5歳ひまわり組保育日誌バックナンバー

5歳ひまわり組2020年度6月の保育日誌

6月2日(木) 晴れ 萩原

跳び箱に取り組んでみる。初めのうちはよじ登ろうとしたり勢いで上がって跳び下りたりする事を楽しむ児が多いが、一人が開脚飛びをしたことをきっかけに皆同じように跳んでみようとする。今日はロイター板なしでの取り組みだった為、踏み切りの力が足りず跳び箱の手前に手をついてしまう児が多かったが、少しずつ勢いの調整の仕方や段階に応じた身体の動かし方が分かり補助すると跳べる児が増えた。身体の大きさに対して跳び箱の高さが丁度良くロイター坂がなくても跳べたが、小柄な児には補助が必要。身長や勢いのある児ではロイター坂があると跳びすぎる可能性もあるので、用具をしっかり揃え安全に十分配慮してから継続して取り組んでいく。

 

6月11日(木) 曇り 萩原

昨日の歯科検診をうけ、加藤看護師による「歯の話」を聞く。紙芝居形式で話が進んでいくと、「虫歯予防の為に必要なこと=歯磨き」は自信を持って「知っている」と答えているが、隅々まで意識して磨けているかを確認すると自信の無さそうな表情を見せる。また、子どもの歯は20本だということを知ると、舌で確認しながら数えてみる児もいる。歯の健康=身体の健康で「よく食べて、よく寝てよく遊ぶ」ことが大切だと改めて認識する。その後、身体測定をしたり、身体の仕組みパズルをしたりすることを通して身体についても考える。食後に歯磨きはするものの、遊びや友だちの様子が気になり、歯磨きが雑になりがちなので、看護師から改めて話を聞くことができてよい機会になったと思う。また、今月は内科健診もあり、併せて話ができたので身体全体について関心を持つことができた。今日それぞれが考えたことが習慣として身につくよう援助していく。

 

6月19日(金) 雨 萩原

スクラッチ、輪飾り、紙風船を七夕飾りとして制作する。スクラッチでは、初めての経験で楽しみにしていた児も多く、流れを友達同士で教え合いながら描いていく。初めのうちは適当に削っているものの、黒い画面の中からカラフルな色が表われでるのを見てイメージが湧き模様や絵を描き始める。輪飾りでは、小さいサイズの紙を準備する。紙に合わせたのりの量を調節しながら数を意識しつつ繋げている。紙風船では2コを作ることで、自分で手順を思い返し、考えながら作ることができる。七夕についての話は知っていて、「今日みたいに雨だと織姫と彦星が会えないね」「天の川は星なんだよね」と話している。七夕→星へとイメージを繋いでいる児が多い。制作に使う材料も星をイメージできるようなものを準備すると意欲が高まるように感じる。子どもたちのイメージを引き出し、さらに広げていけるような援助をしていく。

 

6月22日(月) 雨 萩原

昨年度から飼育していたカブトムシの幼虫がサナギになるところを見ることができた子どもたち。蛹室で成虫に変わっていく姿を見ることができ、成長をとても楽しみにしていた。先週から1~2匹が土の上に出てきていたので皆で相談して飼育ケースから出してみることにする。全てが成虫になっているのか心配な表情を見せる児もいたが、土の中から1匹ずつ出していき、全ての幼虫がかえったことが分かると喜んでいる。触れてみたり手の上に乗せてじっくり観察したりして、興味、関心を膨らませている。成虫になったことに喜びつつもどう触れて良いのか戸惑ったり、怖がったりする児もいたが、卵から幼虫、サナギ、成虫と変化していく様子を間近で見たり継続して世話をできたことは良かったと思う。コガネムシは3匹が成虫になっていたものの1匹は死んでいることに気付く。カブトムシに対する喜びの方が大きくコガネムシの死に対して思いがあったのは2名だけだった。カブトムシも飼育していく中で様々な場面に遭遇することになると思う。小さな生き物も自分達と同じ生命があるものと考えられるよう援助をしていく。…

