5歳ひまわり組2020年度6月の保育日誌
6月2日(木) 晴れ 萩原
跳び箱に取り組んでみる。初めのうちはよじ登ろうとしたり勢いで上がって跳び下りたりする事を楽しむ児が多いが、一人が開脚飛びをしたことをきっかけに皆同じように跳んでみようとする。今日はロイター板なしでの取り組みだった為、踏み切りの力が足りず跳び箱の手前に手をついてしまう児が多かったが、少しずつ勢いの調整の仕方や段階に応じた身体の動かし方が分かり補助すると跳べる児が増えた。身体の大きさに対して跳び箱の高さが丁度良くロイター坂がなくても跳べたが、小柄な児には補助が必要。身長や勢いのある児ではロイター坂があると跳びすぎる可能性もあるので、用具をしっかり揃え安全に十分配慮してから継続して取り組んでいく。
6月11日(木) 曇り 萩原
昨日の歯科検診をうけ、加藤看護師による「歯の話」を聞く。紙芝居形式で話が進んでいくと、「虫歯予防の為に必要なこと=歯磨き」は自信を持って「知っている」と答えているが、隅々まで意識して磨けているかを確認すると自信の無さそうな表情を見せる。また、子どもの歯は20本だということを知ると、舌で確認しながら数えてみる児もいる。歯の健康=身体の健康で「よく食べて、よく寝てよく遊ぶ」ことが大切だと改めて認識する。その後、身体測定をしたり、身体の仕組みパズルをしたりすることを通して身体についても考える。食後に歯磨きはするものの、遊びや友だちの様子が気になり、歯磨きが雑になりがちなので、看護師から改めて話を聞くことができてよい機会になったと思う。また、今月は内科健診もあり、併せて話ができたので身体全体について関心を持つことができた。今日それぞれが考えたことが習慣として身につくよう援助していく。
6月19日(金) 雨 萩原
スクラッチ、輪飾り、紙風船を七夕飾りとして制作する。スクラッチでは、初めての経験で楽しみにしていた児も多く、流れを友達同士で教え合いながら描いていく。初めのうちは適当に削っているものの、黒い画面の中からカラフルな色が表われでるのを見てイメージが湧き模様や絵を描き始める。輪飾りでは、小さいサイズの紙を準備する。紙に合わせたのりの量を調節しながら数を意識しつつ繋げている。紙風船では2コを作ることで、自分で手順を思い返し、考えながら作ることができる。七夕についての話は知っていて、「今日みたいに雨だと織姫と彦星が会えないね」「天の川は星なんだよね」と話している。七夕→星へとイメージを繋いでいる児が多い。制作に使う材料も星をイメージできるようなものを準備すると意欲が高まるように感じる。子どもたちのイメージを引き出し、さらに広げていけるような援助をしていく。
6月22日(月) 雨 萩原
昨年度から飼育していたカブトムシの幼虫がサナギになるところを見ることができた子どもたち。蛹室で成虫に変わっていく姿を見ることができ、成長をとても楽しみにしていた。先週から1~2匹が土の上に出てきていたので皆で相談して飼育ケースから出してみることにする。全てが成虫になっているのか心配な表情を見せる児もいたが、土の中から1匹ずつ出していき、全ての幼虫がかえったことが分かると喜んでいる。触れてみたり手の上に乗せてじっくり観察したりして、興味、関心を膨らませている。成虫になったことに喜びつつもどう触れて良いのか戸惑ったり、怖がったりする児もいたが、卵から幼虫、サナギ、成虫と変化していく様子を間近で見たり継続して世話をできたことは良かったと思う。コガネムシは3匹が成虫になっていたものの1匹は死んでいることに気付く。カブトムシに対する喜びの方が大きくコガネムシの死に対して思いがあったのは2名だけだった。カブトムシも飼育していく中で様々な場面に遭遇することになると思う。小さな生き物も自分達と同じ生命があるものと考えられるよう援助をしていく。…