具やお風呂マット、ビート板を使って工夫しながら大胆に遊ぶ。安全面や衛生管理に十分注意していく。

言語

自分の経験したことや体験したことを細かく言葉にして相手に伝え、共感されたり同意されたりすることを喜ぶ。絵本を開いて活字を目で追いながら読んだり、手紙を書いたりして文字への興味が広がる。子どもたちの興味に合わせて援助していくことで、文字などで伝える楽しさを味わう。

表現

張子で提灯作りをする。はじめに提灯を見せると最後に書く提灯の模様をどうするのか話始める。障子紙を数回重ねて張るのにあきてしまう子もいたが丁寧に仕上げる子もいる。完成すると、「これ、ぼくの!わたしの!」と嬉しそうにする。廃材を使って表現するのにも幅が広がり、ゲームを作ることもある。子どものやってみたいことを形にしていけるような声掛けや材料を用意していく。リズム遊びでは、曲に合わせて体を動かすことにも慣れてきて、動きがスムーズになる。体を動かすことを楽しめるように、保育者も一緒に参加していく。…

5歳ひまわり組2019年度6月のまとめ

6月10日(月)雨 五十嵐

育てている枝豆が実をつけたので、プランターを部屋に運び、自由画帳とクレヨンを用意して写生をする。枝豆のそのままの姿を観察しながら描く子、想像をめぐらせて描く子など一人一人が描きたいように描く。写生している間も保育者や友達に枝豆の生長を伝え楽しむ姿が見られた。その後「じゃんけん列車」をする。ゲームでは「勝ちたい」という気持ちが強く表れるがすぐに気持ちを切り替えている。

遊びや生活の中で自分の気持ちを相手に強く言ったり相手がいつもと違うことをしたりするとそのことを指摘することが多くなる。相手にも気持ちがあることに気付き、どう思うかを考えながら他児と関わりを持てるようにする。

 

6月12日(水)晴れ 五十嵐

地域の方の畑を借りてじゃがいも堀りの体験をさせてもらう。全体で挨拶をし、じゃがいもの種類のことや花や芽に毒があることを教わったあと、早速じゃがいも掘りを始める。始めはなかなか土の中のじゃがいもを見つけることが出来ず、「どうやってやるの?」と質問する子もいたが、じゃがいもを見つけると嬉しそうに伝え合い、積極的に掘り進める。じゃがいもの大きさを比べてみたり、土の中にいる虫に興味を示したりしながら、収穫することを楽しむ。

じゃがいもが土の中から顔を出すと歓声が上がり、積極的に掘り進める姿がみられる。発見したことを保育者や友達に伝えながら楽しんでいるので言葉で表現しようとしている時は丁寧に関わり、もっと話をしてみようという気持ちを育んでいく。

 

6月14日(金)晴れ 小野

室内で「時の記念日」にあわせて制作した時計を使って時刻合わせをして遊んでいると、非難訓練の放送が入る。自然と耳を傾けて、内容を理解しようとする。保育者の指示に従い落ち着いて、部屋の中央に集まり、ヘルメットをかぶったり、非難靴を履いたりする。慌てることなく園庭へ避難する。その後消火器の訓練を見たり、起震車乗って地震の体験をしたりする。はじめは、緊張を見せる子もいたが、友達の表情を見て和らぐ子もいる。

起震車では、友達と楽しく体験する様子が見られる。事前に起震車に乗る目的を理解できていたら、もう少し幅広く感じられるものがあったかもしれない。また、ヘルメットや避難靴の点検、室内で危険な箇所が無いか改めて確認していきたい。

 

6月19日(水)晴れ 小野

歯科健診を受ける。慣れない健診に緊張を見せ、涙を流す子もいる。終わった後、他クラスと年長の部屋で遊び(ダンス、歌、紙芝居)過ごす。衛生士による大型紙芝居で虫歯予防の話を聞く。終了後テーブルへ移動し、赤染め体験をする。話を聞きながら落ち着いて行う。歯が赤く染まる様子に驚く子もいるが、友達としている様子を見合いながら、その後の赤く染まったところをメモしたり、歯を磨いたりする作業をしていく。鏡を覗きながら熱心に歯ブラシで磨く姿がある。

今後の歯磨きの際に、今日の赤染め体験を思い出して、丁寧な歯磨きに取り組めるよう声をかけていきたい。

 …