5歳ひまわり組2020年度5月の保育日誌

5月7日(木) 晴れ 萩原

昨年度3歳児が育てたとうもろこし(爆裂種)を見て、形がとうもろこしだと分かるが、触れてみて違いに気付く。子どもたちに夏に食べるとうもろこしとは違うことやポップコーンになる種だと知らせると納得する。個人の容器の中に湿らせた脱脂綿を入れ、その上に自分でもいだ種を入れる。手元でじっくり観察し、細かな特徴に気付き、保育者に知らせている。販売されている種の方が発芽率は高いと思うが、昨年の収穫から今年度の活動に繋げ、生命の繋がりが感じられるようにしたい。乾燥した種は固く、もぐのに苦戦する姿もあったがその分気付きも多かったと思う。子どもたちが期待するポップコーンパーティーまで繋げられるよう、大切に育てていく。

 

5月11日(月) 晴れ 中村

以前読んだ絵本に出てくるお化けを作りたいと話がある。粘土や段ボール等の名前があがるが教材室へ見に行き、目にした紙コップや空き箱などから想像を膨らませる児もいる。絵本の裏表紙のお化けを再現したりお揃いの懐中電灯を作ったりして喜ぶ児もおり、それぞれが必要な物を考え保育者に提案し思いを形にしていく。最初は形にするのが難しく絵本を眺めている児も多かったが他児が提案した素材を見て「こことおなじかたちだね」「いろをぬったらできるかも」と会話が弾み「○○つかいたい」と教材室へ探しに行く児が増えた。難しい穴あけは保育者が行ったが殆ど自力で作り上げ、1つ完成するともっと作りたいと次に作るお化けを本で探す。気持ちを途切れさせえることなく素材遊びの時間を作っていく。

 

5月21日(木) 晴れ 萩原

4,5歳児で一緒に過ごす。室内で忍者体操をしてから手裏剣形のスターオセロをする。1回戦は4歳児vs5歳児、2回戦は4,5歳児混合でチームを作る。チームが変わることで「どちらの色にするべきか」が分からなくなる子もいるが、勢いのあるゲームを楽しんでいる。4,5歳児とも少人数の登園だったので共通ルールが理解しやすく結果の分かりやすいゲームにする。手裏剣マークのオセロだったため、忍者体操で導入することでゲームへのイメージもしやすかった。子どもたちの意見で初めは4歳児vs5歳児とするものの、差が大きくなったことで混合チームにする案が出され自分達で声を掛け合ってチーム分けすることができた。また、結果数を確かめる際にはオセロを積んだり並べたりして様々な比較をする。楽しみながら数や数字に興味が持てるよう活動を考える。

 

5月26日(火) 晴れ 萩原

畑のサツマイモとトウモロコシの水やりをする。種から発芽させたトウモロコシが大きく生長していることに気付き喜んでいる。トウモロコシがどの位の高さまで生長するのか予想してみると皆30~40cmを両手で示す。中には「163」と具体的な数字を言う子もいるが、何の数字かは分からない様子。自分達が高さ(身長)を測る時を思い出すよう促すと身長計が浮かぶ。部屋で身長計を見ると70㎝以下が測れない(メモリがない)ことに気付く。段ボールで作れば良いという声があがり、作る準備を始め定規を出すと「これで計測できる」と気付く。15㎝、30㎝の定規やメジャーを使って測ってみる。正確な数字を言う子もいれば、「23と24の間」と表現する子もいる。様々な物を測る中で気付きも沢山生まれている。明日は実際にトウモロコシの高さを測ってみたい。また、栽培物への興味、関心にもつなげられるよう工夫していく。

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5歳ひまわり組2020年度4月の保育日誌

4月1日(水) 雨 萩原

本日よりひまわり組のスタートとなる。担任や新しい環境に戸惑いや、緊張する様子はなく「今日からひまわり組だよ」「年長って言うんだよ」と年長であることを意識し気持ちを新たにする姿がみられる。一人ずつ「好きな遊び」「ひまわり組でやってみたいこと」「頑張りたいこと」をインタビューすると多くの児が「小さい子の世話を頑張りたい」と話す。発表では「年下の存在」を意識する声が多く聞かれたので、遊びの中で穏やかに関わることができるよう仲立ちしていく。室内ではいくつかの集団に分かれて遊ぶ。保育者も遊びに参加し、それぞれの遊びの好みや他児との関りを把握していく。

 

4月10日(月) 曇り 萩原

当番表の制作をする。前回の制作の時には関心の薄かった児も今日は「当番をしたいから僕も作る」と積極的に参加する。前回他児が作るのを見ていたようで道具や材料の選択もスムーズで、声を掛け合ったり友達の作品を褒めたりしながら進めていく。顔のパーツも自分が気に入った形になるよう下描きして切ったり目の中に光(目の丸)を入れたりして細かく表現している児が多い。前回の様子を見ていたので、大まかな制作の流れや道具の使い方も把握できており安心して、また楽しんで取り組めているように感じた。保育者の言葉の説明や見本では工程が分かりにくい児も他児が取り組む様子を見て理解し、そこから意欲を高めることも考えられるので制作遊びの苦手な児には特にその点を配慮していく。

 

4月15日(水) 晴れ 萩原

3歳児と一緒に洋光台北公園へ散歩に出かける。途中で桜や梅の木に実が付いていることに気付く。梅はすぐ「梅干しになる実だ」と分かるが桜は「何がなるのだろう」と緑色の実を見て想像し、友達と話し合っている。公園では3歳児と一緒にリレーごっこやだるまさんがころんだをして楽しんでいる。帰り際には広場の隅につむじ風がおきていることに気付き暫く観察する。3歳児と一緒の歩行でペースを合わせるのに気遣う場面がある。歩きながら周りの自然に目を向け興味を持った事について考え保育者や友達と疑問を共有しようとする。保育者はその場で答えず調べることを提案する。つむじ風の渦を巻く様子を不思議に感じたり地球儀に関心のある子もいたりするので天候や地球など興味をさらに広げていけるよう工夫していく。

 

4月21日(火) 晴れ 萩原

園庭でそれぞれ好きな遊びを見つけて友達と話し合って遊ぶ。カラーコーンを色別に並べて輪投げ屋さんごっこをしたり、砂遊びや虫探し、乗り物ごっこをしたりといくつかの集団に分かれている。遊びによっては1つ2つの物が1つにまとまって展開していく。木の根の虫探しで、木の変化(幹に苔が付いて緑色になっている)に気付き保育者に確認する。園舎にこいのぼりが飾られているのを喜び「こいのぼり」を歌う児もいる。登園人数が少なく4,5歳児で生活を共にすることが増えたためか自然に関わり、遊びが広がっている。乳児と園庭の使用時間を調整しながら、ドッジボールのようなルールのある集団遊びを積極的に取り入れていきたい。

 

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5歳ひまわり組2019年度3月の保育日誌

3月6日(金)晴れ 小野

園庭で遊ぶ。園庭では、鉄棒など出来るようになったことが増えているが、掴み方が甘かったりするので、注意を呼び掛けながら必ず傍について見守る。室内に入り、当日同様に設定された会場で卒園を祝う会の流れを通す。証書授与後「大きくなったら…になりたい」を大きな声で堂々と話す姿がある。また、将来の夢がなかなか決められずにいる子がいる。ゆっくり話を聞いて解消できるようにしていく。歌や言葉では緊張が見られた。自信がもてるように空いた時間で繰り返し行えるようにする。

 

3月9日(月)曇り 五十嵐

小学校を見に行くことを伝えると、第一小学校ではない小学校へ行く子も目を輝かせる。第一小学校へ行く子は道順を教えたり、小学校の中までは入れなかったが「ここが~だよ!」と他の子に教えたりする姿が見られる。就学まであと1か月を切り、楽しみにしながら友達と小学校生活について話す場面が見られる。小学校見学へ行くことで、期待感が増す姿が見られる。就学へのそれぞれの気持ちを受け止めながら、一日一日の活動を楽しみ、就学への期待を持って過ごしていけるようにする。

 

3月18日(水)晴れ 五十嵐

卒園に向けてのスケジュールを話し、片付けをすることを伝える。片付ける場所を1から4まで順番に伝えることで自ら行動しようとする姿が見られる。カゴを拭くのにも中だけではなく底や側面も丁寧に拭く。わからないことがあると保育者に聞きに来て解決する。疑問があるとすぐに保育者に聞きにくる子、他児の様子を見て行動する子、自分で考えられる子など、それぞれの方法で解決しようとする姿がある。就学に向けて、一人一人に合わせた対応をして、困ったことを自分で解決できるようにしていく。

 

3月31日(火)くもり 小野

子どもたちと相談して、「ひまわり組になって初めて行った公園に行こう」という話しになり、ヨーカドー裏の公園と西公園に行く。交通ルールを確認しながら歩く。公園でも約束を確認してから遊ぶ。「こんなことして遊んだね」と話しながら、桜の前で写真を撮ったり遊具を使って遊んだり、自分たちで考えたルールで遊んだりする。最後に保育園に戻ってドッチボールをする。保育園を出るまでたっぷり一人一人と関わることで、安心して就学を迎えられるようにする。…

5歳ひまわり組2019年度の2月の保育日誌

2月4日(火)晴れ 小野

郵便局から届いた「お手紙キット」を使い、郵便ごっこをする。初めに手紙にちなんだ紙芝居をみんなで見て、実際に宛名を書いたり切手を貼ったりして遊ぶ。自分で文章を考え、わからない字があると、自分で「あいうえお表」を確認しながら書く。また、保育者の手本を見ながら、手紙を送る相手のことを考えて書こうとする姿もみられる。郵便ごっこを通して、自然に文字に触れたり、相手の気持ちを考えて行動することの嬉しさを味わったりしていけるようにする。

2月14日(金)曇り 五十嵐

幼児3クラスで、港南台北公園へ遠足に行く。遠足に行くことを指折り数えて楽しみにし、当日を迎える。弁当や水筒の入ったリュックを重たそうにしながらも、張り切って歩く。公園では、「もうじゅう狩り」「ジャンケン列車」や異年齢児グループで「リレー」「宝探し」などのゲームをする。なじみのあるゲームだったので、子どもたちでルールを確認しながらゲームを楽しむ。異年齢児との関わりでは、相手のペースに合わせて歩いたり腰をかがめたりして話しかけている。自然に優しく接する姿がみられるので、その気持ちを大切にしていく。

2月20日(木)晴れ 小野

「卒園を祝う会」に向けた活動を行う。みんなで考えた「おくることば」を、声を合わせて言ったり、歌を歌ったりする。「おくることば」に関しては、不安そうにする子もいるので、保育室内に「おくることば」を掲示していつでも見られるようにする。歌の歌詞を覚えられてきたので、手話での表現を今後は繰り返し行う。その後、「卒園を祝う会」の全体の流れを話し、当日までの今後の予定を話す。人前に立つことに緊張すると話す子もいるが、本番と同じようにステージを作り、子どもたちと相談しながら、会を進めていくことで、安心て参加していけるようにする。

2月26日(水)雨 五十嵐

2月の誕生会に参加する。クラスに二人の誕生児がいたことで、いつもより張り切って参加する。誕生児に質問するコーナーになると、手を挙げる子が多い。実際に質問する時は、恥ずかしそうにうつむいたり小さな声になったりするが、立ち上がり最後まで質問することができる。また、誕生児に答えてもらったことで笑顔をみせる。人前に立つ経験を重ねることで、以前よりしっかりと発表することができている。今後も、このような機会を作り、自信を持ち活動していくようにする。

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5歳ひまわり組2019年度の1月の保育日誌

1月9日(木)晴れ 小野

幼児3クラスで,四ッ切公園に散歩に行く。年少児と手をつないで歩き、段差や坂道では、相手を気遣う様子が見られる。公園では大きな遊具で遊ぶ子が多く、縄を伝って上がったりボルダリングの所を登ったり雲梯に挑戦したりして体を動かす。公園では、危険がないよう傍で見守りながら、難しい遊具に挑戦する際は「自分の力でできるところまで」と声をかけながら簡単な援助を行う。今後も、異年齢児での活動を取り入れ相手の気持ちを考えながら遊びを進めていけるようにする。

 

1月15日(水)曇り 五十嵐

子ども新年会に参加する。第一部では、お正月についての話を聞き、第二部では、お正月遊び(コマ・カルタ・福笑い等)を楽しむ。司会の保育者の質問に答える姿が見られる。

獅子舞の登場にびっくりする子もいるが、笑顔で楽しむ子もいる。お正月遊びでは、自分で気に入った遊びのコーナーに行き、じっくり遊ぶ。今まで羽根つきやコマ回しをして遊んでいたが、けん玉や変わりゴマを見つけて試して遊ぶ姿が見られる。自分で目標を決めて楽しむ。しばらくは、今日使用した玩具を部屋に置き、自由に手にして遊べるようにする。その後の看護師による手洗い指導では、話を聞き終わると手洗いの仕方が書いてある表を見ながら洗い方を確認し取り組む。今後、手洗いだけでなく食事などでも風邪の予防につながることを伝え、意識していけるようにする。

 

1月23日(木)雨  五十嵐

鬼のお面を制作する。先週から鬼を折り紙で折ったり豆入れを作ったりして、節分に向けて準備する。そのため自分なりに作ってみたい鬼のイメージができてすぐに描き始める。ハサミを使用したので、4,5人のグループで取り組む。保育者から作り方を聞くと、自ら進んで取り組む子が多い。その後、イス取りゲームやじゃんけんゲームで遊ぶ。事前にみんなでゲームルールを確認することで、スムーズに遊びを進める。ゲームを決める時には意見が分かれたが、「それじゃあ、全部やってみようよ!」と問題を解決しようとする姿が見られる。子どもたち同士で相談し活動を進めていく楽しさを味わえるようにしていく。

 

1月29日(水)晴れ 小野

港南台第三小学校の体育館へ行き、港南台地区のなかよし交流会に参加する。就学に向けて保育園でも上履きを履き始めたので嬉しそうに上履きを履く。就学別グループに分かれ、自己紹介やゲームを行う。自分と同じ小学校へ行く子がわかり自然と笑顔になる。繰り返し参加してきた交流なので、リラックスして参加する。来週は、別の小学校へ見学に行く交流があるので、今日の交流を振り返って期待がもてるようにしていく。

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5歳ひまわり組2019年度12月の保育日誌

12月6日(金)曇り 小野

洋光台地区の保育園との交流会(6園交流)に参加する。交流会の内容と持ち物を確認してから出発する。道中、交通ルールについての話をして安全に気を付けながら歩く。他園と合流し緊張する子もいたが、保育者の話をよく聞いて行動する姿がみられる。自己紹介では、他園の園児に触発されて大きな声で名前を言おうとする。「なべなべそこぬけ」ゲームでは、全員で協力して楽しむ。今回の交流会から、就学先の小学校別のグループでの活動だったので、グループの友だちを「小学校で会える友だち」と意識して参加する子もいる。一人一人の期待感や不安感に寄り添いながら、今後も参加していく。

 

12月9日(月)晴れ 五十嵐

さつま芋のツルを使って作ったリースに、どんぐり、まつぼっくりや布などをボンドで張り付け装飾する。一台のテーブルにかごに入った装飾品を並べておくと、自分たちでイメージをしながら選ぶ。一人一人取り組む姿勢は異なるが、出来上がった作品を友達と見せ合い、楽しそうに制作をする。どうしてもうまくできないことは保育者に助けを求めるが、ほとんどの工程を自分たちで進めていく。子どもたちの興味に合わせて活動を進めていくことで集中し、楽しみながら取り組んでいけるようにする。

 

12月13日(金)晴れ 五十嵐

おたのしみ会で行う3歳児、4歳児の劇を鑑賞する。様々なキャラクターが出てくるたびに「かわいい」「次は、~が出てくるんだよね!」と友達と話す姿がみられる。言葉の掛け合いの場面では、一緒になり大きな声を出して楽しむ。その後、「オズの魔法使い」の劇をする。最初のナレーターの子が元気よくセリフを言うと、みんなが大きな声で楽しみながならセリフを言う。台詞や出番を忘れてしまう子がいても、そっと教えてあげたり手伝ってあげたりして、一体感が生まれている。この経験をこれからの活動に活かしていくとともに、明日のおたのしみ会をみんなで楽しんでいけるような環境作りをしていく。

 

12月25日(水)曇り 小野

宮田公園に散歩に行く。久しぶりに訪れる公園で、子どもたちも道を思い出すようにして歩く。クリスマスということで、クリスマスの飾りを数えながら散歩を楽しむ。公園に着くとリレー、「だるまさんがころんだ」や「ひょうたん鬼」などをして遊ぶ。保育園から距離のある公園だったが、以前より時間もかからず安全に歩くことができる。今後も体を十分に動かして遊べる公園選びをしていく。

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5歳ひまわり組2019年度11月の保育日誌

11月6日(水)晴れ 五十嵐

夏から廃材を使っておみせやさんごっこの準備を進め、それぞれのお店を開店する。事前にカレンダーに、開店する日を書いておくと子どもたちはその日を楽しみにして準備を進める。「たくさんお客さんが来たら、どうしよう」「まだ、オープン出来ない」と心配する子もいたが、お客さんがたくさん来てくれる様子に笑顔が見られる。「ぜんぶ、なくなっちゃった(売り切れ)」と嬉しそうに話す。準備していなかったストローを「ありますか?」と聞かれ、廃材の中から見立てられるものをすぐに探して遊びに取り入れる。この体験からまた「こんなものも作ってみたい」や「こんなことをしてみたい」という気持ちを持てるような環境を作っていく。

 

11月12日(火)晴れ 五十嵐

西公園に散歩にいく。以前どんぐりを集めて楽しんでいたので、ビニール袋を用意し、みんなで集める。どんぐりの大きさや形に様々な種類があることに気付き、子どもたち同士伝え合う。坂を見つけて、どんぐりを転がせて競争を始める子もいる。林の中に入って遊んでいるうちに、周囲の自然を見つけて木登りをしたり見立て遊びをしたりして遊ぶ。芝生が雨で湿っていることや地面の中から木の実を見つけ、多くの発見も見られた。子どもたちの発見やつぶやきを見逃さず、好奇心を大切にて活動を楽しんでいけるようにする。

 

11月21日(木)晴れ 小野

園庭で自由遊びをする。子どもたちからドッチボールをしたいというリクエストがあり、2回戦行う。チームや外野の決め方も子どもたちが率先して行動する。トラブルになることもあるので近くで見守りながらも子どもたちが活動を進めていく姿を大切にしていく。その後、室内で楽器遊びをする。前日保育者がお楽しみ会で演奏する曲を披露したことで、イメージしながらピアノに合わせてリズムを打つ。気に入った楽器が出来て、選ぶ子もいる。楽器を変えて、数回ピアノに合わせ演奏する。音の重なる面白さに気付けるように他児の演奏を聞く場面を作っていく。

 

11月28日(木)雨 小野

中学生が一日職業体験に来る。中学生に興味を持ち、質問したり遊んだりして関わりを持つ。就学前健診に行った子が多く、「小学生の時、何して遊んだの?」などと質問し、小学校への関心が見られる。その後、自分たちが繰り返し取り組んでいる劇遊びを披露する。堂々と声を出したり身振りをしたりする子がいる。お楽しみ会に向けて、自信を持ち発表出来るように、皆の前で披露する機会を増やしていく。…

5歳ひまわり組2019年度10月の保育日誌

10月1日(火)晴れ 小野

運動会で行うパラバルーンやボール送りなどのゲームをする。動きに慣れてきている競技では、大きな声を出し張り切って参加し、笑顔が溢れる。ボール送りでは、ルールが変更になり戸惑う子もいた。保育者が見本を見せながらわかりやすいように説明をし、子どもたちの動きを見ながらルールの見直しを再度行う。運動会へ向けての活動が多くなり、たくさん体を動かしているので、水分補給や休憩をして体や心を休める時間を作っていく。

 

10月9日(水)晴れ 五十嵐

運動会が近づき、進んで活動に参加する子とそうではない子と反応が分かれてくる。観客がいることで顔つきが変わりソーラン節を踊り始める。運動会に向けた活動とそれ以外の活動のバランスを取りながら、運動会に期待を持ち取り組めるようにする。その後、秋に咲くひまわりの植え替えをする。種から育てたひまわりが、徐々に生長していく姿をみんなで喜びながら、プランターに植え替える。小さなポットから苗を出すと、根がたくさん張っていて、その様子に驚く。自分で植えたひまわりを確認しながら、水やりをする。興味を示しているので、生長の様子を確認しながら生長日誌をつけていく。

 

10月25日(金)雨 五十嵐

調理体験で、きのこ(エリンギ、しめじ)の房とりをする。きのこが苦手な子もそうではない子もきのこのにおいに気が付いて、顔を背けたり「おいしそうだね」と友達と話したりする。給食でカレーの具になり食べることがわかると、「おなか、すいちゃった」と給食を楽しみにする。毎日の給食のメニューも楽しみにしているので、体と栄養についての話を今後取り入れていく。その後の廃材遊びでは、お店屋さんごっこをする中で自分たちが必要なものを考えて制作する様子が見られる。援助が必要な時は、子どもの思いを受けとめたアドバイスを行い、活動を楽しめるようにしていく。

 

10月28日(月)晴れ 小野

保育室を囲うように色々な種類の楽器を並べ、自由に音を鳴らしてみる。一人一人の興味のある楽器に自由に触れると、ハンドベルに複数の音があることやウットブロックの左右の音の違いに気づく子もいる。自由に音を鳴らしながら、楽器それぞれの扱い方があることや音の混ざる美しさに気づけるような活動を取り入れていく。

 

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5歳ひまわり組2019年度9月の保育日誌

9月4日(水)曇り 小野

園庭に集合し、「プールじまい」に参加する。プールでのそれぞれの思い出を聞くと、手を挙げて話す姿がある。楽しかったプール遊びが終わることを、季節の移り変わりを含めて話をすると空を見たり風を感じたりとする子がいる。その後浮き輪を使ったリレーゲームでは、初めて行うゲームに戸惑いが見られた。ルールを変えて再度行うことで、楽しんで参加する。

 

9月10日(火)晴れ 五十嵐

暑い一日だったので、ホースでシャワーのように水をまくと、その場所に集まり水を浴び、心地良さそうな表情を見せる。水たまりを作ると、その上を飛び跳ねて、友達と笑い合う。年下児が砂山を作っていると、進んで手伝いをする。それぞれの楽しい遊びを見つけて遊び始めるが、遊び始めるまでのプロセスは一人一人違うのでゆったり見守っていく。

 

9月17日(火)晴れ 小野

おやつで食べていたぶどうの皮を集めて、染めもの遊びをする。以前おしろい花やあさがおの花を使って色水遊びをしたことを話しながら、作業工程を大きな紙に書いたものを見せる。実際に染めたものを見せると興味を示し、話を聞く。ガーゼを輪ゴムでとめて、模様を作る。コンロを用意し、ぶどうを煮出すと、強いにおいが出る。その匂いに、「ぶどうの匂いと違うね。何のにおいかな?」と話して、匂いを嗅ぐ子、鼻をそむける子がいる。ガーゼを鍋の中に入れ、交代で菜箸でかき混ぜ、染色する。色がつくと「すごい!」と言って、驚く。自分たちでつけた輪ゴムを外すと模様が出来ていて、再び歓声が響く。色や形の変化に驚きを感じながら、完成したものを見て子ども同士が「これは、○○がつくったものかな?」と話し合う。様々な経験を通して、一人一人の発見を大切にしていく。

 

9月24日(火)晴れ 五十嵐

運動会で披露する「ソーラン節」を踊ろうと誘うと、「ヤッター!」と言いながら、自然に列に並ぶ。「どっこいしょ!どっこいしょ!」や「ソーラン!ソーラン!」の掛け声も日に日に大きくなる。「リレー」では、勝ち負けを喜んでいたり落胆したりするが「次は負けないぞ!!」と気持ちを切り替えて、次の勝負を楽しみにする姿が見られる。運動会への期待も大きくなっているので、その気持ちを大切にしながら、活動を進めていく。また、運動会以外の活動とのバランスを考えて、子どもたちが満足して一日を過ごせるようにする。

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